姿勢と体質の関係性 | 体質ってなんだろう?長嶺一紀のブログ

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メディアでも健康や体質という言葉を聞くことが多くなりましたが、一方で情報が増え過ぎて、何を信じたらいいのかわからない方も多いと思います。
理学療法士の私が、専門家として健康、体質をテーマに情報を提供したいと思います



少し前の記事で、人の細胞に栄養素を送り込み、老廃物を排泄する血液、リンパ液、脳脊髄液の三つの体液の質が体質を左右していると書きました。




体液の質を決めるものは外部から吸収するもの(食物や空気、毒素など)、濾過する作用(内臓、脳)、体液の流れる通路(血管、リンパ管、筋、筋膜)が重要だと考えます。







では体液の質を良い状態にし、良好な体質を維持する為にはどの様な要素が必要でしょうか。







私は姿勢アライメントが非常に重要だと考えます。






私たちは日常の殆どを立位や座位、もしくは歩行などといった、重力に拮抗する様な運動様式を取ります。





もちろん立位や座位でも、細胞の状態を維持する為の体液の循環は必要不可欠です。






運動等を行えば、老廃物(二酸化炭素)が溜まる、排泄し、酸素をより摂取する必要が、ある為、要素によってはより体液の循環が活性化する必要があります。





身体の中を体液が適切に循環する為には、身体に入るものが必要な分だけ入り、体液の通路がしっかりと開いている必要があります。





例えば、猫背の姿勢だと、



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頸部が前方に偏移するため、体液の管が狭くなることで、頭部への体液の循環が阻害されます。



気道も狭窄される為、酸素摂取量も低下してしまいます。



肩が前方に行くことで肺の容積が減少し、酸素、二酸化炭素の調整機能も制限されるでしょう。






また横隔膜、腸腰筋といったインナーマッスルの機能制限が生じます。





これらの筋群は動静脈、リンパ管と関係性が高いため、制限により、体液の循環が阻害され、イネイトインテリジェンスの機能が低下します。





また、猫背により一部の筋肉に負荷が強くかかる為、姿勢を保つ為に筋肉は緊張した状態を保ちます。






筋肉は収縮ー伸長ー弛緩のサイクルで血流及びリンパ還流を流すため、持続的な収縮は体液の循環を阻害してしまいます。





この様に、姿勢の不良でも体質に重大な影響を与えることが考えられます。




次回は姿勢と内臓機能の関連を記載したいと思います。