第8話 「アンタークチサイト」
(´・ω・`) マジかよ・・・こんな展開
_( ) 全然想像してなかったわ
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×××度し難い ××不快 ×退屈/あまり好みではない ▽微妙/何かが足りない △まずまず楽しかった
▲なかなか楽しかった ○楽しかった ◎凄く楽しかった ◎◎大満足 ☆名作回 ☆☆傑作回 ☆☆☆神回
▲ 第1話 フォスフォフィライト
△ 第2話 ダイヤモンド
△ 第3話 メタモルフォス
◎◎ 第4話 「魂・肉・骨 」
▲ 第5話 「帰還」
△ 第6話 「初陣」
△ 第7話 「冬眠」
◎ 第8話 「アンタークチサイト」
③かわせない。現実は非常である
※注 以下ネタバレ含む
今回はフォスの代替の腕をで探すのんびりとしたエピソードになるのかなと思って視聴していたが、予想外の急展開に大きなショックを受けた。前回初登場したアンタークチサイトがいきなり退場するなんて思わなかったorz
先生にヒントを貰い宝石達が生まれた岸壁のもとへ来た二人。宝石達がこうして湧くように生まれ出てる様子は面白い。ここでフォスの腕に適した素材を探すが、適当なものが見つからない。そこらに転がってる金を腕につけてみたところ、フォスに馴染んだのか激しい反応を見せフォスを包み始める。
フォスの腕はどんな宝石がくっつくかなと予想していたが、まさか金とは思いつかなかった。金は重いためフォスの力では持ち上げるのも一苦労。フォスが覚醒した後に金の腕を振り回すシーンでは、その質量に身体が耐えられず、ひび割れていくシーンは妙にリアルで悲壮感があった。
まるで生きてるかのようにウネウネと形状を変化させる金の腕。材質が軟らかいという点をいかした特性で描かれている。そんな金が何故フォスのインクルージョンに適合したのだろうか。その直前の言葉がヒントになっているように思える。アンタは金や白金を見て使えないと切り捨てたが、フォスはそんな金らを不憫そうに「せっかく生まれたのにね」と労るような言葉を掛けていた。
生まれてからこの方、宝石達の中でも特に全く役に立たないとされていたフォスだからこそ、フォスの心のこもった言葉に金の中に宿るインクルージョンが共鳴したのだと思う。初めて労るような言葉を掛けられた金は、悲しかった辛かったといわんばかりにフォスに抱きついて泣いてるようにも見えた。
空が突然晴れると、待っていたといわんばかりのタイミングで現れる月人。腕を破損したアンタは先生の事を忘れたらどうするんだと激昂したが、アンタらしい逆鱗だなと妙に納得してしまった。
一度はアンタが退けたように見えたが、フォスを助けるのに油断したアンタの背後から第二陣が襲いかかる。月人の放った矢がアンタの首と銅を切り離しアンタを戦闘不能に追い込む。
そんな状態でもフォスが月人に見つからないように、黙っていろとジェスチャーする姿はとても印象的なシーンだった。普段は軽口で飄々としているフォスだが、再び自身の目の前で仲間の宝石が月人に捕らえられようとしている。フォスの脳裏にはきっとアメシストの恐怖がフラッシュバックしていたはずである。
あの一件でフォスは己の無力さを痛感し、その後何とかしたいとフォスなりに行動を起こしたが、あれからそう日も経っておらず、フォスが恐怖を克服できたかは怪しいところである。そして、金のインクルージョンも月人からフォスを守るように口を塞ぐ。
自分の腕なのに自分の思い通りに動かせない事に焦りを覚えるフォスだが、目の前で連れさられようとしているアンタを前に遂に感情を爆発させる。アンタの最後の言葉がむしろ逆方向にフォスを突き動かしたかのように思える。ここはフォスらしいトリガーだったように思う。
ようやく自分に理解を示してくれる宝石に出会った金だが、ついさっきまではフォスに悲しかったと泣きつようにも見えたし、そして月人を前に恐怖を感じ怯えているようにも見えた。しかし、月人からフォスを包み隠した金のインクルージョンも、フォスの感情の爆発に呼応するかのように遂にフォスの思い通りに戦闘へと協力し始めた。
フォスが動かしているのか、それともフォスに応えて動いていたのかどちらかは分からないが、いずれにせよフォスは戦うための新しい強力な武器を手に入れたことになる。
アンタが連れ去られるのを阻止するべく戦い始めたフォスの戦闘の様子はなかなか凄かった。一歩進むたびにひび割れていくフォスの身体。そんな状況に関わらず闘志を燃やし突き進むフォスの姿は、ついこの前月人を前に怯えて座りこんでしまった時のみっともない面影はもう微塵もない。
フォスの必死な様子に感化されるようにこちらも身体に力が入り、どうにかアンタを助けて欲しいという思いで画面を見ていた。ラストのシーンで月人に向かって投げた刀、これが当たれば逆転KOかと思い『当たれーーー』と拳を強く握って見ていたが、結果はとても残酷で現実的だったorz
間に合わず連れ去られるアンタを落下しながら見守るフォスの絶望した表情が辛い。先生に優しく受け止められていたが、先生もフォスのこの勇気と戦う姿を少しは見てフォスの成長を感じたのではないだろうか。アンタが連れ去られた空を見上げる先生の様子も、その悲痛さが伝わるものがありなんとも悲しいシーンとなった。そこからの特殊EDは最終回直前かと思わせる素晴らしい入りだった。
能力がないわりに人一倍責任は強く感じ、とても優しい一面を持つフォス。勇気を奮い立たせ月人に立ち向かったものの、目の前で自分の身がわりのように連れ去られたアンタ。
おそらくフォスは自分の責任と強く呵責を感じていると思われる。この先の展開は一体どうなるのか・・・。月人に連れ去られた宝石達は取り戻せるのか、また王らの動向も不明だし何かと気になる点が多い。予告がちょっと明るい感じだったのは唯一の救いか(´・ω・`)
・フォスの腕を探しに海中へと潜ったアンタの一連の挙動をハラハラしながら見ていた。動きも良かったし、場面にあった喪失感も強く感じて良かった
・心配していた記憶の喪失だが、シンシャのことは忘れておらず、また先生やアンタの事も覚えており今のとこ大きな影響に関わるような喪失は無いように見える
・両腕を失って帰ってきたフォスを見て驚き、「ちょ、おま・・何して・・」と今にも言いだしそうな先生の表情わろたww
・フォスの事故を自分の責任と自らを責めるアンタ。それを優しくぎゅとする先生。やだ・・・イケメン
・今回も開き直るフォスワロス。ここの一幕のフォスの口調おもろかった
・アンタらの危機に足止めをくう先生。なんという悟空。戦闘好きを思わせる事を言っていたが先生の謎はますます深まる
・重みに耐えられず徐々にかけていくフォスの演出凄かった。ひびわれを補修するように金が繋ぎとめたいたようにも見えたがそういう能力を手にしたのだろうか
・ラストのシーンでは先生も何かいつもの必殺技みたいので月人に攻撃を仕掛けていたようだが射程外だったようだ
・特殊EDを歌っていたのがフォスに声をあてている黒沢ともよさん。素晴らしかった
・背景に映っていた棺みたいな箱はたぶん前回映ったアンタの寝床だと思われる。演出よすぎ・・・(ノДT)
宝石の国 第2話 「ダイヤモンド」 感想 チャラいだけではないフォス
宝石の国 第3話 「メタモルフォス」 感想 ウザイけど、いないと寂しく感じるフォス
宝石の国 第4話 「魂・肉・骨 」 感想 日常コント回と思ってたら・・・
宝石の国 第5話 「帰還」 感想 フォスフォフィライトver2.0
宝石の国 第6話 「初陣」 感想 上半身は据え置きとなっております
宝石の国 第7話 「冬眠」 感想 弱くなっているのか強くなっているのか
宝石の国 第10話 「しろ」 感想 離れてみて気付くこともある