宝石の国 第2話 「ダイヤモンド」 感想 チャラいだけではないフォス | ながめせしまに@無為

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第2話 ダイヤモンド

 

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/ || ̄ ̄|| ∧_∧ ボルツから百合の
|.....||__|| (     )  波動を感じる
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/ てか性別あるのか
|    | ( ./     /  坊さんと比較すると

               女の子ぽい容姿だけど

 

ネタバレなしの簡易感想

 

エピソード別の満足度

×××度し難い  ××不快  ×退屈/あまり好みではない  ▽微妙/何かが足りない △まずまず楽しかった
▲なかなか楽しかった  ○楽しかった ◎凄く楽しかった ◎◎大満足 ☆名作回 ☆☆傑作回 ☆☆☆神回

 

▲ 第1話 フォスフォフィライト

△ 第2話 ダイヤモンド

 

 CGならではの流動する色彩とでもいえばいいのか、ダイヤモンドちゃんがとっても可愛い(*´艸`*)

手書きであの輝き具合は難しいだろうなと感じる。フォスは毎回・・・なのだろうか(・_・;)

 

※注 以下ネタバレ含む

 

 

感想

 

フォスとシンシャ

 シンシャに相応しい場所を与えると約束したフォスだが、既に万策つきている状態で投げだそうとしているw 基本的に落ち付きのない子供という印象を受けるフォス。自分の発言を取り消したいなどとぶつくさ文句は一人前に言うが、それでも投げ出さずにどうにかしたいという気持ちは伝わる。

 

ラストで自分が溶かされ死にかけてる間際の瞬間にも、残されるシンシャの事を案じ気がかりに思ってる様子を見ると、幼い様子で我がままにも見えるフォスのことも嫌いにはなれない。ちょっぴり感動さえ覚える印象的な一幕だった。

 

溶けてる様子もなかなかにグロテスクで、視覚的にも印象深いシーンではあった。一応主人公だし、メタ視点で次回はきっと戻るのだと思って安心してるけれどこれでこのまま死亡したらひっくり返る。

 

 

ダイヤモンドとボルツ

 一方今回焦点が当たったのは前回チラっと登場してインパクトが強かったダイヤモンド。CGならではの独特な色彩がこの作品の舞台ととてもマッチしていて可愛い。ダイヤモンドさんは、ああ見えてボクっ子。あざとい。公式サイトのキャラ紹介に硬度10とあったので作中最強キャラなのかと思っていたけれど、割れにくさをしめす靭性が弱く、戦闘には向いていないらしい。

 

なんとなくイメージはできるけれど、硬度と靭性が戦闘では具体的にどう影響するかはイメージしにくいものがある(;´▽`A``  宝石の世界では高度は摩擦やひっかき傷に対するものを硬度というように定義され圧力などに対しては高い強度を示すが、瞬間的な衝撃に対する強度には靭性という物差しでその強度が計られるらしい。そう理解すると、ダイヤが戦闘に向かないというのも理解できる。

 

ダイヤモンドとペアを組んでいるのは同じく硬度10のボルツ。ボルツという宝石自体この作品で初めて知った。一般的な呼称はカーボナードというらしく、ボルツとも呼ばれる。どちらからというと黒いダイタモンドと言われるとすぐにイメージできるが、多結晶ダイヤモンドであり単結晶の普通のダイヤと比べて割れにくいという。地味に勉強になる・・・( ̄ー ̄;  ボルツのキャラデザが全体的に黒いのもブラックダイヤモンド由来だと思うと覚えやすい。

 

硬度はあるが靭性が弱く割れやすいダイヤは基本的には戦闘ではボルツにお荷物扱いされている事で、ストレスを抱え随分と凹んでいる様子。それでも何とか自分も役に立ちたいのか、あるいはボルツを見返したいと思っているのか自分なりの戦い方を独自に研究している。

 

ダイヤの右腕がなかったのはどういう状況でそうなったのか良く分からなかったが、かなり無茶な戦い方をしているのは分かる。もともと無くなっていた右腕をあの手袋みたいので隠していたのか、ボルツに握られた瞬間に折られ、弱さを思い知らされるための演出だったのかちと分からない。

 

ダイヤが抱える悩みもフォスが何らかの形で関与し解決していく流れになれば良いとは思うが、フォス自身が死の瀬戸際にある状態なので、ダイヤにかまってられるのか微妙な状況に。

 

 ボルツは戦闘では宝石達の間でも絶大な信頼を置かれているらしく、ボルツがいればどうにかなると安心している様子からも作中では一番強いキャラなのかもしれない。坊さんの指パッチンを除けばだがw

 

ボルツはまだどういうキャラなのか掴めないがフォスを殺そうと脅してみたり今のところあまり良い印象がない。もしかしてダイヤとベタベタしていたのでフォスに嫉妬でもしたのだろうかw

 

今回のエピソード冒頭で何か宝石の国の歴史や由来みたいなのが語られていたが、油断していまいち覚えてないが、ストーリーと関連しそうな気もするので一度見直しておかなければ。坊さんと月人は対立している関係だが、月人が菩薩や観音ぽいデザインなので坊さんと仏が戦っていると思うとなかなかにシュールな光景。

 

 

その他

 ここに来て月人が、宝石立ちも知らない溶かす液を出すなど強くなっている印象を受ける。ボルツでさえ迂闊に近づけない状況になっているなど、物語は大きく動き出しそうな予兆を受ける。あの解ける液みたいのは、シンシャの技を月人が盗んだのだろうか。気になるが、とりあえずこの危機は坊主さんの指パッチンで解決するはず・・・。

 

月人が現れると何故かマドマギの魔女出現時の例のBGMが脳内で流れてしまうw あのBGMでMAD作ったら燃えそう(*´σー`)

 

フォスの声優さんは、響けユーフォニアム以降サクラクエストのエリカやこの作品のフォスなど、ちょっと面倒臭そうなキャラを演じているイメージが板についてきてる感がするw このフォスではピッタリでまさに適役と思える。フォスの様子見てるだけで結構笑えて楽しめる。(個人的にはブラックブレットのティナのようなロリボイスもお気に入りなのだけれど)

 

 

 

 

 

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