ながめせしまに@無為

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これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。

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 ケムリクサ最終話のリアタイ視聴時の感想は簡単にまとめると十分に満足。戦闘シーンは少し残念。展開も少し駆け足気味で、余韻も期待していた満足度に少し届かず、というのが正直な所。

 

たつき監督の前作けものフレンズを踏まえていた分、かなり高いハードルになっていた影響もありました。こちらの想像をはるかに超える120点を期待していましたが、視聴後の感想は95/100点ぐらい。(11話は文句なしに120点)

 

で、週末になってケムリクサ最終回をリピート視聴。リアタイでは見落としていた部分の発見⇒まとめサイトで皆の意見を見る→さらに見落としていた部分の発見→リピート視聴2回目→まとめサイトで振り返る。 このサイクルを繰り返したところ、リアタイで見ていた時よりリピート視聴時のほうが面白く視聴できているという結果に。最終的にリアタイ視聴時よりも満足度はあがり100点満点でフィニッシュ。

 

本当に不思議な作品です。視聴者参加型・往復視聴型とでも表現すればいいのか、この作品を楽しんでいる視聴者の感想や考察を閲覧し、そして同期化して見ると、前回視聴時より面白く感じるという実感がありました。

 

その他に感じた感想の大部分は他の視聴者とほとんど同様の感想で、りりとワカバの事を思うとちょっぴり切ないけれど、りんとわかばという違う形で巡り合えた奇跡のような物語に感動し、そしてとても優しい気持ちになれる作品でした。

 

この終わり方だと、ケムリクサ続編があっても不思議ではないようにも思いますが、仮に続編があったとして、この後どんな物語になるのかまったく想像がつかないので見てみたいような怖いような。

 

 

<初見視聴時に「ん?!」と思いつつもリアタイ視聴ゆえ流して見ていた点など>

他の人の考察や感想でそういう事かなるほどと思った点など

①わかばが身体貫かれたのにすぐに回復。

 貫かれたがみどりちゃんと一緒に貫かれる事で怪我と治療を同時進行させ回復。スゲー発想やw

 リアタイ視聴時はとにかく治って無事やったんやな!(大雑把) こんな感じで見てましたw

 

 

②ケムリクサ化したリリが記憶の葉で自ら苗床となったワカバの死体を見たシーン

 このへんがリアタイ視聴では理解が追い付かず拙速に感じた部分。ややこしい。考察などを見ても

いまいちこのへんのイメージが出来ずにいますが。

・リアタイ視聴時は遠視で見てるのかとオモタ。記憶の葉で見ていたらしい→理解

 →ではその記憶の葉は誰の記憶なのか?これも他の人の考察で、ケムリクサ化する前のリリにもう一段階前のリリがあってそのリリが見ていた説などがあり、あまりイメージができていないが、そういう過程であそこに苗床となったワカバを助けにいって見ていた記憶があるのかなぁという程度で理解

 

・ワカバは自分を苗床にみどりちゃんを発芽させた。その後どうやってか自分が現在のわかばとなって帰ってくる事を想定していたのか(リリを抽出した時と同じ理屈ではないかという話もありましたが正直良く分からない)→⑩へ

 

③三姉妹の登場シーン

 りんが自分の好きを見つけた時に出現。なるほど・・・

 三姉妹は何故同時に出現できたのか→桃ちゃんの作用?よく分からないがOK

 

④三姉妹無事成仏

 してなかった説が有力。というかよくよく考えてみればそうだなとw 三姉妹が散り逝ったと思った直後に三姉妹の会話があり、外の世界を見ているような内容だった点。さすたつ。

 

⑤りょくVSボス戦で前見てたよのセリフ

 りんにりょくの目を譲ったって言ってたしそうなんだろうなと思っていましたが、そのシーンが以前のエピソードでりんの目の色がきちんと変色する様子で描かれていたという話。さすたつ(全然気付かなかったし、気づいて紹介してた人も凄い)

 

実はあの世界全てが船の中の出来事だった

 なんというか、これが一番気付けそうで気づけなかったやつw 作中でもシロがフネのナカと言ってたのだけど、そこまで深く考えなかったり、船というワードがあのEDくるくる回ってるものとミスリードしていた。

リョクの船の端っこじゃんの言葉でようやく「!!!???」状態で、そういう事かみたいになった。

インディペンデンスデイに登場した無茶苦茶でかい宇宙船の中だったのか?みたいな理解で落ち着いていましたが、これに関してはあの作品に出てくる全てものがミニチュアサイズという説もあるようで、なるほどなぁ腑に落ちました。

 

 

⑦EDの左端にワカバとリリが一瞬映っていた

 しかもリリは少しサイズが大きくなっていたとかで、涅槃で無事に巡り合えたのかなという想像の翼を羽ばたかせる粋な演出。さすたつ。

 

 

⑧りなむ起床してた

 リアタイ視聴時には回収されなかったかと思ったものの一つ。眠り続けるりなむ。リピート視聴で最終決戦の際に覚醒していたw ゴールド聖闘士のシャカかw

 

⑨ED途中から声優バージョンになっていた

 ボカロも悪くないけど、人が歌ってるやつ聞きたかったので満足。ちなみにシロの声を充てていたのも小松さん。けものフレンズでボスの声をあてていたのも内田彩さんでしたが、たつき監督はこういういたずらみたいな遊びが好きなようだ。(もちろん今回も全然気付きませんでしたけどネ)

 

⑩ワカバの存在

 ケムリクサの解釈メモ

 この記事にあがっていた、西尾孔志氏の解釈メモで考察されているワカバの存在の解釈を読むとワカバがどういう存在だったのか朧げに分かったつもりになれ腑に落ちました。この方の解釈も説得力がありとても参考になって面白かった。

 

 

 

 

 

 

余談

(勢いでけものフレンズ1期も例の騒動以来で、この週末で全話リピート視聴しましたが、やはり傑作と感じ非常に面白かった。そして・・・↓

 

 




                     /´ ̄ ̄ ̄  ̄ ヽ  かばんちゃんと
                    /           \  サーバルちゃん
                       /:::::             \  そしてボスの三人で
 _______ +      /:::::::::                 ヽ 旅するあれが見たかったんや
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前回までで気になっていた事のおさらい

先に紹介したまとめサイトにも紹介されていますが、最終回に向けて気になること

 ・死んだはずの三姉妹(りょう、りょく、りく)のからくり、何を調べてたのか、最終回でどう活躍するのか

 

 →三姉妹のからくり 一応回収 りんの記憶の葉から出入りしていた 初見では原理は分からないw

 →三姉妹が調べていたのは外の世界の存在?りくが感じていた熱は太陽に包まれた光の世界だったのだろうか。

 →最終回でどう活躍するのか 回収。欲を言えば勝利確定BGM(ED曲)みたいなものが欲しかった

 →りょうのシミレーションがぴったりはまってたけれど、橋の上で遭遇したシロ(ボスアカムシ)も似たような動きをしていて、それでりんの目を通してシミュレーションがばっちしだったという事?見直してみないと分からない。

 

 ・(死んだリナゾー、リナコは三姉妹のような状態にはなっていないのか)

  →りんの記憶の葉にはいない模様 不明

 

 ・眠り続けるリナム(三姉妹と少し関係するんじゃないかと個人的に思っているのですが)

  →未回収 

 

 ・ワカバが時間はかかるかもしれないけど、また会えると発言した事の意味

 (ワカバがどういう存在なのかと絡めて気になる。これは所与とされる可能性もあるが)

 →考察サイトなどを見ると大まかにこういう経緯で復活したのではないかというのは推測されていましたが、最終回作中では完全な描写はなし。想像の余地が残る

 

 ・リリが赤い木を合成するきっかけとなった、ワカバの体調の悪い様子は何が原因なのか 

 →作中ではリリが過労を心配していたけれど、実際に過労が原因なのか、もう少しワカバの生物的なものに起因するのかは不明

 

 ・リリの目的を消したのは誰なのか(復活したワカバ説、りり説、伏兵説など)

  →これはワカバ説かと想像していましたが、リリで決着。りり説の場合どういう経緯でそうなったのか想像しにくいものはありましたが、一応作中では経緯の描写あり。やや強引な気はしたものの、リリの置かれた状況と残された時間がと言う事で仕方なしか。

 

 ・わかばが育てていた枝つきのケムリクサ

 →未回収?だったはず

 

 ・りんの好きなこと

 りん以外の姉妹はそれぞれワカバの遺した言葉通り好きな事を実行している。りょうは戦闘、りょくは世界の仕組みの解明、りょうはお触り堪能、りつはみどりちゃん育成、りなは食い倒れ。リリの影響が一番強く見えるりんの好きなことはやはりワカバと一緒にいたいという所で落とすのだろうか。

 →作品における大きなテーマの一つともいえる「好きな事」 リリの記憶を覗いた影響も大きいのかりんがわかばを好きという事で決着。最後の好きはもう少しモジモジしながら照れてるリンを見たかったけれど、りんらしい愛の告白ともいえるのかもしれない。りんの柔らかい表情になる一連の表情の変化はなかなかよかったです。

 

 ・りつ、りな、シロのその後

 →生きてた(安堵  最終話視聴中も逝ってしまったと思わされたしw シロがいい味だしてたw

 

 ・赤い木の倒し方(封印の仕方、わかばが生存が前提)

 →封印ではなく物理で倒す 赤い木強かったんご・・・Aパートで決着すると予想してたけどなかなか絶望感を感じるレベルで強かったw

 

 ・リリになるのか、それとも分かれた姉妹のままでEDを迎えるのか(ある意味究極の選択)

 →さすがにリリとしては復活はできなかったけれど、自然な流れのED

 

ちらっと見たツイートだと、最後のEDにワカバに遭遇したリリの影絵が薄くあったらしい。MXで視聴していましたが全然わからんかったw 11話の影絵での逆再生みたいになるED展開もあるかとは思ったけれど、そうはならずEDの端にひっそり忍ばせているなんてにくいw

 

感想はまた週末にゆっくり見直してから改めて。

 

 

 

 

 気付けば一年以上御休みしていたブログ。ケムリクサ11話に心を揺さぶられ久し振りにその気持ちをブログに書き留めたい気分になりました。思えば以前も長期間ブログお休みをしていた事があり、その再開のきっかけとなったのは、同たつき監督のけものフレンズ1期がきっかけだったことをふと思い出します。たつき監督の作品は心を衝き動かす何かがあると感じる今日この頃です。けものフレンズやケムリクサを見ているとたつき監督自身とても優しい人なんだろうなとその人柄をも想像してしまいます。

 

ケムリクサの視聴後、他の視聴者の感想を見ていると、けものフレンズ1期の頃を思い出すような反応に思わず嬉しくなってしまいながら、そうだよね、そうだよねと思いながらその感想を読んでいます。関連でニコニコ動画を見に行ったり、ツイッターのTLを眺めたりこの週末はケムリクサに侵食されていました。

 

たつきを信じろ、二年ぶり二度目の地獄の一週間の開幕、EDに阿鼻叫喚する者たち、リアタイに間に合うように11話まで一気視聴者を勧める人達、それにのって11話まで見た人がさらに他の人に誘いを呼びかけるような反応、こうした反応を見ているとあったかい気持ちのスパイラルになっているようで自分まで嬉しくなってしまいます。

 

前回も紹介しましたが、ケムリクサ関係のまとめではこのirodoriちゃんねるが更新も多く充実しているようです。ここで紹介されていた考察なども踏まえ、この土日に最終話を前に一気に振り返るリピート視聴をしまたが、11話を見た後でもう一度1話から10話を見ると、初回視聴時とは異なり、また違った印象を持つに至ります。この感覚はけものフレンズの時と同じ感覚です。

 

ひとつひとつの言い回しや、何気ない映像がガシガシ心に響いてきます。OPから本編、そしてEDまで全てに仕込まれている欠片が、こういう意味だったのかなと解釈できるように作られている事に改めて驚きます。

 

またEDやOP、特にEDはいい曲だなと思って聞いていたけれど、このタイミングで歌詞全部が公開され、その歌詞を見ると心に響くもので、これまで以上に素晴らしい楽曲に思えるのだから本当に凄いとしか。一番以後の歌詞とか最終回でどういう演出で使われるのか今からワクワクせざるを得ないです。

 

 

11話を見た後だと納得できること

 ・わかばがあの水槽の中から突然現れた理由(確信はないけど、こういうなんだろうなと)

 ・りんが最初からワカバに頬を赤らめるなどチョロインだった理由

  (これは考察サイトで見ましたが、りんが最初に毒が回ったのが、りりが見ていたワカバのあの背中

   に重ねて見ていた記憶に由来するという考察。素晴らしいと思います)

 ・緑ちゃんでタイヤの車輪が直ったわけ(最初は直すではなく時間が巻き戻る能力なのかと思ってた)

 ・大阪あたりからスタートしてあっという間に富士山ぽいところまで歩いてきた地形

 ・ヌシ(シロ)がわかばをワカバと表記し、妙に懐いていた理由、船長になってと頼んだ理由

  (リピート視聴でシロが鉄橋で倒したアカムシのヌシから出ていた事に再視聴で気づきましたw)

 ・りょうがみどりちゃんを使わない理由

 

 

先に紹介したまとめサイトにも紹介されていますが、最終回に向けて気になること

 ・死んだはずの三姉妹(りょう、りょく、りく)のからくり、何を調べてたのか、最終回でどう活躍するのか

   (死んだリナゾー、リナコは三姉妹のような状態にはなっていないのか)

 ・眠り続けるリナム(三姉妹と少し関係するんじゃないかと個人的に思っているのですが)

 ・ワカバが時間はかかるかもしれないけど、また会えると発言した事の意味

 (ワカバがどういう存在なのかと絡めて気になる。これは所与とされる可能性もあるが)

 ・リリが赤い木を合成するきっかけとなった、ワカバの体調の悪い様子は何が原因なのか 
 ・リリの目的を消したのは誰なのか(復活したワカバ説、りり説、伏兵説など)

 ・わかばが育てていた枝つきのケムリクサ

 

 ・りんの好きなこと

 りん以外の姉妹はそれぞれワカバの遺した言葉通り好きな事を実行している。りょうは戦闘、りょくは世界の仕組みの解明、りょうはお触り堪能、りつはみどりちゃん育成、りなは食い倒れ。リリの影響が一番強く見えるりんの好きなことはやはりワカバと一緒にいたいという所で落とすのだろうか。

 

 ・りつ、りな、シロのその後

 ・赤い木の倒し方(封印の仕方、わかばが生存が前提)

 ・リリになるのか、それとも分かれた姉妹のままでEDを迎えるのか(ある意味究極の選択)

 

 

最終回ではこのへんが材料になるのだろうとは思っていますが、果たしてこれらの材料をたつき監督がどう料理して、どういう演出で見せてくれるのか非常に楽しみでなりません。

 

けものフレンズ最終回で一度はお別れしたと思わせておいてチャリをこぎながら、かばんちゃんを追いかけるサーバルちゃんという、このうえない微笑ましさと期待を抱かせてくれた完璧な演出で最終回を仕上げきったエピソードを体験してしまったのだから、きっと私の想像なんて及ばない最終回を見せてくれるはずだと。

最終回がどうなるのか想像はできないけれど、たつき監督ならきっと想像を超えてくる p( ・`ー・´) q

 

 

 

余談1

アメブロのマイページが慣れないせいかとても使いづらい・・・改良しているのか改悪しているのか、一体何がしたいのかアメブロ。

 

余談2 

ツイッター見ててツボったやつ

https://twitter.com/jimurijinjim/status/1109479470778376193

たつき監督、そこまで完全に考えて作っていたと思うよ。

真顔でなんてこというのサーバルちゃん

 

余談3 

ニコニコ動画でリアクション動画あげてる日本語がとても流暢な外国人のリアクション動画を見ましたが、その反応の早さと鋭さに驚きました。それとニコニコ動画が無料会員なのに途中からでも再生できるようになっていたのも驚いたw