第6話 「初陣」
エピソード別の満足度
×××度し難い ××不快 ×退屈/あまり好みではない ▽微妙/何かが足りない △まずまず楽しかった
▲なかなか楽しかった ○楽しかった ◎凄く楽しかった ◎◎大満足 ☆名作回 ☆☆傑作回 ☆☆☆神回
▲ 第1話 フォスフォフィライト
△ 第2話 ダイヤモンド
△ 第3話 メタモルフォス
◎◎ 第4話 「魂・肉・骨 」
▲ 第5話 「帰還」
△ 第6話 「初陣」
カタカタ || ̄ Λ_Λ よ、弱い・・・ ||_(Д`; ) ダメそうですねこれは \⊂´ ) ( ┳'
※注 以下ネタバレ含む
新しい脚と共に超高速で走る脚力を手に入れたフォス。しかし、腰から上の上半身は以前のまま変わらない事から、このアンバランスな状態を戦闘でどう表現するのか気になっていたが、思った以上に脆い様子のままで笑ってしまったw まさか、コツンと岩の上に置かれる程度の衝撃で顔にヒビが入ってしまう程だとは。これはダメそうですね(´∀`;)
そんな状況をフォスは据え置きとなっておりますなどと説明するのだが、いちいち言い回しが面白い。なんだろう、口だけ達者な開き直った引きこもりみたいなこの性格はw フォスのこうした様子は当初から一貫しているが、フォスというキャラをしっかり練り込んで作っているからこそ、こうした面白い言葉がポンポンと出てくるのかなと思える。
一方、宝石の中では最年長(3500歳弱)のイエローダイヤモンドだが、あまりに歳をとったせいか自身が何のために月人と戦っているかさえもう思い出せないようであったが、最年少のフォスの言葉に戦う動機を思い出したようである。ルチルも忘れていたような節があることから、ある程度歳をとった宝石は記憶が摩耗していくのだろうか。
弱いくせに戦おうとするフォスの動機は至ってシンプルで、その根底にあるものは先生が好きだからその役に立ちたいというものであった。無能と評価される自身を認めて貰いたいという対象は先生一人なのかもしれない。ここは少し意外だったが、シンプルゆえそうなのかとすんなり受け入れられるものでもある。
脚を失ったフォスは同時に記憶も失っているが、海での一件を尋ねられた際には海での記憶の大半を失っている様子が窺える。王やその弟のことも忘れてしまっているのかもしれない。
「人間」という言葉にかなりの衝撃を受けていた先生だが、何故ああも衝撃を受けていたのかが新たな疑問として発生した。ルチルや最年長のイエローダイヤモンドさえその存在を知らないところを見ると、どうやら「人間」は禁忌にあたるのではないかと推測できる。仮に禁忌とされるのなら、何故禁忌扱いになるのかも含めて気になるとこである。
アメジストと一緒に新たに見回りの役を引き受けたフォスだが、元からなのかあるいは脚の影響によるものなのか他の宝石に比べて疲労しやすいように見える。そして、またしてもフォスのもとへ姿を現した月人。今回の月人は見た目からしてちょっと嫌な感じはあったが、アメジストが難なく撃退する。ただ、いかにも油断してる様子からこの後危機になりそうだなと見守っていると、やはりアメジストが大ピンチに陥る。
断末魔をあげ月人に完全に吸収されたかに見えたアメジストだが、ボルツと先生が到着したことで月に引き返す前にこれを撃破したかのように見える。欠片を集めれば再生は可能なはずだが大丈夫なのかやや心配。月人を前にして硬直してしまったフォスは結局逃げて助けすら呼ぶことができず、アメジストを見殺しにしてしまうような結果となってしまった。
この事をボルツにかなり厳しい口調で詰られるが、フォスの無能を知らないはずもなく、さすがにボルツのフォスへの当たりはやや度が過ぎてるように思えるのだが、ボルツとフォスの間にはまだ視聴者には明かされていないような深い因縁でもあるのだろうか。
その他
・いわゆる有名どころの宝石は既に月人に拉致られている模様
宝石の国 第2話 「ダイヤモンド」 感想 チャラいだけではないフォス
宝石の国 第3話 「メタモルフォス」 感想 ウザイけど、いないと寂しく感じるフォス
宝石の国 第4話 「魂・肉・骨 」 感想 日常コント回と思ってたら・・・
宝石の国 第5話 「帰還」 感想 フォスフォフィライトver2.0
宝石の国 第7話 「冬眠」 感想 弱くなっているのか強くなっているのか
宝石の国 第8話 「アンタークチサイト」 感想 ③かわせない。現実は非常である
宝石の国 第10話 「しろ」 感想 離れてみて気付くこともある