(※前話(第100話:前編)ハローワーク(就活)未来予想図Ⅰ からの続きです。必ず前編を読んでからお読みください。)
(第100話:前編)ハローワーク(就活)未来予想図I★知的な仕事はAI、単純な仕事は人間?★ | ボクのハロワ日記 ★ハローワークに来るクセの強い人たち★
ジョブ太さんから、事務職、販売職、製造系、運送系、介護職について、いろいろ教えてもらった具体的な仕事の内容をまとめてみた。
●事務職(高いコミュ力と調整力が求められる仕事に)
体力的に負担が少なく土日休みが多いため、以前は人気があったみたいだが、今では一般事務の仕事は定型作業が多いことからRPA(※)ツールの普及が進み、高速かつ正確に処理ができるようになっていて、こうした求人は限定されているみたい。
(※Robotic Process Automation)
紙べースの伝票がまだ一部の中小企業で残っており、それを画像で読み取ったり、パソコンに手入力する単純作業の求人は残っているが、必要なスキルはパソコンの入力スキルだけで、経理(簿記)や経費精算、給与計算等の業務知識は特に必要がないとのこと。
また、コールセンターでの問い合わせや苦情対応もチャットボットが普及してきて、インカムを装着して電話で対応するような求人はほぼなくなったとのこと。
どうもパソコンの前で座ってする一般的な事務作業の求人はほぼ無くなっているみたい。
むしろ社内調整や顧客対応が求められ、コミュニケーション能力や調整力、分析力が最も必要とされる職種になっているらしい。
パソコン操作が得意で世話好きな私にとっては、向いてるかも?と期待したが、未経験の56歳だと厳しいと言われ、悔しいけど諦めることにしたわ。
●販売職(コミュ力や接客スキルは不要)
富裕層向けの対面販売を必要としている美容部員や宝飾店などの一部の高級店を除き、セルフレジが普及してきていることからスーパーやコンビニでの販売職は、ロポットではできない商品の品出しや陳列などの仕事に限定されるとのこと。棚割はAIが指示してくれるので、そのとおりに商品を陳列するだけなので、どう陳列すれば売れるかなどは考えなくてもいいらしい。
昔は、販売職はお客様とのコミュニケーション能力が必要だと言われていたが、今は人と話すことが苦手な人でも、人と接する機会がないので問題なく勤まるとのこと。
店舗での求人は、管理者として監視業務やシステムの障害時の対応要員としてなら、求人はあるらしい。
私は人と話すのが好きなので検討していた職種だったけど、どうもその能力を活かせそうにもないみたい。
●製造系・工場系(経験や熟練技は不要)
それなら工場系の組み立てや検品作業はどうかと聞くと、この分野は最も機械化、ロポット化が進んでおり人型口ポットと画像認識AIの普及で、一部の中小企業を除きこれも仕事が減っているとのこと。
どうしても人型ロポットやAIで対応できない細かな作業や検品の求人はあるが、それも老眼が始まる50歳代は無理で、若い外国人労働者で賄っているところが多く、求人は減っているらしい。
巧みの技とか熟練工などはすべてAIロボット化が進み、地方の民芸品などをのぞき、今では絶滅危惧種になっているとのこと。
元来、黙々とした仕事は苦手なので、私の選択肢からは完全に除外したわ。
●運送系(仕事はラストマイルだけ)
高速道路での大型トラックでの長距離輸送は、集約拠点まではすべて自動運転で対応しており求人はないらしい。運転手の長時間労働がなくなり高速道路での事故が大幅に減ったのはよかったと思う。
今は、各集約拠点から企業や店舗、個人宅などへの近距離の末端配送(ラスト(ワン)マイル)のみの求人があるとのこと。
個人宅への配達業務は自動運転で個人宅まで連れて行ってくれるので道に迷うことはない、あとは荷台から宅配BOXへ放り込むだけ。宅配BOXの普及で対面での配達はなくなり再配達の必要もないので、コミュニケーションが苦手の人にとっては人気求人となっているらしい。
特に高齢化に伴い、買い物はネットが中心になってきたことから、個人宅への配達の仕事は人手不足気味なので、56歳でも採用のチャンスはあるが、ただ歩合制は以前から変わらず、安定収入を目指す私の場合は厳しいみたい。
もし、免許取得が難しい「空飛ぶ車」の運転免許があれば、地方ではけっこう求人があると言われたが、運転は好きだけど高所恐怖症の私には免許を取得する気にはなれないわ。
●介護職(老老介護が主流)
この業界ではまだまだ求人が多く、人手不足は5 0年前から全く変わっていないらしい。
身体介護はアシストスーツの普及で、足腰の負担が少なくて済むようになったし、入浴介助も5 0年ほど前に大阪で開催された万博がきっかけで「人間洗濯機」なるものが普及し、今では椅子に座っているだけで体全体を洗ってくれるので身体的にだいぶ楽になっているとのこと。
また、DX化が進みセンサーの機能も向上し、要介護者の夜間の監視やおしめの交換時期なども自動的に教えてくれるし、ケアプランやレクのメニューもすべてAIが作成してくれ、報告書を書くのが苦手な高齢者でも勤まるようになっているらしい。
少子化に伴い人口の40%が65歳以上を占めるようになっていることから、国の政策として、現役世代は国力を高める生産性のある仕事に集中してもらい、介護は、元気な高齢者が、要介護の高齢者を介護するべきという風潮が高まり、老老介護が一般的になっているらしい。今は元気な高齢者の再就職先として有力な候補になっているとのこと。
ジョブ太さんも、人と話すのが好きな私なので、未経験でも採用確率が高いことからしきりに介護職を勧めてきた。
ただ、最後に、「介護する側もそのうち介護される側になりますけどね、ハハハ・・・」と悪い冗談を言われた。AIロボットもこうした冗談を言えるまで進化しているようだ。
ジョブ太さんからは、これら以外にもいろいろ求人情報を提供してくれて応募を勧めてくれたけど、だんだんむなしい気持ちになってきて「今日はいったん持ち帰って検討します」といって相談を終えることにした。
結局、こうしていろいろ話を聞いていると、確かにDX化やAIロボットが進化し、いろいろ便利になり仕事もそれなりにあって働く事はできても、人として充実感や自己効力感があまり感じられそうもないみたいで、むしろ50年前のまだAIが普及していない頃に戻って、不便だけどもっと人間らしく働きたいと思ってしまったわ。
自分が本当にやりたい仕事がわからなくなってしまったので、しばらく「自分探しの旅」にでも出かけようかしら・・・。













