海外ホテルの正社員になった矢先の出来事【豪州ワーホリ日記⑮】 | 地球の裏側から愛を振りまく

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心からどんどん美しく豊かになるピュアリッチライフを発信

思ってもみなかった突然のオファーにより
フルタイムの座をゲットした。

前回の記事↓ 


初めからは右差し

【豪州ワーホリ日記①】 

【豪州ワーホリ日記②】 

【豪州ワーホリ日記③】 

【豪州ワーホリ日記④】 

【豪州ワーホリ日記⑤】 

【豪州ワーホリ日記⑥】
【豪州ワーホリ日記⑦】 

【豪州ワーホリ日記⑧】 

【豪州ワーホリ日記⑨】 

【豪州ワーホリ日記⑩】 

【豪州ワーホリ日記⑪】 



忙しいながらも、やりがいを感じていたし、これで急にクビになったり、シフトを急激に減らされることもないのだ!


このまま、二人正社員で働いたら借金もすぐに返せるはず!ひらめき






頑張るぞ~!!


と益々張り切って働いた。



彼も、日曜日にはサザエさん症候群を患いながらもなんとか仕事に行って頑張っていたニコニコ(サザエさん観てないけど泣き笑い感覚的にはそんな感じ)


金曜日の夜はご機嫌にワインを空けたり、家で映画を一緒に観たりした。


彼は週末が休みだが、私はシフト制。


その時は、『いやいやあなたは翌日休みかもしれないけど、私は早番で3時起きなんだが…』と思わなくもなかったが彼と過ごす貴重な時間を大切にしたかった。


今思えばちょっとの違和感も伝えるべきだったのだが、当時の私は、彼の生活パターンに合わすことが多かった。


映画も彼選択で小難しい(英語だし)知らんぷり


もちろん私も提案するのだが、却下されるので、次第に彼の選んだ映画を観るようになったのだ。(女・子供が観るような映画は絶対に観ない指差し)



お陰様?で今は彼が好きな映画も好きになり好みが似てきたし、英語でも理解出来るようになった。「どっちが良い?」(でも二択泣き笑い)と、聞いてくれるようにもなった。そして、観たくないときは観ない!と自己主張もする!!


当たり前かもしれないが、当時の私は自己主張の強い彼に対し十分な自己主張が出来ていなかったのだ爆笑英語を理由に深い話し合いを諦めていたのかもしれない凝視



私には忙しく働いている方が、性に合っているのだろう。ホームシックにかかっていたことなんかすっかり忘れ泣き笑い自分らしさを取り戻していった。




職場で仲良くなった子と、プライベートで遊ぶこともあり、オーストラリアではじめて友達も出来た。



職場は(当時)女性だけだったので、恋ばな花(全国共通)で盛り上がったり、あのお客様がカッコいいとか言いながらきゃぴきゃぴ働いたニコニコ



実際、会議でスーツをビシッと着て颯爽と現れる男性たち。それだけでテンション上がるニコニコ


皆さん、ほんとジェントルマンでさ~デレデレ




ヒッピータウンから来たもんで、身なりがちゃんとしてて、清潔感溢れる感じがなんとも

素敵なんだよね飛び出すハート




裸足で、ミニスカート(腰に布巻いてる?多分ノーパンw)だけ履いてる男性とか普通にいるからね爆笑



髭ロン毛率も高い。ドレッド?って言うの?頭ちゃんと洗えるの?みたいな髪型泣き笑い


あ~もちろんシャンプーなんか使わないよね
海水で洗ってるから大丈夫!みたいなね!爆笑


もちろん、違った格好良さはあるのだが。


なかなか
ワイルドだぜ~!指差し




そして、お客様からさりげなく
誘われることもあった。



あるお客様はラウンジに毎日現れて、
最後まで残ってたわいのない話をする。



何度かデートに誘われたのだが、
やんわりお断りしていた。



彼の滞在の最後の日には、
名刺を渡され連絡してと言われた。



彼はアメリカ人で、
優しそうな紳士だった。ジェントルマーン看板持ち



仕事で日本に行った後だった様で、彼の来日している姿が日本の新聞に載っていたのをわざわざ見せてくれた。自己アピールは強め指差し


誰もが知る有名な会社で、
恐らく上層部の人なのだろう。
名刺調べたら良かったな爆笑


ラウンジで働いていなければ
出会うことがない好条件男性w


歳も同年代で、爽やか
インテリ感が溢れている。



そう、わたくし火星乙女
好きな感じニヒヒ (知らんがなw)



一瞬、私の中で
良からぬ思いがよぎる...




毛もありましたにやり



一応ホテルでは、お客様と個人的に連絡を取ることは禁止されているが、私に彼がいなかったら、きっと個人的にメールをしていたかもしれないw

結局彼にはラウンジ公開メールからスタッフとしてお礼のメールをして終了。ちょっと惜しかったかなw

ちなみに私の仲良くしていた同僚はお客様のアメリカ人と結婚した泣き笑いラウンジ…出会いありw お客様はリッチな方多いしね~




もしかして、
私もまだ捨てたもんじゃない??



30歳をゆうに過ぎているけど、
アジア人は若く見えるって言うし。


なにも、わざわざあんな借金だらけw
怒りっぽいw男と一緒に居なくても…爆笑


多分喧嘩の後で不満があったw


もっと穏やかで、お金持ちで、
生活の心配なく暮らせる
がいるんちゃうんか??ねこへび



ってね泣き笑い


一瞬よ一瞬!


でもね、そんな事が脳裏をよぎった

その翌日!!



そうは、問屋宇宙も許さねぇ笑い泣き



そんな考えを一瞬で
現実に引き戻す出来事が起こる。



なんと





モリリン…






ご・懐・妊!




えーーーーーー?

マ・ジ・で??



びっくりびっくり!


正社員になったばかりなのに! もう妊娠…
いや、正社員になってからでラッキー⭐だったのだか。


出来ちゃった訳ではなく、二人で望んだ事なのだが、あまりにも早かった…また別記事で書きますw



私はそこでまた、新たな決意をする物申す



必ず12ヶ月以上働いて


絶対に育児休暇を取る!!物申す



オーストラリアでは勤続一年働けば、育児休暇が取れるのだ。

しかもフルタイムの場合は有給で、14週間分のお給料が貰える(又は28週間半額分)。そして1年(延長すれば2年)休んでも全く問題なく元の役職に戻れると言うもの。

私は貰わなかったが、国からはベイビーボーナスと呼ばれる出産一時金制度もあった。2017年に廃止されアップフロントペイメントという制度になったらしい。そして出産は公立病院なら無料である。



日本の様に育児休暇を取るのに
氣を遣うことなんて皆無!!
当然の手当てで、男性もしっかり取る。



さらに、有休もちゃんと消化する。
逆に使っていないと使うように促される。


初年度から20日程貰えて、私も彼の実家に行ったり、安定期に入って公休と有休を合わせて、彼と日本に行ったりもした。一応顔合わせw



そして、病気の時はsick leaveという
有休が年に10回程取れるのだ。


これも遠慮などいらず皆バンバン休む休む泣き笑い(オーストラリアでは、やたら金曜日や月曜日に病気になる人が多い爆笑)


日本もこうなれば良いのに!
と思わずにはいられないよ…

少子化改善したいなら税金の使い方や、
雇用条件もっと考えよーぜ…ってね。


私は、軽い悪阻はあったが、
特に休む事もなく働いていた。


ただ、初めての妊娠で不安も多々あった。


とりあえず危ないから自転車通勤は辞めて、
早朝は彼が送ってくれた。(早いし楽ひらめきありがたや~)



業務で、オーダーしたソフトドリンクやアルコール類を箱で運んだりしていたのだが、やはり避けたい。


少し早かったが、職場には妊娠したことを告げ、重たい荷物を運ぶのを避けた。

 
面白い事に、フロントの日本人女性も全く同時期に妊娠していたので、皆に驚かれた泣き笑い

彼女も第一子、誕生日は3日違いで共に男の子でした目がハート



その頃、ホテルは益々忙しくなっていたにも関わらず、また従業員が辞めて欠員状態だった。



どうしても回らない時は、フロントに電話してヘルプを頼んだり、宴会場からヘルプが来たり、洗い物をして貰ったりした。


スタッフが新しく入って来ても、あまりの重労働で直ぐに辞めてしまったりもした。


仕事を教える事で、労力と時間を使っても後に続かない、そんな日が続いた。


ようやく宴会場から男性スタッフが異動してきて、少しは潤ったが、相変わらず忙しかった。


私は、立ちっぱなし、動きっぱなしでお腹が張ることもあったが、体調は概ね良く、赤ちゃんは順調に大きくなっていた。


お腹がどんどん大きくなり、制服を大きいサイズに更新し続ける爆笑(ありがたい事に、オーストラリアはLsizeが豊富w)


忙しい業務に追われながらも体はどんどん重たくなる。


今までみたいに動けないし、洗い物もお腹が邪魔なんだわw


それでも仕事をしている以上は、妊娠を言い訳には出来ないと頑張って働いた。(良い子の妊婦さんは無理しないでね指差し)


忙しくても、1人で接客してラウンジを回すこともあった。


時には、100人以上のお客様が来る驚き


テーブルにずらっと並ぶ使用済みのお皿…真顔


もちろん洗う食器もてんこ盛り……ネガティブ


目の前のお客様が優先でとにかくバタバタである。


フロントに電話を入れても、下も忙しく誰も出ない。


そんな事が多々あった。


大きなお腹で忙しく動き回る私に
見るに見かねたお客様が声をかけてくれた。


「あなた1人なの?クレイジー過ぎるわ!!こんな大きなお腹でこんなに忙しいなんてあり得ないわ!他の従業員はいないの?!」


と私を労って怒ってくれたりもした。


もしかしたら彼女がフロントにクレームを入れたのかもしれないw


その後直ぐにフロントのマネージャーが来た。


彼女は私に「なぜヘルプの連絡をしてこないの!」と。


私は何も言えずただ涙が溢れ出た


今まで、職場で泣いたことなんて
生まれてこのかた一度も無かった。


蓄積されたものが溢れたのかもしれない。
お客様に優しくされたからかもしれない。
妊婦が故の感情の揺れがあったのかもしれない。


とにかく、我慢の限界だった様だ。


そこらからは、なるべく無理をしないように
赤ちゃんの為にも心穏やかに過ごせるように
育児休暇を取る日を心待ちにして働いた。


大切なのは、仕事を終わらせる事ではなく
お腹の中の命である。


きっかり一年経った日に(妊娠34週位だったかな)
私は念願の休暇に入った。



受付の彼女と同時期に産休に入り、二人で高級ホテルのハイティーでお祝いをした。

お客さんになりたかったの笑

彼女も辞めたくて仕方なかった様だ。



結局、私はそのまま職場に戻ることはなく、
母親業専念する事になったのだ。

そして受付の彼女も戻らなかったw




ラウンジのマネージャーも、私が戻らないと伝えるとがっかりしていたが、賛同してくれ、今後就職する為になればと、素晴らしい推薦状を書いてくれた。


私がいないラウンジは益々カオスだと言っていた。
後に彼女も退職したらしい。良い人材も職場環境が整っていないと辞めてしまうよね…。



私はそこらから、オーストラリアで勤めに出る事は無かった。


出来れば、専業主婦にはなりたくなかったし
ずっと働いていたかったのだが…


子供が出来て、少し考えが変わったのと
私達のシチュエーションにより
そうせざる得なかった(と思っていた)というのもある。


この辺りの話は追々書いていくとして…


私の豪州ワーホリ日記・仕事編はこれにて終了いたします。


思ったよりダラダラ長く続きましたが、最後までお付き合い下さりありがとうございました飛び出すハート


私が言いたかったのは、日本人は世界に出ても素晴らしいと言うことびっくりマークなのに自己評価が低い


自信を持ってどんどん世界進出して欲しいびっくりマーク


そして、積極的に行動すれば、必ず道は拓けると言うことびっくりマーク


ワーホリに行きたい方、海外就職をしたい方、海外に住んでみたい方、国際恋愛・結婚したい方を心より応援しています飛び出すハート



次回、筆休みを回を挟み、新しくシリーズ【ズタボロ出産編】をお送り致します。



モリリン🥭