![ちょっと不満](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/599.png)
初めからは
オーストラリアに来て一年半位は経っていたが、すらすら会話が出来るわけではない
幼稚園児、未就学児程度の会話力…
外国では、日本でどんなご立派な役職に就いていようが、歳を召していようが、英語(もしくは現地語・公用語)を話せなければ、ゼロからのスタートである
いや、なんなら幼稚園児と同じ様に扱われる
手に職があり、通訳を雇っている方などは一概にそうとは言えないが。
当時ホテルは、独自のシステムを使って、チェックイン・アウト、予約や会計の全て行う。
受付業務に携わる者は、これらをちゃんと使いこなせなくてはいけない。
60時間のレクチャービデオを観て、学ばなくてな行けなかった。
デスクに長時間座って興味ないこと勉強すんの苦手なんやわ~体感吸収タイプだもんで~
とか、言ってられなかった
英語が出来ない分、今のうちにシステムをマスターしておかなくてはテンパるのが目に浮かぶ
頑張って覚えたのにテンパった…
ホテルのグランドオープンが少し先だったので、事前に集まって研修が行われた。(ここでも、シャツにパンツなどスマートカジュアルが好まれる。)
オープンニングパーティーは豪華で、私も彼と出席した
ラウンジのプレオープンもあって、お偉いさん達が沢山集まった
その他、一泊お泊まり券(朝食付き)が全員に配布されたり、プールパーティーにも招待され、リゾート気分でカクテルを楽しんだ
さすが資金力があるホテルは太っ腹じゃのう
ラウンジは ほぼ360°見渡せる
高層階のオーシャンビュー
ワンフロア一面使っていて
客席も多く広かった
素敵な職場
制服もらってドキドキワクワク
ホテルのフロント受付業務と、エグゼクティブラウンジの受付業務は、同じ部署だが、役割も仕事内容も違っていた。ちょっとホッ
フロントは、受付カウンターでひたすらチェックイン・アウトとお会計。
元CA在豪歴10年以上の英語ペラペラ日本人女性(歳は同じ位)が採用されていた。
エグゼクティブラウンジの受付は、チェックイン・アウトやお会計もするが、ラウンジ内では、コンチネンタルブレックファスト、アフタヌーンティー、夕方からはタパスやカクテル、お酒などを提供する。
(※RSAが必要だったが、既にシドニーで取得していた)
Responsible Service of Alcoholの略で、アルコールを扱っているお店などで働く場合必要になる資格。
また、ハイティーなどの予約があればそれにも対応し、決められた通りセッティングをする。
会議室も併設されており、会社のミーティングがあったり、イベントが開催されたりしする。(規模が大きなのは宴会場にて)
そして、自社ホテルの重役がミーティングでも利用する。お偉いさんがしょっちゅう来るから氣が抜けない
予約が入れば、セッティング、ランチ準備やカスタマー対応なども業務に加わる。
その他、カスタマーの要望に
臨機応変に対応する。
日本人のお客様にレストランや観光地のご案内をしたり、通訳で呼ばれたり。お節介関西オバチャンの得意分野じゃわい!日本語やったらようけ喋るでぇw
そして、表舞台は華やかだが、実際は裏方の仕事や細かい業務も多かった。
![泣き笑い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/592.png)
名も無き仕事…
がたくさん!
主婦の皆様、名も無き家事をいつもお疲れ様です🫡
食事のセッティングも五ツ星ホテルならではの細かいルールがあった。
事前に、食事はキッチンに取りに行ってセッティング。食材が不足すれば連絡をいれ、用意が出来たら別階の厨房に取りに行く。(これが繁忙時にはタイムロスになるんだわ~)もちろん日替りの全メニューを把握する必要もある。
お酒や、ソフトドリンクも沢山種類があり、外注し、その日に必要な分は補充する。ワインの銘柄なども説明する。
そして、シルバーカトラリーやグラスをピカピカに磨き上げ、ナプキンを折ってセットし、夜には電子キャンドルを灯す。クッションの並べ方も決まっていた。
使用済み食器は回収し、自分達で洗うコーヒーマシーンの洗浄、時には珈琲や、紅茶、お酒を作ってお客様にお持ちする。(基本セルフサービス)
いや、ほぼウェイトレス
(設定・給仕・配膳 )
兼、皿洗い… again
プラス…受付業務
そして、日々のラウンジ利用見込み客リストを作成し、入室があれば、部屋番号と名前を確認し、1日の終わりに実際に利用があった顧客にチェックを入れ、連絡事項やコメントなどを入力する。
一階のフロントが混んでいると、並ぶのが嫌なお客様がエグゼクティブラウンジに来て、チェックイン・アウトに来るがここでも、待たされる
下が忙しい時は例外なくこちらも忙しく、受付対応している間は、ウェイトレス業務が出来ず仕事は溜まる一方どんだけマルチタスクさせんねんw せめて裏方ヘルプ必要
更に、下のビュッフェブレックファストが混んでいたら、ラウンジで朝食を取る方が増え、さらに大忙しになるのだ。
ラウンジのテーブルの上には、使用済みのお皿が並んだり、洗い物が溜まって食器が足りなくなったり、食材が品切れのままだったり(厨房に取りに行けず)、コーヒーマシーンの珈琲豆やミルクの補充が出来ていなかったり
お客様に催促されることも多々…
ありがたいことに、大繁盛だったが、
同時にVIP顧客様にこんな対応で良いのか?
という心配もあった仮にも5☆ホテルやぞw
ラウンジのアクセスはホテルグループのプレミアム会員だけでなく、部屋をアップグレードすることでも利用出来る。
忙し過ぎて満足のいく接客が出来ないことに、私はストレスを感じた
グランドオープンを果たしたばっかりで、ホテル重役も要領が掴めていなかったのもあるが、
とにかくホテル中バタバタしていた
ラウンジメンバーは、マネージャー含め8名。
(半数カジュアル、半数フルタイム)
私は、カジュアル(パートタイム)でスタートしたのだが
働く時間はフルタイムと同じだった。
1ヶ月も経つ頃には、1人辞め、2人辞め…
残るは6名…益々タイトなシフトになった
朝は5時にオープンし、夜は11時まで。
朝シフトもあれば、夜シフトもあった。
オープンとクローズは基本1人で。
ちなみに、私の自宅は職場から離れていたので(車なら20分なのだが)、3時に起きて、始発が一番早い離れたバス停まで自転車を飛ばし、バスに乗って通勤していた
我ながら良く頑張ったw
朝、ラグジュアリーなラウンジで、
1人、ビーチと朝日を
拝みながら、コーヒーを飲む
![煽り](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/623.png)
夜は、静まったラウンジで、
夜景を眺めなながら、クラシックを聴き、
カトラリーを磨く
そんなお一人様時間は
至福の時だった
こんなに良い※お給料を貰えて、英語の勉強も出来て、尚且つお客様にも感謝され、貴重な経験が出来る。クオリティーの高いツマミ食いも🤫
私は
絶対辞めるまい
と心に決めたクビになるまで居座るぞ~!!
※お給料はうろ覚えなのだが、時給$24~27、早朝深夜手当てあり、土曜日は$32~34、日曜日は$37~39、公休日は$45位貰えたと思う。レストラン、宿泊の従業員割り引きもある♪
長くなりましたので、続きます。
今回は、特にオチもなく(関西人なもんでオチ無しでエェんか?と氣になるw)仕事内容だけになりましたが
関西人の皆様「で?」とか言わないでね
海外就職を目指す方の参考になれば嬉しいです