顔面が卑猥な…彼と別れて、新しい生活がはじまった。
↑前回の記事⑦
初めから読む
前の家のオーナーの彼女と一緒に、ストリップショーを観に行ったりそして女の子のパンツにチップ挟んでみたり、クラブに行ってみたり海外での夜遊びも少し経験した
とはいえ、女友達が殆どいなかった私は、専らデートをすることが多かった
彼と別れてから、シドニーを去るまで、一ヶ月という期間だったが、色んな人種の男性と知り合った厳密には五ヶ国文化交流🫡キリッ
もう彼氏は作らないと決めていた私は、相手に深入りせず、異文化交流の一貫(勉強熱心だろ英語の勉強にもなるぜ)として、観察と分析を続けながら、一定の距離を保ったジャパニーズガールの名に恥じぬ様にね
なかなか面白い経験だったので、また機会があれば書こうかな
職探しは、日本の留学エージェントを使って、有給インターシップを申し込んだ(元カレもそれで働いていたらしくオススメされた)
今思えば、英語で求人はいくらでも探せたし、なんなら私が働いたリゾート島では日本語でウェブサイトもあって求人も出ていたのだが…
当時は知らなかったし、英語に自信もなく、確実に仕事が欲しかった私はお金で解決したのだ(仲介料500ドル程かかる)
申込みはしたものの、しばらくは求人が出ていないので、先になると言われていたのが、数日後に電話がかかってきて、空きが出たので、今すぐ履歴書を持って事務所に来て欲しいと言われた。
慌てて英語で履歴書を作り(デート?してた人にチェックしてもらって手直し)持参した。
そして、その一週間後には仕事が決まり、さらにその一週間後に島に行くことになり、トントン拍子に話が進んだのである。
エージェントが代わりに面接を行うので、履歴書のみで決定したのだ。
そのインターシップ先はなんと偶然にも元カレが、シドニーに来る迄働いていたリゾート島だった(インターシップ先は他にもあったのに)
その頃のシドニーは、どんどん寒くなって来ていて、冬服を一枚も持っていなかった私は(過去記事参照)暖かい島に行けるのがただただ嬉しかったビーチリゾート好っきやなぁ
職場には勤務から3ヶ月を過ぎた時点で、職探しをしていることを伝えており、二週間前に辞めると伝え、円満退職
結局そのレストランで、4ヶ月程お世話になった。楽しく働かせて頂いて、日本食も食べれて感謝・感謝である
そして、いよいよ島に向かうことになった
海が私を呼んでるぜ待ってろよ~
職場では、もちろん全て英語である。オリエンテーションから何から何まで英語づくしだ。
同時期に入社した日本人も沢山いたし、英語が母国語ではない韓国人とかもいたが、残りはほぼオーストラリア人だった。
私は島にある中で、二番目に値段の高いホテルのハウスキーパーとして働くことになった。
有料アコモデーションでは、同い年の日本人女性と同室になったのだが、職場に日本人は一人もいなかった。
他のホテル、主にファミリー向けの客室が多いホテルでは、日本人が多く働いていたのだが、私がいたホテルは客室が少ないのもあって、従業員も少なく、日本人と接する機会は極端に少なかった。
もっと、英語環境に浸かりたいと思っていた私が引き寄せたのかもしれない…
(夫に出会って、オーストラリア人と過ごすことがより多くなった。夫との出会いについては、馴れ初め編でお届けするよ)
ハウスキーパーの仕事は、思っていたよりもめちゃくちゃハードだった。
とにかく、人数も少ないので、一人あたりが担当する部屋の数が多かった(他のホテルにヘルプに行った時の方が負担が少なかった)
そして、大抵はペアを組んで掃除やベッドメイキングをするのだが、ペアは殆どが若いオージーガールだった(職務経験の少ない若者がリゾートバイトで来て、清掃の仕事に就くことが多かった)そして、
彼女たちのまあ、
働かないこと!!
音楽聴きながらノリノリなのは良いが、男の子の話だの口数多くて手が進まない
彼女らはドラマティックというか、感情の起伏が激しいというか、もう日によってメンタルの振り幅が広いのなんの
いや、それだけならええんやけど、
もちろん仕事への影響も絶大
真面目で、与えられた仕事をこなしたい日本人の私の負担は1.5倍増し
私も、最初は隅から隅までちゃんと、綺麗に丁寧に掃除をしていたのだが、明らかに終わらない
それでも、お客様は次々にチェックインして来る
そして、学んだのだ。
とりあえずピカピカで、整っていればそれでオッケー
掃除をちゃんとしたかどうではなく、
見た目良ければ全て良し
そして、私に求められているのは、
時間内に業務を終わらせること
ただそれだけであると。
ホテル名は伏せさせて頂きます…
私は、成果にならない無駄な労働を避け、グラスや窓、トイレや鏡がピカピカ✨であること、床やベッドがキレイで整っていること。
そこだけに重点を置いた。
以降海外のホテルのグラスは洗ってから使うようにしている…
そうしてレイジーオージーと働く帳尻を合わせて、
業務を遂行したのだ
ただ、そこは日本人そんじょそこらのオージーが掃除するより早くて完成度が高いのは言うまでもないどうりで日本人が重宝される訳である
英語が話せるオーストラリアの若者よりも、真面目で働き者の日本人を雇った方がホテル側に多大なメリットがあるのだ遅刻や病欠も少ないしね
ちなみに、私の同室の日本人女性は、宴会好きで毎日飲んでは、しょっちゅう遅刻してイエローカードを貰っていた強者である私なんか足元にも及ばない生粋のパリピ…いやただの呑兵衛かなw
「今まで、遅刻してきた日本人はいなかったわ。あなた本当に日本人なの?」とオリエンテーションの時にもびっくりされていたほどである
私は、ホテルで働いたのも初めてで、恐らく日本に居たら選ばなかった職種かもしれない。
かなり重労働で、ベッドメイキングで腰は痛いし、重いシーツやらも運んで、薬品にまみれて人が汚したトイレとお風呂を一日中掃除するのだ
お客様がステイ中の部屋の掃除をする時などは、使用済みのコンド○ムや裏返った使用済みパンツなども放置してあったりする…
そして、そんな立派な仕事をしているにも関わらず、表立って感謝されることは稀で、時にはお客様に偉そうな態度を取られたりするのだ
ホテルが、4.5⭐という高級ホテルとまではいかないレベルだったのもあるかもしれない。(それでもかなりの値段のする部屋だぜ)
客層は、ちょっと贅沢してリゾートに来たカップルや、新婚旅行で来たカップルなどが多かった。
それはなにもお客様だけではない。ホテルのマネージャーでとんでもない○ッチな女性がいたのだが、私達を完全に見下していた
もちろんそんな人だけじゃない、中には優しいビッチに顎で使われる頼りない男性上司もいたし、お客様でも対等に、優しく接してくれる方も沢山いたのだが
そして、品性は他人(従業員)への接し方だけではなく、部屋の使い方にも現れる。
日本人カップルが泊まったあとの部屋は乱れっぷりが控えめなのだ
ベッドが綺麗に整えられていたり、ゴミはちゃんとゴミ箱に入っているし、赤ワインを飲んだグラスが軽くリンスされていたりね
ゴミはゴミ箱に入れるなんて、日本人にとっては当たり前だけど、そうじゃない人も沢山いるだぜ…
以前日本のサッカー選手が、更衣室をきれいに片付けたり、サポーターがゴミ拾いをしているのが話題になっていたよね
私はそのニュースを知って、さすが我らジャパニーズだぜと心から嬉しく、誇りに思ったのだ。
中には、クリーナーの仕事を取っただの、奴隷根性が恥ずかしいなどど心無いコメントをする方がいたらしいが…
そんな風に思う心の方が残念じゃね?
清掃は奴隷がするものなのか?
汚なくても、綺麗でもクリーナーの時給は変わらんよ…。
日本のトイレがきれいなのは、次使う人の為に、ささっと掃除するからな訳であって。
自分たちが使ったあとを整えるのは、日本人が、場所や物、また掃除をしてくれる人に敬意を表す、美しい心があるからに他ならない!と私は思うのだ
立つ鳥跡を濁さずに、華麗に飛ぶのが我ら日本人の美徳なんだよ
私も、カフェやフードコートで子供達の床の食べこぼしをささっと掃除するし(オーストラリア人はしない)、ホテルに泊まったらベッドを整えて、使用済みタオルを一つにまとめたり、メッセージを添えてチップを置く様にしている。もちろん感謝の気持ちを言葉と態度で表現もする
横で見ているオージー夫に、そんな事までしなくてもと言われる事もあるのだが
さすがに高級なレストランなどに行けば、自分で床掃除なんかはしないが、「こぼしてしまってごめんなさい」とチップを多めに渡すのがマナーであろう。そもそも高級レストランに子供なんて連れて行かないけどな
私は、この仕事を通じて多くのことに気づかされた。
色んな立場から人と接することで、人として、最も大切な品格を再認識することが出来たのだ。働いてみなくては、分からないこともあるものだなと
仕事はしんどかったし、英語を上手く話せずバカにされたり、差別的な扱いを受けたり、屈辱を感じる事もあった。日本でのほほんと生きてきた私にとって、そういった感情を知ることは、かけがえのない学びとなった。
ベッドメイキングも超得意になったしね!!自分の家のベッドメイキングは大好き独学で白鳥タオルも作っちゃう
気になるお給料の方は、当時の最低賃金よりも少し上の20ドル弱だったと思う。
週末は少し給与が上がるようだが、私は平日に働くことが多かった。
半年間働いて、貯金額は(一度日本に帰国して)、6・70万程貯まったと思う。東京にいる時より貯まった仕事以外やることあんまないからね~
ということで、今回は真面目なお仕事の話になりました参考になれば嬉しいな
同時進行で、夫との【馴れ初め①】
だらだらと長文になり、分かりにくい文章になってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございます
モリリン🥭