
私の防災・その464 東日本大震災から14年 新しい生活にも備えを
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先天性の遺伝子疾患と重度知的障害ありの娘(22歳)
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元々は娘の子育て中の記録として始めたブログですが、現在は主に障害児(者)家族の防災ブログとなってます
今日で東日本大震災から14年。
災害大国日本に住む以上、過ぎ去った過去としてしまうこと無く、これから先に必ずやって来る災害への多くの教訓を残した災害として忘れてはならない日だと思います。

被害に会われた方々のご心痛はどれ程の物なのかと思います。
津波で自宅を失い、せっかく建て直した自宅も今回の山火事で失われた方もいらっしゃるようで、災害と言うのは私達が思うよりもすぐ近くに隠れていて、突然、そして何度でも襲ってくるのだと改めて思い知らされます。
今の私に出来ることはわずかばかりの寄付をすることと、他人事で終わらせず自分や家族が体験することになるかもしれない「次の災害」に備えることだと思っています。
このところもえもえのグループホーム探しなどで大変忙しくしています。
東日本大震災が起きたこの時期は、ちょうど入学や就職などで新しい生活を始める準備中の方も多いでしょうね。
新しい住居を探す時に、皆様は何を重視なさいますか?
交通アクセスの良さや間取り、陽当たり、周辺環境等々あると思いますが、何よりも注目していただきたいのが
築年数(耐震性能)
ハザードマップ
です。
私の父が被災した阪神・淡路大震災でも古い建築基準で建てられた自宅が倒壊し、下敷きになって亡くなられた方が多数いらっしゃいます。
熊本地震では学生向けのアパートが倒壊して一階部分が押し潰されて多くの若い命が犠牲となりました。
このアパートは内装などはきれいにリフォームされていたものの、古い建築基準で建てられた物で耐震性能は低いままだったそうです。
阪神・淡路大震災で被災した一級建築士でもあった父は
「自宅は命を守る鎧でなければならない」
との信念を持っていました。
今、私達はもえもえの入居先として複数の施設を検討しています。
基本的には築浅でハザードマップ上で大きな危険は無さそうな場所、何かあった時に私達が駆け付けやすい市内か近隣の市で探しています。
勿論本格入居前には災害時の対応などもきっちりと確認させていただくつもりです。
もえもえが笑顔で過ごせる適切な支援をしてくれることは大前提ですが、災害時に支援員さんともえもえ達入居者が危険な状況になる可能性が低い施設を選ぶ事も大切だと考えています。
もえもえの様な障害者が被災した時に一般の方も集まる避難所生活は正直困難です。
障害者など配慮が必要な方向けの福祉避難所もそこに行けば全て解決ではないのです。
災害時でも可能な限り「いつもの生活」を継続できること、それはもえもえが自宅で暮らしていても施設で暮らしていても変わらぬ目標です。
私が目指す防災は「災害時でも笑顔でいつもと変わらぬ生活が出来るようにすること」なのです。
この春から新しい生活を始める方々も、お子さんを新しい生活に送り出す親御さんも、新しい生活を始める時こそ備えをする大きなチャンスです。
耐震性能の高い住まいを選ぶ事もそうですが、
引っ越しついでに家具の固定をしたり、
いざと言う時に持ち出す防災セットの置き場を取り出しやすい場所に確保したりするのもお勧めですね。
ハザードマップを確認してどんな状況になったら避難しなければならないのか、避難場所とそこまでの安全な経路を買い物や散歩がてら確認しておくのはいかがですか。
安心して暮らせる住まいを確保すること
何よりも大事にしていただきたいと思います。
非常時の備えしてくださいね
特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。
私と家族の被災体験(阪神・淡路大震災・東日本大震災・台風15号)
東日本大震災から10年のまとめはこちら➡★
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