私の防災・その407 女性の防災 生理用品とブラトップと正しい知識と
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元々は娘の子育て中の記録として始めたブログですが、現在は主に障害児(者)家族の防災ブログとなってます
一昨日の朝の緊急地震速報には驚きました。
ほぼ同時に複数の地震が起きたことで広範囲に緊急地震速報が出されたそうですね。
首都圏の我が家は特に何事もなくそのままいつも通り日常生活をスタートさせましたが、能登地震で被害を受けた地域をまたしても大きな揺れが襲ったこと、現地の方は相当な恐怖を感じられたことと思います。
災害が起きるのは防げなくても、被害を少なくすることは出来ると信じて全ての人が備えるようになって欲しいと思います。
特に我が家のもえもえの様な障害児(者)や高齢者、医療的ケア児(者)、乳幼児などのいわゆる「災害時要配慮者(災害弱者)」は一般的な防災グッズだけでは足りないものや必要な支援がある筈です。
ご自身と大切な家族が災害が起きても当たり前に生きていける備えは他人任せにせずにしておいてくださいね。
健康な成人であっても「女性」であるということだけでもある意味災害時要配慮者であることも忘れてはならないと思います。
昨日こんな記事が出ていたのをご存じでしょうか。
トーク番組で大久保佳代子さんが女性が1日に必要な生理用品の数について男性があまりにも無知であることに突っ込みを入れたと言う内容です。
人生50年生きてきて、妻子いる男性であっても女性の生理に関しては本当に無知であることに驚かされます。
生理用品が1日1枚で足りるわけがない!
性に関すること、異性の身体に関することを話すのは恥ずかしいこと、と言うかつての常識が男性から知識を得る機会を奪ってきたことは確かだと思います。
ですが、それで良しとしてきたことが災害時には大きな問題となって現れてきます。
今年の元日に発生した能登地震でもこの問題は起きました。
女性がでしゃばっても…と避難所運営を男性に任せてしまうのも良くないことですね。
どんなに優秀な人でも知らないことに配慮することは出来ないのです。
ご自身が避難するであろう避難所の防災備蓄品に何がどれだけあるのか、皆さんご存じですか。
自治体の防災担当に女性、もしくは女性目線での備えを学んだ人はいますか?
私達が住む自治体は比較的早い段階で女性による防災チームが結成されて様々な取り組みがなされてきました。
それでも、実際に避難所の運営を行うのは基本的には避難してきた人たち自身であることを考えると、自治体任せにするだけではダメだと思います。
生理用品を被災地に送ったらネット上でそんな贅沢品より食料などを優先しろと言う声も上がりました。
まずは男性にもきちんと知って貰う努力をしていきませんか。
生理用品は女性のからだと心を守る必需品です。
女性は必ず非常持ち出し品の中に生理用品をいれておいてくださいね。
それから、上に貼った記事の中にも出ていますが、避難所生活では洗濯もままなりませんし、下着を干すのにも気を遣います。
非常持ち出し品の中にはブラトップを入れておくと安心です。
あと、これは私見になりますが、下着を干すのにも気を遣うので布ナプキンならハンドタオルっぽい見た目で干しておいても恥ずかしくないので非常持ち出し品に入れておくと良いとの話も見聞きします。
下着を汚さないためのオリモノシート代わりにするならこれはこれで良いと思うのですが、災害発生直後の混乱した状況ではいつ洗濯出来るようになるかわかりません。
今回の能登地震の様に長期に渡って断水が続くこともあり得ます。
そうなると汚れた布ナプキンをいつまでも保管せざるを得ない状況も考えられます。
また、布ナプキンは基本的には洗って遣い回すものですので、多くの枚数を用意するのは難しいと思います。
2~3枚程度非常持ち出し品の中に入れておいたとして、それでしのげる時間はどれ位になりますか?
我慢して遣い続けることになるとデリケートな場所が不潔になってしまいますし、漏れやすくもなります。
やはり使い捨て出来る生理用品やオリモノシートを充分な数用意しておく方が良いと思います。
以前書いた災害時の性被害についての記事も貼っておきます。
不特定多数の人が狭い空間で共同生活を送る避難所で女性が自力で24時間自分自身を(場合によっては子どもや家族も)守るのはとても大変です。
女性が自分の身体と心を守るためにも自分に近しい男性には正しく知っておいて貰いませんか。
正しい知識を身に付けた男性はきっと心強い味方になってくれる筈です。