MRI検査
MRI検査今回の検査はMRIとなりました。MRIはもちろんのことCTも検査経験がありません。放射線科の受付を済ませると放射線診断医の問診になります。これまでの病歴や服用している薬剤の確認やアレルギー等についての質問があります。体内の金属についての質問では、かつて歯科治療で金属製の詰め物を入れたことがあったので心配していたのですが、特に問題無しとのことでしたので安心しました。検査着に着替えて待機していると、検査室の前ではかつて聞いたことが無いような凄まじい音が鳴り響いており、とてつもない恐怖心が起こりました。今回は造影剤を使用しての撮影だったので、事前に注入するための針を留置する処置がありました。人によってはとても痛かったという感想もあり、覚悟をしていたのですが意外にも痛みはわずかで、やはり上手な看護師さんだったのだと思います。私は気が小さいので、採血や注射の時に針を刺している患部を絶対に見ることができません。天井や壁を見ています。よくご自身で撮影されている方がいますが凄い勇気があるなといつも敬服するばかりです。いよいよ名前が呼ばれ順番が来ます。初めて直面するMRIに圧倒されますが、放射線技師さんと看護師さんに促されて撮影ベットに寝ました。氏名と生年月日を確認され、頭部を固定する器具を装着され検査がスタートします。検査時間の説明もありましたが、既にヘッドフォンのようなものを耳に当てているのではっきりと聞き取ることは出来ませんでした。検査が始まると、大きな電子音が鳴り響き閉鎖された場所でもあることから、まるで宇宙船に乗って他の天体に行くような気分です。動いてはいけないので、静かに呼吸をしますが時々無性に深呼吸がしたくなる衝動に駆られつつも、ひたすら我慢します。造影剤を使用するため4時間前より絶食だったので朝ご飯を食べていませんでしたが、今回は不思議にもお昼ご飯は何を食べようかという思いに駆られました。少し検査に慣れつつあるように思いました。どれほど時間がたったのか、放射線技師さんと看護師さんが入室してきて「これから造影剤を入れて検査していきますので、造影剤の使用の有無を比較するためにこの姿勢を維持してください。」と言われます。造影剤を入れると体が熱くなるらしいと聞いていたので、次第に背中や体全体が温かくなったことを、これが話に聞いていた造影剤が体内に入って来たのだと思い込んでいたのですが、終わった後に看護師さんに聞くとMRIのベット自体が温かくなってくるので造影剤の影響ではないとのことで私の思い違いでした。ようやく終了し、宇宙船の旅から解放されましたが、1時間弱の撮影で少しふらつきながら検査室を後にしました。検査結果は、複数の放射線診断医の先生の読影が済んでから、主治医である内分泌代謝科の先生のもとに送られ、後日結果説明があります。まだまだ心配がつづきます。