特発性アルドステロン症③
久しぶりの診察となりました。
中央採血室での採血から始まりました。
久しぶりに痛かったです。
「ちょっとチクッとしますよ」
と言われて思った以上に痛かったのは何年ぶりでしょうか。
「5本採りますよ」
(そんなに採るのか)
やはり採血は痛いもの。それが普通なのでしょう。
ここ最近の看護師さんが上手過ぎたのかもしれません。
若手や中堅の看護師さんが上手かったような気がするのは単なる偶然でしょう。
検査結果
肝機能、腎機能ともに正常。コレステロール値、血糖値、中性脂肪の何れも基準値。
ただし、やはり
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン) 103(7.2~63.3pg/mL)
コルチゾール17.5(3.7~19.4μg/dL)基準内高値
検査入院中はせいぜい12μg台だったので高めです。ストレスが影響するらしいのですが、採血が痛いのと関係あるのかな?
もう少ししたら、脳下垂体MRIを撮りましょうとのことです。
特発性アルドステロン症と診断がついて、新しく処方されたミネブロ錠も問題なく服用し始めると、ついついクッシング病の事を忘れてしまいます。
クッシング病については、あくまでも経過観察中でした。
なので、いつも気に留めておかないといけませんでした。
原発性アルドステロン症については、私も少しずつ理解が進みつつあります。しかし、クッシング病については容易には理解出来ない難しい疾患だと思います。
友人の知り合いの看護師さんはかつて、内分泌代謝科の病棟での勤務経験があって詳しく知っているようでした。
機会があれば色々教えていただきたいです。
ミネブロ錠5㎎
今回から、処方がミネブロ錠のみとなります。血圧が比較的安定しているので、アムロジピンを休薬してミネブロを容量を倍にして、しばらく様子をみることになりました。
もちろん、少し経過をみて極端に血圧が上がるようであれば、再度アムロジピンの服用を検討するそうです。
特発性と腫瘍性
原発性アルドステロン症には、特発性と腫瘍性があるとされていますが、
ほとんどのケースは特発性で腫瘍性はごく一部だそうです。
主治医の先生によれば、最新の数値は把握していないものの、ほとんどが特発性だと教えていただきました。この病院にも原発性アルドステロン症で通院する患者さんは多いそうですが、手術となるような症例は年間数例に過ぎないそうです。
また、通常の高血圧症として治療されている方々の中にも実はアルドステロン症だったという人もかなりいるのではないかとのことです。
原発性アルドステロン症の怖さは臓器障害を引き起こすことであることをもう少し周知され、早めにMR拮抗薬による治療が開始されると良いのにと思います。
これは、当初クリニックで診断された時に受けた印象とは異なるものです。
原発性アルドステロン症イコール手術という思いとは違っていました。
手術療法か薬物療法かというところばかり気になっていましたが、実は腫瘍性そのものが少ないというのは驚きました。
検査入院でおこなった、CRH負荷試験とDDAVP負荷試験について、ゴールデンウイーク中に少し調べてみました。疑問に思っていた部分が少し明らかになったのでそのうちに記事をアップできるといいなと思います。
HbA1cの数値も良かったです。診察終了後に食べるお昼ご飯は最高に美味しいです。
ただし、この季節になるとコンビニエンスストアで中華まんが姿を消していくのはさみしいかぎりです。