もう30年近く前のこと、
まだまだ未熟だった私が
感情に任せて
いろんな人を傷つけてたり、
自分を守るために
不要にビクビクしていたころの話。
色々な人生経験を経て
アラ還という歳まで生きて
マインドフルネスと
アドラー心理学を知った今
思い返すと
恥ずかしいというより
笑ってしまう
私の会社でのやりとりを
ご紹介します。
私が相手の言葉に
反応してしまい、
建設的な話が
できなかった例です。
…☆…☆…☆…
当時まだ駆け出しの私は
ある関連会社のために
原料調達を担当していて
その関係会社に
同じ会社の先輩格の男性が
出向していました。
原料調達のためには
ある程度の納期を見込んで
オーダーをもらわねばならないのですが
その時受けたオーダーは
いつもの原料メーカーでは
対応できないような
ものすごい短期の納期。
原料メーカーに
ダメもとで問い合わせたところ
それはさすがに無理と言われ、
先輩格の男性に
その旨を連絡しました。
その時の
私の伝え方はフラットで
事実を伝えただけだったのですが
彼は電話口で
いきなりぶちぎれて
…っていうかさあ、
お前、事の重要性、わかってんの?
原料が入らなかったら、
こっちの生産が止まるんだよ?
と強い語気で
私を責めはじめまして。
カチンときました、私

そもそもあんたに
「お前」って言われる筋合いは無い

原料調達ができないと
どんなことが起こるのかくらい
知ってるわ

こんな納期で発注してきた
あんたがおかしい

私がなんと言い返したかというと
一字一句は覚えていませんが、こんな感じ



間に合わないものは
間に合いませんよ!
こんな納期なんですから!
常識的に無理でしょう?
それに、
私が事の重要性を
わかってない訳がないでしょう?
私が「本当に申し訳ありません」と
しんみりと言えば
Aさんは満足なんですか?
そもそもAさんは
何がしたいんですか?
私に謝らせたいんですか、
それとも納期が間に合うように
策を考えたいのか、
どっちなんです?



…自分でも
よくもまあ
こんなことが言えたもんだ、
若いというのは恐ろしいと
思いますが

この後その先輩男性は
黙ってしまって
もういいよ
!

と電話を切りました。
実は、
私が指摘したことって、
正論なんですね。
原料は希望日に納品できない
だから生産が止まる
だったら
1)急いで代替の供給元を探す
2)生産側の生産プランを変える
しかない。
だから
私をしかりつけて
しおらしく謝らせたところで
問題は解決しない。
今この状況で
何をするのが最善なのか考える
ここに意識を向けるべき。
何かがうまくいかないとき、
人を責めたり
自分を責めたり
慌てたり怒ったり、
心が混乱することは
誰にでもあることです。
そういう時こそ
浮足立たずに
(お互いのために)
今ここでできる最善な行動は何か
にフォーカスすることが
大切ですよね。
伝えたい内容は
正しいのに、
私の言い方が
本当に良くなかった



相手は明らかに
怒りを感じているのですから、
相手の気持ちを受け止めつつ、
話の流れを
大切な共通の課題の方へ
穏やかに変えていくべきでした。
今の私なら
こんな感じで対応したと思います。



そうですよね、
生産停止の事態の深刻さは
私もよく理解しています。
できる限りのことを
したいと思いますので、
他に当たれそうな
代替のメーカーさんなど
教えていただけませんか?
ダメ元でも当たってみます。
同時に、
納期がとても短いのは
明らかですので、
生産プランの変更など
そちらでも何か調整ができないか
ご検討願えませんか?



私がブチ切れて伝えたことと
伝えていることは同じだけど
相手に与える印象は
全然ちがいます。
この時の私の
先輩に対する「ぶちぎれ反応」は
高圧的な男性に対する
嫌悪感から出てきていました。
大嫌いだった父親が
不合理で高圧的だったので
「高圧的な男性社員=敵」
と思えてしまい、
一方的に
意見を押し付けてくる
社内の男性は大嫌い。
だから
上に書いたようなやり取りでは
瞬間的に強烈な怒りで
反応してしまっていたんです

高圧的な男性社員が
とても少なかったのが
幸いでした…
それ以上に
思いやりのある
男性社員が沢山いてくれて
そのおかげで
本業を続けています😊
その逆に
お客さんなど
社外の高圧的な男性には
ビクビクしてしまい
かなり無理をして
付き合っていた部分もありました。
その頃は
そんな自分の反応の裏にある
私の心の傷など
全く見えていなかったし
もし
傷が見えていたとしても
どうやってそれを
包み込んだらいいものか
わからなかったと思います。
色々な人と
お仕事をしながら
沢山のことを学びました。
自分、
随分と大人になったものです。
その先輩は
あの電話の後
私と話す時はいつも
なんとなく話しずらそうで
人づてに
「ジュバだけは苦手だ」と
こぼしていたことを聞きました。
今ではきっと
定年退職されているでしょうが
申し訳ないことをしたと
思っています。
私がしたような「反応」は
防ぐことができます。
自分の心のくせに気づき、
湧き上がってくる感情に気づければ、
相手の立場や気持ちを
思いやる余裕がうまれます。
その時に必要な言葉を選ぶことも
できるようになります。
今まで「反応」していたことが
「対応」に変わります。
これらは
マインドフルネスの実践を
続けることで
だんだんと
身についてきます。
伝えたいことを
心地よく伝えるために、
まずは
自分の感情に気づくことから
始めてみましょう。
何か言われて
カチンときたり
心が凹んだ利する時
自分は一体、
何を、どう感じているのか、
どんな反応をしているのか、
観察してみてください。
観察することが
できさえすれば
余裕は自然と
生まれてきますから。
これは社外の人とのエピソード
ドイツMBSR/MBCT協会認定・プロの講師がお伝えする
本物のマインドフルネス
マインドフルネス・ストレス低減法8週間コース(MBSR)
2022年2月開講です。
日本では数少ない認定講師だけが
教えることができる
この8週間コースは
私の人生を変えたコースでもあります。
本気で、本物のマインドフルネスを学びたい方へ
全力でお届けします。
詳しくはホームページで!
11月
マインドフルネス基礎4回コース(第2期)
満席になりました!
12月
マインドフルネス1Day講座
満席になりました!
2022年1月
アドラー心理学ELM講座第5期
1月15、22、29、2月5日
いずれも土曜日
日本時間16:00、ドイツ8:00
マインドフルネス基礎4回コース(第2期)
満席になりました!
12月
マインドフルネス1Day講座
満席になりました!
2022年1月
アドラー心理学ELM講座第5期
1月15、22、29、2月5日
いずれも土曜日
日本時間16:00、ドイツ8:00
詳細・お申し込みはこちらから
公式LINE始めました!
🍀マインドフルネスで
日常を豊かに生きるコツ
🍀自分・あなたの大切な人を
勇気づける方法
🍀心を優しく、
しなやかにするヒント
…等をお届けしたいと思います。
お友達になってくださる方には
1.「手をねぎらうプチ瞑想」
音声ガイドと テキスト
2.この質問で「今ここ」にすぐ戻れる!
「45問の質問シート」
をご用意しました。
(ご希望される方にお届けします)
お友達登録は
↓のリンク・QRコードから

マインドフルネス・関連記事
アドラー心理学・関連記事
優しい生き方・関連記事
ジュバ智子ホームページへこちらから
アメブロとは一味違う記事を書いています
講座内容、お悩みなど、お気軽にお問い合わせくださいマインドフルネス関連お問い合わせはこちら
アドラー心理学関連・その他お問い合わせはこちら
ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は31年目、現地日系商社勤務は28年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツMBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
ジュバ智子の詳しいプロフィールはこちら
過去の私を知るにはこちら
SNSやっています。フォロー大歓迎!