『弱虫ペダル 21巻 (渡辺航)』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『弱虫ペダル 21巻 (渡辺航)』

 

4253214746 弱虫ペダル 21 (少年チャンピオン・コミックス)
渡辺 航
秋田書店 2012-02-08

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【あらすじ】

インターハイ最終日! 箱根学園への恨みから暴走が加速する待宮!! その激闘の中で明らかになる荒北の過去とは…!?

 

 

自転車ロードレースがテーマの作品です。

 

主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。

そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。

高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、

そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。

しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、

何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が

彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。

 

というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、

自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。

 

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ここからは、21巻の感想。

21巻では、前巻と同様に、9巻から開催されたインターハイの続きが描かれておりまして、

3日目(最終日)の戦いがメインとして描かれることとなりました。
 
まんが栄養素-弱虫ペダル 21巻
 

そんな21巻のメインとなるのは、やはり『荒北靖友』関連の話ですね。

『荒北靖友』とは、箱根学園の3年生で、エースアシストをメインとしているキャラクターです。

皮肉屋で、言動が荒っぽいところが特徴で、いかにも悪役っぽい雰囲気を醸し出していますが、

意外と男気があり、チームのまとめ役としても活躍しているというなかなか面白いキャラです。
 

そんな『荒北靖友』が、広島呉南工業の『待宮栄吉』とマッチアップを繰り広げることとなったのが

今巻でして、このイベントを通して、『荒北靖友』の自転車競技を始める前の過去が描かれつつも、

何故、彼がここまで成長できたのかが描かれることとなりました。
 
まんが栄養素-弱虫ペダル 21巻
 
まんが栄養素-弱虫ペダル 21巻
 

まあ、『荒北靖友』の過去話に関しては、ネタバレというか実際に読まれた方が絶対に

面白い思うのであえて取り上げることはしませんが、彼の過去のイベントが描かれることで

彼の強さに大きな説得力が生まれましたし、また、このイベントにより彼が反則行為を繰り出す

広島呉南工業の『待宮栄吉』に苦戦しながらも圧倒的な差で勝つことが出来た“理由”も非常に

面白く読むことができました。
 
まんが栄養素-弱虫ペダル 21巻
 
まんが栄養素-弱虫ペダル 21巻
 

そして、この『荒北靖友』の活躍のおかげで、広島呉南工業が事実上脱落し、主人公を

始め、後方を走っていた“箱根学園の選手”や“総北高校の選手”が先頭集団に追いつくことが

できまして、ついに、フルメンバー同士の“箱根学園vs総北高校”の最後の戦いが描かれることと

なりまして、次巻へ続いていきました。 恐らく、次巻では、両チームによる全力の戦いが描かれ、

一人ひとりの選手にスポットが当てられていくのだと思います。

 

次巻も楽しみです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

『荒北靖友』といい、『東堂尽八』といい、ライバル校の箱根学園の選手たちの方に

良い感じでスポットが当てられるのが面白いですね。 こういう演出があると、

物語が盛り上がりますし、何よりも、試合がより面白くなっていきますね。

次巻も大いに期待したいですね。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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