『弱虫ペダル 6巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『弱虫ペダル 6巻 (渡辺航)』

 
まんが栄養素-弱虫ペダル 6巻

弱虫ペダル 6 (少年チャンピオン・コミックス)
渡辺 航
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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻

 

 

【あらすじ】

合宿地・箱根で、真波山岳と運命の再会を果たす小野田坂道!! 高まるインターハイへの思い! そしてインターハイメンバーを賭けた1年VS2年のバトルの火蓋が切って落とされる!!

 

 

自転車ロードレースがテーマの作品です。

 

主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。

そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。

高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、

そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。

しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、

何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が

彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。

 

というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、

自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。

 

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ここからは6巻の感想。

6巻では、5巻から描かれている『合宿(4日間で1000kmを走りきる)』の続きが描かれつつも、

インターハイ出場権をかけて、1年生と2年生との熾烈なレギュラー争いが描かれ始めました。
 
今巻の注目点は、もちろん2年生の『手嶋純太』・『青八木一』の2人でしょう。

この作品は、今まで、才能溢れる1年生の『小野田坂道』・『今泉俊輔』・『鳴子章吉』の3人が、

圧倒的な実力差を持つ3年生・『金城』・『田所』・『巻島』の3人に追いつくために必死に努力する姿が

描かれてきました。 そのため、主人公達の上級生である2年生にスポットが当たる事がなく、

正直なところ、5巻までは空気のような存在でした(^^;。

 

そんな中、この6巻では、ついに2年生の『手嶋純太』・『青八木一』に大きくスポットが当てられました。

彼らは、『小野田坂道』・『今泉俊輔』・『鳴子章吉』という天才達とは違い、いわゆる凡人レベルの

自転車乗りでして、個々の能力だけを見ると、現時点でも『今泉俊輔』・『鳴子章吉』の方が上であり、

恐らく、1対1の勝負をしたならば、この2年生の2人は1年生に勝てないと思われます。

 

そんな凡人である2年生が、この名門・総北高校自転車競技部で生き残るために編み出したのが、

“絶対なるチームワーク”・・・つまり、一人が後続の追撃を阻止し、その間にもう一人が逃げるという、

レースでよく見られる協力プレイであり、それを彼らは1年間必死になって磨き上げ、凡人でありながら、

エリート達を勝てるだけの完成度の高いチームワークを築き上げてきました。
 
『エリート×凡人』

 
今巻は、まさしく『エリート×凡人』を描いておりまして、“凡人が如何にして天才達を抑えるのか”、

そして、“天才達が如何にして経験豊富な凡人を圧倒し一気に追い抜いていくのか”を、

2年生の過去イベントを挟みながら、非常に面白く描かれております(^^ゞ。

まあ、恐らく、次巻あたりに、凡人を圧倒する天才達の描写が描かれる事になると思いますが、

個人的には、やはり今後も、凡人である2年生の2人の活躍をずっと見てみたいので、

この合宿の時点では、2年生の勝利で終わって欲しいところです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いですね。

1年生と2年生によるインターハイへの出場権をかけた戦いが始まり、ますます盛り上がってきました。

凡人が勝つのか、天才が勝つのか、次巻の発売が非常に楽しみです。

 

点数的には

100点

です。

 

 

では、ここまで。

 

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