『弱虫ペダル 8巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『弱虫ペダル 8巻 (渡辺航)』

 

4253214584 弱虫ペダル 8 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店 2009-11-06

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻  7巻

 

 

【あらすじ】

地獄の1000km合宿を終え、ついにインターハイのメンバーが正式決定!! 総北高校は最強の布陣を整え、一丸となりインターハイを目指す!!

 

 

自転車ロードレースがテーマの作品です。

 

主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。

そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。

高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、

そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。

しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、

何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が

彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。

 

というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、

自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。

 

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ここからは、8巻の感想。

8巻では、5巻から描かれている『合宿(4日間で1000kmを走りきる)』の結末が描かれ、

ついに総北高校のインターハイに出場するレギュラー選手が決定しました。 
そして、物語のメインもインターハイに向けて話が進んでおり、主人公が所属する総北高校の

最大のライバルとなるであろう箱根学園の練習風景+キャラクター紹介も描かれており、
インターハイに向けて徐々に盛り上がってまいりました。

 

そんな8巻の注目点は、やはり『合宿』の結末でしょう。

この『合宿』とは、5巻から始まったインターハイのための強化合宿のことで、『4日間で1000Km』を

走りきるということが最低ノルマとして課され、もし、この課題をクリアできなければその参加選手に

今年のインターハイ出場資格を与えないという非常に厳しい内容の合宿です。
しかも、この合宿では、“才能ある3人の1年生”の自転車に苦手克服のための細工がされており、

この不利な条件で、『4日間で1000Km』をクリアさせることで、より“才能ある3人の1年生”の能力を

強化し、この3人をインターハイへの最大の武器にしようと先輩や監督は考えているようです。
 

そんな『合宿』が、この8巻でついに終わりました。

4巻に渡って描かれただけあって、『小野田坂道』と『巻島先輩』とのイベントや、

“才能ある3人の1年生達”がその細工してある自転車をなんとか自分のものにするイベントや、

『2年生』との激しいレギュラー争いを描くイベントなど非常に多くのイベントが描かれることとなりまして、

『4日間で1000Km』をクリアし、しかもレギュラーを勝ち取る事がいかに難しい事なのかが、

このイベントを通して理解することができましたし、非常に面白いイベントであったと思います(^^ゞ。
 

特に、主人公・『小野田坂道』の成長は著しいものがありまして、

このイベントを通して、クライム封じに負けない足腰を手に入れましたし(普通の自転車と同じ回転数)、

『今泉』・『鳴子』と共にインターハイへ行きたいという気持ちを言葉として出せるようになりました(^^ゞ。

「やっと、自転車ロードレースに参加できるような表情になってきたな!」という感じでして、

まだまだ技術的・精神的な面で弱点はあるものの、主人公として頼もしく思えるようになってきました。

↓下記の画像のような凛々しい主人公の姿が描かれるシーンを本編で早く見てみたいですね。
 
まんが栄養素-小野田坂道 インターハイジャージ姿
(↑65話の扉絵で描かれた“インターハイ用のジャージ”を着ている小野田坂道)

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

今巻は、上記の合宿以外にも、最大のライバル校である『箱根学園』のイベントも描かれています。

正直、過去イベントでの『箱根学園』のキャプテン・『福富』にはガッカリしてしまいました(^^;。

このイベントはインターハイを盛り上げるために書かない方が良かったのではないかな~、と思ったり。
まあ、何かしらの伏線になっているのかもしれないので、まだ判断しかねますが・・・。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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