『弱虫ペダル 11巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『弱虫ペダル 11巻 (渡辺航)』

 

4253214630 弱虫ペダル 11 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店 2010-04-08

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻  7巻  8巻  9巻  10巻

 

 

【あらすじ】

激動のインターハイスプリント区間! 箱根学園のスプリントマシーン・泉田を前に、必死に喰らいつく鳴子、田所!! “最速”の称号をかけた闘いの結末は…!?

 

 

自転車ロードレースがテーマの作品です。

 

主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。

そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。

高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、

そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。

しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、

何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が

彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。

 

というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、

自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。

 

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ここからは、11巻の感想。

11巻では、前々巻から開催されたインターハイの続きが描かれておりまして、

山岳区間の各チームのクライマー達による激しいバトルが描かれようとしております。

 

そんな11巻のメインとなるのは、やはり『巻島裕介』と『東堂尽八』とのライバル関係でしょう。

  
まず、『巻島裕介』について。

まあ、いまさら説明は不要であると思いますが、総北高校自転車部の3年生でクライマー。

手足が長く、特殊なダンシングを使用し「頂上の蜘蛛男」というあだ名を持っている坂のスペシャリストで、

主人公・『小野田坂道』の良き先輩であり、良き目標でもあるキャラクターです。
 

次に、『東堂尽八』について。

箱根学園の3年生で自称・美形クライマー。 実力は本物で、音も無く加速するクライムを得意とし、

“眠れる森の美形(自称)”と呼ばれているらしく(ただし、影では森の忍者と呼ばれている)、 
箱根の山神としてこの大会に出場してきているキャラクターです。

 

この2人は、同学年のクライマー同士ということで、大きな大会が行われるたびに勝負をし続けて

いるというライバル関係であるらしく、現在までの戦績は7勝7敗の5分であるようです。

そして、3年生として迎えるこのインターハイがこの2人にとって最後の大きな大会であるようで、

2人共にこのインターハイでこのライバル関係に決着をつけようと勝負をしようとします。
 

しかし、山岳区間に入る前に、総北高校にアクシデントが起こってしまい、今巻にこの2人の勝負が

描かれることはありませんでした。 そのことに対して、このインターハイという舞台での勝負を

楽しみにしていた『東堂尽八』は泣くほどに悔しがる姿や、『巻島裕介』もまた歯を食いしばりながら

悔しがる姿は、非常に印象的でありました。

 

とはいえ、そのアクシデントを起こした人物が主人公・『小野田坂道』であることや、

大どんでん返しが起きそうな伏線が描かれていることからも、恐らく、次巻以降、この3年生2人の勝負が

本格的に描かれていくのだと思われます。 この2人のライバル対決がどのようにして描かれていくのか、

非常に気になります。 次巻も楽しみです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

『巻島裕介』と『東堂尽八』の2人共に良キャラクターだけに、この2人の勝負がどのような結末を

迎えるのか、非常に気になるところです。 次巻も楽しみです。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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