【マンガ感想】
『弱虫ペダル 14巻 (渡辺航)』
弱虫ペダル 14 (少年チャンピオン・コミックス)
渡辺 航 秋田書店 2010-10-08 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻 9巻 10巻 11巻
【あらすじ】
熱闘インターハイ2日目開幕!! スタートで遅れた田所に対し、総北の下した決断とは…!?
自転車ロードレースがテーマの作品です。
主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。
そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。
高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、
そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。
しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、
何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が
彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。
というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、
自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。
----------
ここからは、14巻の感想。
14巻では、前巻と同様に、9巻から開催されたインターハイの続きが描かれておりまして、
主に、『田所迅』を中心に、総北高校のピンチが描かれていくこととなりました。
そんな14巻のメインとなるのは、『田所迅』のピンチですね。
『田所迅』とは、主人公達が所属する総北高校自転車競技部の3年生のスプリンターでして、
その“豪快な性格”と“巨漢な容姿”から『暴走の肉弾頭』と呼ばれているキャラクターです。
ちなみに、このインターハイでは、第1日目のファーストリザルト(第1計測ポイント)で
トップを獲っておりまして、その実力をいかんなく発揮してるキャラクターであります。
そんな『田所迅』の大きなピンチが描かれたのが今巻です。
『田所迅』は1日目が終わった時点で体調不良を訴えており、試合後、点滴を打って2時間寝て
いたにもかかわらず体調は一切直らず、2日目に参加することとなってしまいました。
そんな状態のため、試合が始まっても走り出すことが出来ず、すぐにチームメイトに置いていかれ、
結局、メイン集団(数々の強豪チームがいる大集団)にまであっさりと抜けれてしまいました。
(↑体調不良のため、全員で作った1日目のマージンを失ってしまった『田所迅』)
そんな状況でありますが、最後のインターハイであり、チームのために少しずつでも進み始めます。
しかし、体調は一切変わらず、後続の学校にも抜かれ始めると、常に強気であった『田所迅』でも
この状況に心が折れそうになってしまうわけですが、ナント、その絶望的な状況の中、『小野田坂道』が
今にも倒れそうな『田所迅』の前に現れることとなりました!
(↑わざわざ逆走して『田所迅』のところまで戻ってきた主人公・『小野田坂道』)
それ以降は、体調不良の『田所迅』を『小野田坂道』が引っ張っていく展開が熱く描かれまして、
これまでに『田所迅』を抜いていった選手達を次々とぬき返していくこととなりました。
とはいえ、さすがに時間ロスは大きく、先頭を走っている『金城真護』・『今泉俊輔』に追いつくには
もう少しだけ時間が掛かりそうな雰囲気ですね。 まあ、そこら辺は、主人公補正で次の巻には
追いついていそうな感じがプンプンしますけど(笑)。
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
普通に考えれば、「こんな展開ありえないわ!」としか思えないわけですが、この漫画の場合、
それすら許される雰囲気を1巻から作り上げているので、非常に楽しく読むことが出来ました。
次巻以降も、盛り上がっていきそうですね。 楽しみです。
点数的には
100点
です。
では、ここまで。