【マンガ感想】
『弱虫ペダル 20巻 (渡辺航)』
弱虫ペダル 20 (少年チャンピオン・コミックス)
渡辺 航 秋田書店 2011-12-08 by G-Tools |
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【あらすじ】
インターハイ最終日! 待宮率いる大集団に吸収される坂道! 総北メンバーのもとに追いつくため、坂道が考えた方法とは…!?
自転車ロードレースがテーマの作品です。
主人公・小野田坂道は内気な性格で、体育会系な雰囲気が大嫌いなオタク少年。
そんな彼の唯一の楽しみが、片道45キロ以上ある秋葉原までママチャリで通うこと。
高校生になった彼は、早速アニメ研究部に入るべく気合いを入れていたところ、
そのアニメ研究部は部員が定数を下回ってしまったために、廃部していた。
しょうがなく、自らアニメ研究部を立ち上げるために行動を起こした彼であったが、
何故か、自転車ロードレースに命を燃やす『今泉俊輔』や、ヒロイン役の『寒咲幹』が
彼の非凡な自転車乗りとしての才能に惹かれて彼の周りに集まってくる・・・。
というストーリー展開の作品でして、オタクで秋葉原大好きな主人公が、
自転車ロードレースに関わっている人々に巻き込まれていくという感じの話です。
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ここからは、20巻の感想。
20巻では、前巻と同様に、9巻から開催されたインターハイの続きが描かれておりまして、
ついに3日目(最終日)の戦いが描かれることとなりました。
そんな20巻でメインとなるのが、後続選手たちの協調ですね。
このイベントは、前巻の後半で広島呉南の『街宮』が後続の選手たち全員をまとめ上げ、
一緒に上位チームを追い上げるという展開から始まりまして、今巻でその大集団が
一気に主人公たち(総北と箱学の協調チームの8人)に追いついてしまいました。
さすがの総北と箱学のメンバーであっても、この大集団の勢いを抑えることが出来ず、
主人公を含む一部の選手はこの大集団に飲み込まれてしまうこととなりました。
そして、その総北と箱学の一部の選手を大集団が取り込んだところで、ナント、この大集団を
ひとつにまとめ上げた広島呉南の6人の選手たちがこの大集団から飛び出します。
大集団の先頭を走っていた選手たちは、すぐにこの広島呉南の行動を理解できなかったのですが、
ご丁寧に広島呉南の『街宮』が「お前らを今まで利用していたんだよ、ばーか」みたいなことを言った
ことで、やっと裏切られ利用されていたことに気づきました。 しかし、残念なことに、この大集団自体、
先頭集団に追いつくために全力で走ってきていたため、この裏切った広島呉南を追いかけることが
できず、悔しがる描写が描かれます。
そんな状況の中、大集団に飲まれてしまった主人公・『小野田坂道』は、この大集団から抜けて、
広島呉南を追いかけることを決意します。 とはいえ、さすがに一人で追いかけるには
無理があるので、協調できる人物を探すこととなりました。 運が良いことに、箱学の
『荒北靖友』と『真波山岳』の実力者2人を見つけることに成功し、色々とすったもんだあって、
協調して広島呉南を追いかけることとなります。
詳しくは書きませんが、主人公・『小野田坂道』・『荒北靖友』・『真波山岳』の3人が協調して
前へ突き進んでいく様子は面白かったですし、その3人が広島呉南に対決を挑む様子は
非常に面白かったです。
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
今巻は第4のライバルチームの活躍が描かれました。 ただ、この第4のチームのメンバーが
全員“脇役顔”の手抜きな感じなのが残念ポイントかな(笑)。 まあ、次巻の中盤あたりには、
フェードアウトしているのだろうから、どうでもよいことですが・・・。
点数的には
100点
です。
では、ここまで。