数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ -38ページ目

数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

私たちは、「縦、横、高さ」 のある3次元の世界に住んでいるので、
4次元以上の世界は想像できません。


それゆえに、
4次元という言葉にはミステリアスな響きがあります。

では、


4次元はどんな世界なんでしょうか?


今回は、数学的な視点から
4次元について考えてみたいと思います。

最初からいきなり4次元は想像しにくいので、


「2次元から3次元を想像する方法」

 

を考えてみます。

シャボン玉のような球を考えます。

 


もし、平面の世界(2次元の世界)
にしか存在できない生物がいたとして・・・

その生き物は、球をイメージできるでしょうか?

平面の生き物は、「高さ」を感じることができないので、
球を見ることができません。


では、どうすればいいのでしょうか?

 


それは・・・

球をスライスすれば良いのです。

球を切ったときの 「切り口」 は、円板になります。
これなら平面の生き物も見ることができます。

 

平面上の生き物にとって、球自体は見えませんが、
スライスした切り口は見えるのです!

 

 

 


やや直感的な表現ですが、

「球を真ん中あたりできると、切り口は大きな円板、

 端のあたりで切ると、小さな円板になります」


そして、

 

小さな円板から大きな円板までを並べて、
無数の円板を積み重ねていくと球になるのです!

 

このことから、私たち3次元の生物が、
4次元の球をイメージする方法が分かります。

それは、

4次元の球の3次元の切り口を考えて、
それを無数に積み重ねればよいのです。


球の切り口の形は、1つ低い次元の円なので、

4次元の球の3次元による切り口は、
「3次元の球」 になります。

ですから、

小さい3次元の球をだんだん大きくしていき、
一番大きくなったところで、
今度は小さくしていく。


それを無数に積み重ねたものが
4次元の球になるのです。

 


といっても、

4番目の方向に積み重ねるのですが、


私たち人間は4番目の方向が見えません。

 

ですから、
4次元の球をハッキリと見ることはできません。

ただ、

球を積み重ねた形として、
なんとなくイメージをもつことはできます。


いかがでしたか?

4次元の球はイメージできましたか?


私たち3次元の世界から、
4次元の世界を眺めることは、
とても想像力をかき立てられると思います。
 

 

 

 

◆ これらの内容は、私の本にも書いてあります。

 

私の本『数の世界』では、

自然数から実数、複素数、四元数、八元数への「数の広がり」について、

数学的に詳しく書かれています。

 

実数、複素数、四元数、八元数は、それぞれ、

1次元、2次元、4次元、8次元の数とみなすことができます。

 

 

 

 

数の世界 自然数から実数、複素数、そして四元数へ (ブルーバックス)

(Amazon)

 

 

 

【コラムの執筆者】

 

 

松岡 学

 

高知工科大学 准教授、博士 (学術)

数学者、数学教育学者

 

大学で研究や教育に携わる傍ら、

一般向けの講座を行っている。

 

アドラー心理学の造詣も深く、

数学の教育や一般向け講座に取り入れている。

 

音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。

ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。

 

出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。 

『5歳からはじめる いつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。

 

 

< お問合せ先 >

 

※ 企業様などから、松岡へのお仕事のご依頼の窓口はこちらから

 

※ ただし、出版社様からの執筆(出版)のご依頼は、

  こちらから直接ご相談ください。

 

 

 

< 数学コラム >

◆ 4次元の数学 ~ 見えない空間を感じる ~

 

◆ 数学コラム ~ 数の見える景色 ~

 

 

宮城・多賀城おうち教室 Softly の よしだりつこさん が作ってくださった

数学的に美しい石けん 集中力がアップするアロマスプレー

を紹介させていただきます。


< 数学的に美しい石けん >
 

人間が美しいと感じる黄金比
神秘的な自然現象である渦巻きがテーマとなっています。

具体的には、次の特徴があります。

・タテとヨコの比率が「黄金比」でできている
・「渦巻き」の模様がほどこされている
 ・デコパージュがほどこされている
 ・カメリアオイルで作られている


黄金比と渦巻きは数学的にも関係が深く、
とても興味深い石けんを作っていただきました。

天然素材で数学的に美しい石けんです。

こちらの記事も参考にしてください。
 数学的に美しい石けん


次は、集中力がアップするアロマスプレーの紹介です。

 <集中力がアップするアロマスプレー>
 

記憶力を高める作用があるといわれている
ローズマリーを基本にブレンドしていただきました。

森林浴や瞑想をイメージする香りにしあがりました。

よしだりつこさんの説明を引用させていただくと、
アロマの具体的な特徴は次の通りです。
 

カラダ全体のエネルギーの流れをよくするとともに
ヤル気や自信、脳への活力を与えてくれる香り。
 
また、やりたいことをはっきりさせてくれるので
気持ちが定まらない時や何か迷っている時に
必要な答えを引き出してくれます。
 
集中して勉強や仕事に取り組みたいとき、
迷っている気持ちをはっきりさせたいときに役立つ香りです。



詳しくは、よしだりつこさんの記事を参照してください。
 数学の先生オリジナル「まっちゃんブレンド」とは♪


こちらは、瀬川まりえさんの記事です。
 【まっちゃん 体験レポ】アロマで「まっちゃんブレンド」できました♪


よしだりつこさん、素晴らしい作品を作ってくださり、ありがとうございます。

【カードリーディングとアドラー心理学】

 

この1~2年の間に、

カードカウンセリングを受ける機会がありました。

 

手作り石けん教室をされているよしだりつこさんから、

3回受けて、読み取ってもらいました。

 

そのとき、

 

カードをもとに内面を見つめる手法は、

とても心理学的だと感じました。

 

 

それで最近思うのですが、、

 

カードリーディングは、

アドラー心理学でも使えるのではないかと感じるのです。

 

今回は、そんなことを考えてみます。

 

 

1.メタファーとは何?

 

最初に、私が感じたのは、、

これはメタファーだということ。

 

メタファーとは、

隠喩 (いんゆ) または、暗喩 (あんゆ) のこと。 

 

分かりやすくいうと、何かに例えることを言います。 

 

 

たとえば、白い肌のことを、

「雪の肌」 と表現するのはメタファーです。

 

直接的な言葉を使うより、

メタファーを使ったほうが、

 

物事を印象づけたり、

深みを感じることができます。

 

 

以前、

 

私は、マリーナ博士の講座に出て、 

初めて、 アドラー心理学にメタファーを

取り入れることができるのだと知りました。

 

 

 

2.私が引いたカード

 

私が初めてカードカウンセリングを受けたとき、

 

「過去」 の位置で、

次のカードが出ました。

 

 

 

 

これはメタファーだと思うのです。

 

同じカードでも、

人によって感じることは違う。

その人がどんな解釈をするか?

 

そこが心理学的なところです。

 

このカードを見て、

 

重々しい雰囲気

長くて深い階段

石を運ぶ

 

そんなふうに私は感じました。

 

カードには

 

先祖代々

 

という言葉も書かれています。

私は、この言葉も含めて考えました。

 

私の特徴として、、

 

絵だけでパッと考えるのではなくて、

そこに書かれている言葉や数字も見ながら、

じっくり考える傾向があります。

 

そんな自分の傾向も再確認できました。

 

 

アドラー心理学の言葉では、

ライフスタイルという言葉があります。

 

分かりやすくいうと、

「性格」や「人格」などの総称を表す言葉です。

 

この言葉を使うと、

 

私がカードを読み取る過程で、

自分自身のライフスタイルが反映されるということ。

 

 

そこが、

カードリーディングとアドラー心理学の接点だと感じました。

 

 

このときの私は、

 

先祖代々という言葉から、「前世」 という言葉が思い浮かびました。

 

前世

石に縁のある人

つながり

 

そんなことが思い浮かびながらも、

他にもカードを引きます。

 

 

 

3.「内面」を感じたカード

 

さらに、

 

私が引いたカードを振り返っていきましょう。

 

2回目に受けたとき、

 

「現在」 の位置で、

次のカードが出ました。

 

 

 

 

私は言葉に惑わされる傾向があるので、

 

今度は、文字を隠して、 

先に絵だけを見ました。 

 

鏡の中の自分と抱き合っている女性。 

 

自分自身の内面と向き合っているのでしょうか。 

 

そこに、 適度な距離感をとっている男性。

 

 この絵は何を表しているのだろう ・ ・ ・ 。

 

 私は想像力を膨らませました。 

 

 

すると、、、

 

「この中に、私はいない」

 

そんなふうに感じました。

 

 

正確に言うと、 

どちらの人物でもない という意味です。 

 

じゃあ、私はどこにいるのか。 

 

 

それは、、、 

 

鏡の中の自分と抱き合っている女性に、 

優しく降り注ぐ暖かな日差しが私。

 

 

つまり、 

 

自分自身の内面と向き合っている女性を 

優しい日差しで包むような存在。

 

そんなふうに感じました。 

 

私は、 

 

人を癒したい 

 

という気持ちがあるのだと気づきました。 

 

 

この後、

カードの文字を見たら 「許し」 でした。 

 

やはり、文字を最後に見てよかったと思いました。 

 

文字を先に見ていたら、私の場合、

きっと惑わされていたでしょう。

 

 

そういえば数年前、

石に縁のあるサロン・オーナーの方から、

 

「数学を通して優しさや愛を伝えてください」

 

と言葉をかけていただいたことを思い出しました。

 

 

 

4.鮮やかに印象に残ったカード

 

私はどちらかというと、

ポジティブな物の見方をします。

 

カードカウンセリングで引いた

次のカードが印象的でした。

 

 

 

 

仲良しこよし

 

このカードを見た瞬間、

私が思い浮かんだ言葉。

 

恋人でしょうか。

 

穏やかな日差しに包まれて、

和気あいあいと

手をつないで、

 

仲良くしている。 

 

このカードに共感をしました。

 

 

また、、、

 

驚くべきことに、

 

「未来」 の位置で、

2回連続同じカードが出ました。

 

 

 

 

「またラブラブなカードが出ましたね!」

 

よしだりつこさんが声をかけてくださいました。

 

ハート・ウォーミングなカード。

 

カードを眺めているだけで、癒されます。 

 

現実の私の状況はともかく、、

 

 

「このカードの男性のようになれたらいいなぁ」 

 

憧れの気持ちを抱きました。 

 

カードの中の人物として、

初めて、 私自身が現れました。 

 

 

このような、

 

「キララな日々」 が訪れることを願って、

頑張ろうと思えたカードカウンセリングでした。

 

 

それとともに、、

 

アドラー心理学とカードリーディングの接点

 

という可能性を感じました。

 

    (記:2022.3.14)

 

 

 

 

 

◆ 恋愛・結婚生活の本

 

大切なパートナーと幸せになれるような、 

アドラー心理学のエッセンスを詰め込んだ本となります。

 

電子書籍ペーパーバックでお届けします。

 

 

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  (出版社:CLAP)

 

 

 

【コラムの執筆者】

 

 

松岡 学

 

高知工科大学 准教授、博士 (学術)

数学者、数学教育学者

 

大学で研究や教育に携わる傍ら、

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アドラー心理学の造詣も深く、

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■ 関連記事

    このときのカードカウンセリングの詳細はこちら。

 

◆ りっちゃんのカードカウンセリング

 

 

■ アドラー心理学のコラムやエッセイの一覧

 

 

 

私は、講座やセミナーをするとき、

装いに気をかけるようにしています。

 

それは、

 

参加者の方々に、

講座の内容だけでなく、その装いからも、

 

きれいな波動を受け取っていただけたら

と思っているからです。

 

ここでは、

私のセミナーのときの装いを紹介いたします。

 

 


 横浜

 

 


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宮城で活動されているドレスセラピスト佐藤弘美先生が、

私の装いをコーディネートしてくださっています。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

■ 関連コラム

 

思いが装いを決める ~ エッセイ ~

 

私のドレスセラピーによる服装のコーディネート

 

服装のコーディネート

 

 

 

■ 著者紹介

 

松岡学

 

高知工科大学 准教授、

数学者、博士(学術)、三重県出身。

大学で数学の研究や教育に取り組む傍ら、

一般の方々に 「数学の心」 を伝えるため活動している。

 

アドラー心理学への関心も深く、

数学教育に活かす実践や研究をしている。

 

ファッションを意識し、その優しい雰囲気から、

まっちゃん先生として親しまれている。

 

詳しいプロフィール

 

 
 

< コラム・エッセイ集 >

 

内なる光を引き出す数と色のエッセイ

 

夢を叶え、幸せになるためのコラム

 

お母さんが読むだけで、子どもの算数や数学の成績が上がるコラム

 

 

 

ブログの目次 ~ 数、こころ、音楽 ~

 

 

【ルポ】五次元スクールと読売新聞の問題  ある女性の「想い」

 

 

2019年12月、

 

読売新聞の社会面で、

五次元スクールに関する記事が大きく報道された。

 

読売新聞には、

 

・五次元スクールの参加女性たちが虚偽の裁判を起こした

・家族が崩壊した

・煙部屋に閉じ込められた

 

など、衝撃的なフレーズが大きく書かれていた。

 

さらに翌週には、

 

団体名が実名で報道され、

世間の目にさらされることとなった。

 

・読売新聞の報道は何だったのか?

・報道内容はすべて真実なのか?

・それとも誤報の側面もあるのか?

・この問題にはどんな背景が潜んでいるのか?

 

これは社会的・公益的な問題である。

 

現在、この問題については、

社会できちんと検証されているとはいえない。

 

しかもこの問題は、単なる五次元スクールの問題にとどまらず、

近年のスピリチュアル・自己啓発団体ブームに関わる

普遍性を含む問題である。

 

そのようなことから、この問題について、

中立的な立場で複数回に分けて検証を試みたい。

 

 

(補足)

 

本コラムは、法的な根拠にのっとって

適正に書かれた記事である。

 

本件は、読売新聞社会面にて大きく、掲載され、

その後、yahooニュース等で、

全世界に流れた社会的に大きな案件である。

 

そのような社会的な公共性公益性を有する問題は、

オープンに論評できることが法的に認められているからである。

 

なお、

 

読売新聞やこの問題の関係者のブログなどからの

引用に関しては、

 

著作権法第32条1項に従って、

法的に適切に引用させていただく。

 

それでは、この問題について、

検証を始めたいと思う。

 

 

< 前回のルポはこちら >

 

◆ 五次元スクールと読売新聞、スピリチュアルの問題とは何なのか?

 

 

 

 

読売新聞には、 

京都の40代女性が父親に性的虐待をされたと証拠もないのに主張し、

虚偽の裁判をしかけたように書かれている。 

 

今回はこの問題について、検証したい。 

 

団体名は読売新聞に実名で報道され、 

代表者である吉田真由美氏は、社団法人の登記簿などに登録されている公の情報である。 

 

しかしながら、40代女性については匿名で新聞報道されているため、 

ここでは彩子さんという仮名(ニックネーム)で呼ぶこととする。

 

 

 

1.彩子さんは虚偽の裁判をしかけたのか?

 

読売新聞の報道を引用すると、

次の通りである。

 

~ ~ ~ ~ ~ ~  

 

40代女性は、父親に幼い頃虐待されたと訴えたが、 

「5歳以前の記憶が成人後によみがえるのは偽りの可能性が極めて高い」 

として、今年の4月、京都地裁に退けられた。 

 

女性は敗訴したが、控訴しなかった。 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~  

 

 

40代女性というのが彩子さんのこと。 

読売新聞だけ読むと、彩子さんがいかにも悪人に見えてしまう。 

 

 

彩子さんとその父親、母親。 

そして、五次元スクール代表者である吉田真由美氏の間に何があったのか? 

 

 

読売新聞によると、 

彩子さんは母親をハワイへ連れて行き、 

(父親の罪に対する)金銭の支払いを要求したと書かれている。 

 

なぜハワイなのか? 

 

当時、代表者である吉田真由美氏がハワイ在住であったからである。 

 

読売新聞報道後、

多くの報道陣が吉田真由美氏への取材を試みようとしていたが、 

 

ハワイ在住で連絡先も不明であるため、

取材はことごとく断念された。 

 

現在は、ハワイから日本に吉田真由美氏は戻っているようである。

 

ただし、関西在住ということしか分かっていない。 

 

(五次元スクール被害者の会のメンバーでさえ、

誰ひとりとして吉田真由美氏の住所をつかんでおらず、住所不明である)

 

現在、社団法人の登記簿は解除されており、 

五次元スクールの公の連絡先も分かりにくい状況である。 

 

 

 

 

 

2.自己啓発団体とスピリチュアル団体の違い

 

彩子さんは、なぜ母親をハワイに連れて行ったのか? 

 

読売新聞が五次元スクールのことを

「自己啓発団体」であると 不適切な報道をしたため、

真相がまったく見えなくなってしまった。 

 

前回のルポで指摘したように、 

五次元スクールはスピリチュアル団体であり、 

超越的な神を崇拝する新興宗教的な側面がある。 

 

五次元スクールでは神のことを「スピリットさま」と呼んでおり、

代表者である吉田真由美氏はスピリットさまのお言葉を受け取ることのできる

スピリチュアルな巫女のような存在。

 

基本的に、一般の五次元スクール加入者(以下、五次元生と呼ぶ)は、

スピリットさまのお言葉を直接受け取るわけではない。 

 

一般の五次元生は、代表者の吉田真由美氏を通して、

スピリットさまのお言葉を伝えられる。 

 

もちろん、スピリットさまのお言葉は

神のお言葉ゆえに、最優先される。 

 

 

ここまで説明すると、

 

彩子さんが母親を、

なぜハワイに連れて行ったのか理解できるようになる。

 

 

 

 

 

3.ハワイで何があったのか?

 

彩子さんが母親をハワイに連れて行った目的は、

母親の「癒し」である。

 

さらに言うならば、

 

スピリチュアルな能力の高い吉田真由美氏から受ける

 

究極の癒し

 

それが最大の目的であった。

 

 

彩子さんは胸をときめかせて、

ドキドキした気持ちで、ハワイへ訪れた。

 

その様子は、

彩子さんの個人ブログから読み取ることができる。

 

2014年5~6月、彩子さんは個人ブログに、

「母の癒しが始まったー究極の癒しー」

というタイトルで6回にわたり記事を投稿している。

 

以下、彩子さんの個人ブログから引用させていただく。

(現在は、個人ブログは削除されている)

 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 

ヒーリングという世界を否定していた母が、

ハワイへ行く決心をした。 

 

この決心だけでも私にとり大きな奇跡。 

 

思い起こせば、母がアイシスレインボーヒーリング、

吉田真由美先生のお電話セッション、

通称「丑三つ時セッション」を受けさせていただいたときから動き出した。 

 

トントン拍子に事が進みだした。 

 

先生方にもお会いする事となり、

クレンジングを受けさせていただく事も決まった。

 

 (2014年5月)

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 

 

彩子さんは、母親が吉田真由美氏と会うことを

「奇跡」と呼んでいる。

 

「究極の癒し」に対する、

彩子さんの期待の高さを伺うことができる。

 

クレンジングというのは、吉田真由美氏が行う霊的な儀式である。

 

もちろん、彩子さん自身は

吉田氏からのクレンジングを受けている。

 

五次元生たちの間では、

吉田真由美氏のスピリチュアルな能力のおかげで、

 

「年老いた祖父が元気になった!」

「長年わずらっていたヘルニアが治った!」

「運気がアップした!」

 

など、感謝の声であふれている。

 

そのように、吉田真由美氏は、

五次元生たちから絶大な尊敬と信頼を得ている。

 

そのようなことから、

 

彩子さんは尊敬する吉田真由美氏のクレンジングによって、

母親が究極の癒しを得ることを期待していた。

 

 

 

 

4.母親はどうなったのか?

 

上記のように、

彩子さんが母親をハワイに連れて行った最大の目的は、

母親の「癒し」である。

 

 

ただし・・・

 

ハワイで彩子さんは、母親に対して、

父親の性的虐待の責任として、

金銭の支払いを要求した。

 

このことは個人ブログには書かれていない。

 

 

すなわち、まとめると、

 

・吉田真由美氏による母親へのクレンジング(究極の癒し)

・父親の性的虐待の責任として、母親への金銭の支払い要求

 

この2つが、ハワイで同時に行われていたことになる。

 

これが読売新聞に欠けている事件の真相である。

 

金銭の支払い要求が、彩子さん単独によるものなのか、

吉田真由美氏と相談のうえ要求したものか、

 

そこまでは分かっていない。

 

これは事件の核心であり、

徹底的に検証されるべき問題である。

 

 

先ほどのブログ記事の数日後、

彩子さんは次のような記事を投稿している。

 

以下、引用させていただく。

 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 

先生方は私と母が向き合うための宿題を出される。 

その宿題を二人でこなしていく中、

母は私と目を合わせてくれない。 

 

認めず、否定ばかりの母。

目も合わせてくれない母に、ハワイへ来る前とウラハラ、

悲しさで胸が苦しくなっていった。

 

 (2014年5月)

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 

 

先生方というのは、吉田真由美氏とシャーマンのこと。

 

吉田真由美氏は、ハワイのシャーマンに師事し、

スピリチュアルについて修行し、能力を身につけた。

 

シャーマンというのは、神や精霊と交信のできる

霊的な能力者のことである。

 

吉田氏は、とても過酷な修行を乗り越えて、

能力を身につけたといわれている。

 

たとえば、あるときには、

 

シャーマンは突然、吉田真由美氏を海へ突き落した。

 

「自分の力で這い上がってこい!」

 

という厳しい修行の一環だろう。

 

そのとき、

 

吉田真由美氏は、

見事に海から這い上がってきたという。

 

またあるときには、

 

吉田真由美氏は、ハワイの山に数日間こもって、

苦しい修行に励んだ。

 

何日も山奥にこもって、

体力は消耗してゆく。

 

つらい。

 

しかし、吉田真由美氏は耐えた。

 

そのような厳しい修行の末、

吉田真由美氏は、高い能力を身につけたという。

 

彼女は、風の声さえ聞こえるようになったといわれている。

 

 

ただし、現在は、

吉田氏とシャーマンは協力関係を解消している。

 

 

彩子さんの話しに戻ると、

個人ブログにもあるように、

 

ハワイを訪れる前には、

ときめきを抱いていた彩子さんであったが、

その期待は見事に裏切られた。

 

母親が、本当に父親は性的虐待をしたのか? と疑いを持ち、

彩子さんと五次元スクールに対して、

疑問をいだくようになったからである。

 

ブログの最後にもあるように、

 

彩子さんは落胆し、悲しい気持ちになった。

 

彼女の「想い」は、母親に伝わらなかった。

 

 

というわけで、

 

ここまで、

読売新聞の記事を検証してきた。

 

ここまで見てきたように、

 

読売新聞は表面的な薄い記事しか掲載しておらず、

内容的なミスや不十分な点も含まれている。

 

このような社会的・公共的な出来事は、

適正に検証されなければならない。

 

というわけで、

 

この問題については、

まだまだ検証されなければならない。

 

 

この記事の最後に、

 

彩子さんが個人ブログに掲載していた

ハワイの砂浜の写真を引用させていただく。

 

 

 

 

美しいハワイの夕日と砂浜。

 

きっと・・・

 

母親の究極の癒しを期待して、

この砂浜を、彩子さんは歩いたのだろう。

 

憧れの真由美先生からのクレンジングを、

母親が受けることができる。

 

どれだけ胸をときめかして、

ハワイを訪れたことだろう。

 

 

彩子さんの「想い」が浄化されますように。

 

そして、、

 

彩子さんが幸せになりますように。

 

 

本ルポを書きながら、

筆者はそのことを切に願っている。

 

 

 

 

ところで、

 

彩子さんと母親、吉田真由美氏の3者の間には

一体何があったのだろうか?

 

 

真相は、未だに藪の中である。

 

本ルポでは、さらに検証を続ける。

 

 

続く・・・

 

次の記事はこちらから

 

 

 

 

【執筆者】

 

 

松岡 学

 

数学者、博士 (学術)

高知工科大学 准教授

 

大学で研究や教育に携わる傍ら、

一般向けの講座を行っている。

 

アドラー心理学の造詣も深く、

数学の教育や一般向け講座に取り入れている。

 

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< 本ルポについて >

 

※ 本ルポはデリケートな内容を扱っています。

  個人の方からのお問合わせは、ご遠慮願います(返事はいたしません)。

 

  メディアや新聞社など、公の機関からのお問合わせに関しましては、

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筆者(松岡)は、本ルポのシリーズを加筆・修正して、

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