《10年のリアル:医師の給与と働き方》第7回|ポスドク1年目(医師10年目):年収750万
第7回|ポスドク1年目:学位取得後も時給1650円のまま10年目、博士号を取得し、指導医も取得。晴れてポスドクとしての1年目が始まりました。でも、給与は740万円。大学病院の時給は1650円のまま。「学位を取っても、キャリアが進んでも、給与は変わらないんだ…」そんな現実を突きつけられました。もちろん、研究が好きで、臨床も続けたい気持ちはあります。でも、この給与構造のまま医局に残り続けることには限界を感じていました。成果が出なければ立場も非常勤のまま。契約社員と同じようなもので、いつ首を切られるかは医局の意向次第です。そんな中でも、続けていた外来バイト(11万円/回)が唯一の安定収入。「正直、このバイトがなかったら生きていけない」という気持ちは、何度目かの再掲になりますが、本当にその通りです。10年間のキャリアを振り返ってみると、華やかに見える医師の裏には、想像以上に不安定な給与事情があります。どれだけ働いても、制度が変わらなければ収入は頭打ち。妊娠・出産・育児が入れば、収入は簡単に半分以下になります。もちろん給与重視で3年目から地方に行ったり開業したり、専門医や学位も取得せずに、自分の幸せや家族との時間を追求することもできたはずです。でも医師として最先端で勉強を続けようと思うと、こんなにも困難ばかりなのかと実体験を持って思いました。キャリアを守りながら、心と体と家族を守る働き方をしたい。収入の柱を一本にせず、現物投資で“未来の安心”を育てていきたい。今の私は、そう強く願っています。ここまで7回のシリーズをお読みいただきありがとうございました。また需要がありましたら、事情を色々お話しできればと思いますので、ぜひご質問下さいね!