《10年のリアル:医師の給与と働き方》第6回|大学院3-4年目(医師8-9年目):年収200万
第6回|大学院3〜4年目:妊娠・出産で年収200万台へ8年目、大学院3年目。妊娠し、体調を優先するためアルバイトを中断。収入はさらに下がり、年収は200〜300万円台に。外来バイトの院長先生が私の状況を知って、1回11万円に上げてくださったことには心から感謝でした。それでも、働ける回数は限られ、生活は貯金の取り崩しで何とかつないでいました。専門外来バイトの先生は患者さんには優しい一方で、院長の治療方針は数年前のまま。妊娠を機に辞めましたが、あれはよいタイミングだったと思います。学費は52万円。結婚していても、「学費は自分で出して」と元夫に言われ、自分の奨学金は家計から出ていたのに…と腑に落ちない気持ちも残りました。9年目、無事出産。復帰したものの思うように働けず。そんな中でも大学病院の勤務は再開となり、時給1650円。大学院1年目より100円アップ…とはいえ、生活の厳しさは変わりませんでした。それでも外来バイトだけは続け、1回11万円という収入に何度救われたかわかりません。この頃、強く感じたことがあります。「働けなくなった時に支えてくれる“もう一本の柱”が必要だ」ということ。どれだけ忙しくても、お腹に赤ちゃんがいて動けなくても、あの時に現物投資を知っていて、小さな資産が静かに育ってくれていたら、頑強な心の支えになっただろうなと後悔が残ります。