一日の終わり、慌ただしく娘をお風呂に入れているときでした。

髪を洗って、体を洗って、次の工程を考えながら動いている私に

娘がにっこりと笑って、急にぽつりと一言。

 

「ママ、だいすき」

 

思わず手が止まりました。

湯気の立つお風呂場で、何の前触れもなく伝えられたその言葉は、胸の奥に静かに沁みてきました。

 

忙しい日々の中で、つい「早くしてー!」「あとでね」と言ってしまうこともあります。

大好きな気持ちはいつも心にあるのに、言葉にする余裕がない日も正直あります。

 

でも、こうして無条件に向けられる「好き」に触れると

ちゃんと返していかなければ、と思うのです。

「ありがとう、ママも大好きだよ」

照れくさくても言葉にして伝えることは、きっと娘にとっても私自身にとっても大切なこと。

 

子どもが親を必要としてくれる時間は、驚くほど短いとよく言われます。

今は当たり前のように抱きついてくれるこの瞬間も、

いつかは懐かしい思い出になってしまうから。

 

だからこそ、どんなに忙しくても、完璧でなくても

「大好きだよ」と伝えることだけは、後回しにしないでいたい。

 

仕事や育児、将来のことを考える中で、資産づくりも同じだと感じています。

派手さはなくても、現物投資のように、日々コツコツ積み重ねていくものが

あとから大きな安心につながる。

言葉も時間も、お金も、どれも一度きりだからこそ、大切に使っていきたいですね。

 

今日もまた、お風呂場で交わした小さな「だいすき」を、心にしまいながら。