最近、円の価値について考えることが増えました。
ニュースでは円高・円安という言葉が日々飛び交っていますが、
大切なのは「一時的な動き」よりも
もっと長い時間軸で何が起きているのか、という視点だと思います。
短期的には、政策や世界情勢によって
円が強くなる場面も、もちろんあるでしょう。
けれど長い目で見ると
円の価値はゆっくりと目減りしていく可能性が高い――
私はそんなふうに感じています。
理由は、とてもシンプルです。
世の中に出回る「お金の量」が、増え続けているから。
必要に応じて通貨が供給されること自体は、
決して悪いことではありません。
けれど、市場に流れるお金が増えれば増えるほど、
1枚あたりの価値は、相対的に薄まっていきます。
これが、インフレーションの基本的な考え方です。
同じ100円でも
10年前と今とでは、できることが少し違いますよね。
その感覚こそが、「価値の変化」を私たちは日常で体験している証拠です。
だからこそ最近は、
資産をすべて“円のまま”持ち続けることに、
少しだけ慎重になっています。
お金はとても便利な存在ですが、
あくまで「価値を移すための手段」。
ずっと握りしめておくものというより、
必要に応じて、別の形に置き換えていくものなのだと思います。
私自身は、円で眠らせておく割合をできるだけ減らし、
現物投資をはじめとした実体のある資産に、
少しずつ移しています。
派手さはありませんが、
長い時間を味方につける感覚が、今の自分には合っています。
静かに、でも確実に。
お金の形を見直すことは、
未来の安心を育てる小さな習慣なのかもしれません。