EP063 国公立医学部医学科合格発表

 

    

夢が叶った日

 

中学受験と違って

大学受験は

試験が終わってから

すぐに結果が出ずに

1週間から2週間待つ必要がある

 

国公立の場合も同じで

試験から約2週間待つ

 

その間

新しい生活に向けての

準備をするのだが

これまで浪人だった娘は

そういうこともなく

ただ不安と向き合うだけだった

 

でも今回は

私立だけど

合格もいただいているので

国公立がダメなら

私立医学部に

進学するのだから

気持ちは楽だったと思う

 

私は

というか

親は

娘には言わないけど

 

私立の医学部の

お金半端ないなぁ

 

でも子どもの夢だから

どうにかして

叶えてあげたいな

と思っていました

 

まぁ馬車馬のように

働くしかないよな

 

と半ば割り切っていました

 

ただ

私立の善戦の様子や

大阪医科薬科も補欠とはいえ

1桁の補欠番号だったから

この力やったら

受かっとるやろ

 

と自己暗示にかけていました

 

寮には戻らず

家族水入らずで

過ごしていましたが

あっという間に

合格発表の日になりました

 

発表は昼すぎだったのですが

朝からもう気が気ではありません

 

おいおい

お前の受験じゃないだろう

と言われそうですが

 

親ってそんなもんです

 

(人∀・)タノム

(人∀・)タノム

(人∀・)タノム

 

と近くの

地蔵さんにも

お願いにいきました

 

神頼みでも

仏頼みでも

結果が出て欲しい

 

そう思って

家に帰って

いつも通り家事をして

仕事をして

昼を迎えました

 

受験の時って

決まって

みんながリビングに集まります

 

次女は当然学校でした

 

昼ごはんを妻が用意していて

僕はもう多分

犬のように

 

うろうろしていたと思います

 

結果は

PDF掲示なので

 

PDFを開いて

自分の番号を探すスタイル

 

一番ドキドキするやつです

 

時刻になりました

合否発表をみるのは

当然娘です

 

ドキドキ

ドキドキ

 

ん?

 

おい?

 

まだか?

 

まだなのか?

 

もしかしてなかったのか?

 

と思った瞬間

 

あっあったわ

 

という声が聞こえてきました

 

すごくすごく

冷静な声でした

 

歓喜の声ではなく

噛み締めるような声でした

 

年中の頃から

ずっと医者になりたいと

言い続けてきて

 

一度もブレることなく

過ごしてきました

 

勉強がすごく

できるわけではなく

 

努力も

めちゃくちゃしたのは

浪人になってからでした

 

それでも

周りに流されず

 

自分の力で勝ち取った合格は

長い浪人だったとしても

価値あるものだと思います

 

合格したあと

お世話になった人に

一人一人に

お礼の電話をしていました

 

そこで

ようやく

自分は合格したんだと

実感したようです

 

もう娘も大学2回生

 

勉強が大変すぎる

医学部しんどすぎる

 

と言いながらも

日々努力しています

 

楽しく過ごせているようで

何よりです

 

親としては

もちろん嬉しいですし

よく頑張ったと思いますが

 

正直

何度も心が折れかけました

親も大変でした

 

受験生を指導してきましたが

自分も親になって

いろんなことが分かりました

 

親としても貴重な

体験をさせてもらいました

 

でも絶対に

受験を辞めろとか

もう無理だから他の学部にしろ

 

ということはありませんでした

 

長い人生の中での

1年や2年は

遠回りしたって

自分が夢を叶えようと

頑張っているのなら

応援するのが

親だと思ったからです

 

それは

ふるやまん自身が

どうしても

音響設計を学びたいから

九州の大学を受けるのを

何年たっても行きたい!

と言っても

自分の親は

何一つ意見をいいませんでした

 

そうか

がんばりや

 

それだけでした

 

運良く現役で合格しましたが

そういうスタンスで

親がいてくれて

僕もすごくありがたかったです

 

マスラボの生徒たちにも

同じように生徒たちにも言っています

 

夢を叶えたいなら

努力は絶対に必要

 

みんな頑張るから

それ以上に

頑張らないといけない

 

でも無理する必要はない

自分のペースで

コツコツしていけば

必ず行けるからね

 

受かったときは

 

ほっとした

 

というのが

正直な感想でした

 

中学受験は

不合格だったときは

縁のある学校に進学しますが

 

大学受験は

納得できなければ

受験し直すことができます

 

これが逆にプレッシャーです

浪人になると

もっとしんどくなります

 

でも

それでもやりたい

というのなら

 

僕は彼らの

背中を支えてあげて

指導していきたいです

 

これで娘の体験記は

終了ですが

 

これからは

マスラボ生の

体験記も

紹介していきます

 

受験って

本当に

十人十色です

 

その人生に

一緒に頑張れることが

塾の先生として

一番の幸せです

 

しんどいことや

辛いこともあるけど

それも含めて受験です

 

みんなの夢を叶えられるよう

先生も一緒に

頑張っていきます!

 

長い体験記でしたが

読んでいただきありがとうございました。

 

終わり

 

 

過去の合格への道はこちらから

プロローグ
EP001 中学受験とスラムダンク

EP004 パースに留学

EP010 勉強から逃げる日々

EP011 志望校決定!

 

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