エピソード13 揺れる心
合格する人が持っているもの
マスラボでは
塾長として
日々生徒を指導しています
そして
保護者の方にも
多くの受験指導を
行っています
でも
自分の子どもが
受験がうまくいくかというと
それはまた別問題
自分の人生であれば
自分が努力すれば
変えられることも
子どもたちの人生は
親の強制力では
どうしようもできないことが
あります
我が子を指導するのが
一番難しい
よく聞く話です
ですから
みなさんプロに任せると
思いますし
それが正解だと
僕も思います
娘は夏に時間を無駄にして
その後、
高校の文化祭、体育祭と
大活躍
特に体育祭では
副団長として
チームを引っ張っていました
よく高校生にもなると
娘と父親は
あまり話さなくなると
いいますが
僕は職業柄
いつも家にいたので
娘とはよく話をしてました
他愛もない話で
受験の話は
ほとんどしませんでした
勉強は自分次第
自分でやるしか
道は拓けない
という信念が
マスラボにもあるように
娘にも
そのイズムは伝えていました
でも、娘も
葛藤があったと思います
それは
限られた時間の中で
どうやって勉強したらいいか
自分でわからない
という現象です
受験前になると
不合格になる
生徒たちがよくいうセリフ
第3位
何やったらいいですか
第2位
やばい
第1位
落ちる
圧倒的に多いのは
落ちる
というセリフです
セルフマネジメントができてません
受験で一番大切なのは
自分が受かるんだ
という自信と
それに対応する努力です
これだけやったんだから
受かろうが落ちようが
満足できる努力を
自分はしてきた
こういうメンタルが
合格へと導いてくれます
その努力をしていないので
試験が近づくにつれて
落ちるんちゃうかな？
やばいな
だったら
先生に何やったらいいかきこ
という感じで聞いてきます
そして、
そういう生徒の多くが
こちらの課題を伝えると
いや、無理ですわ
それはできませんわ
となります
受かるためには
これくらいの量が必要で
そのためには
こういう努力が必要
と合格してきた
先輩たちの
道を歩ませているのに
やらずに
落ちる落ちる
と焦って
結果
勉強に手がつかなくなる
という不合格のスパイラルに
入っていきます
受験は
不安との戦いです
なぜなら
満点をとれるテストではないし
何がでるかわからないからです
検定試験や定期試験ならば
だいたいこのテストが出る
といって
勉強のしようがありますが
受験勉強はそうはなりません
結局
どれだけたくさんやるか
という
シンプルなルールなんです
そしてやったことを
忘れないために
記憶にとどめておくために
いろんな工夫をする
そしてそれは人によって違って
自分だけの勉強法を
見つけられるかどうかです
それを娘はできていなかったのが
最大の敗因です
（後日娘も話してました）
だから
先輩が言ったこと
塾の先生が言ったこと
そして親が言ったこと
みんなバラバラ
その中で
自分の芯がないので
結局
どっちつかず
成績も
フラフラ
でした
今の世の中
情報が多すぎて
何を信じていいのか
わかりません
でも
そこはもう決断です
この人に決める
この塾に決める
そして他の情報は
シャットアウト
それが一番です
ですが
娘は
それができず
SNSなんかで
情報を仕入れては
ネガティブワードをはき
家でも
(#ﾟДﾟ)y-~~ｲﾗｲﾗ
それでも
受験生らしく
秋からは
勉強していたと思います
そして
最後のセンター試験を
迎えるのでした
浪人がきまると
共通テストになるから
同じ学年でも
現役志向が強いと聞きました
でも
自分は国公立がダメなら
浪人する
という形で
家族の中では
話をしてました
続く
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