子どもが学校に行きたがらないときの親の対応について考える(2) | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

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大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

前回の続きです。

前回は
・「休みたい」と言うときはまず休ませる
・落ち着いてからゆっくり理由を聴く
 理由が聞ける関係性をまずは築いておく
について書きました。

前回の記事はこちら

 

 





子どもが「休みたい」と言えば
休ませる。

そこにはどうしても
親自身の不安が出てきます。

このままずるずると
不登校になったらどうしよう。

休みが多くなって
勉強についていけなくなったら?

休みぐせがついたら
この先も
大人になっても子どもが困るのでは?

そもそも
学校は行くべきところ。
という誰もが持っている考え方に
反する行動をしているのですから
落ち着かなくて当然です。





親の葛藤はなくなりません。

いくら自分の中で
気持の整理をつけても
また誰かの一言や
目にしたニュースで
気持ちは揺らぐものですから。

なので
葛藤はあり続けるもの。

親として不安や悩みは
抱え続けるものと
思ってください。

 







もちろん
学校へ行かなくても
人生終わりではない。

別の道はいくらでもある。

行かないから不幸になること
ばかりではないし
行って不幸になることもある。

なんてことは
みなさん頭では
十分お分かりだと思います。





とはいえ
親の気持ちは自分自身との問題です。

子どもが学校へ行くか行かないかは
子ども自身の問題なので
線引きをする意識は持つようにしてくださいね。

 







お子さんと向き合う際は
「どうしたら子どもが笑顔になれるか?」
を前提に考えてください。

間違っても
「どうしたら私が安心するか?」
で対応しないでくださいね。

そして
子どもが笑顔になれる方法
イコール
「学校に行かなくていいよ」
という結論でもないのです。

そもそも
お子さんが学校に行きたいけれど行けない。
という状態で
「学校に行かなくていい」
と言うのは
行きたい学校に行くな
と言っているのと同じこと。

それこそ
子どもの道をつぶしてしまう可能性が
あるのです。





学校に行けていないことを
無理に肯定する必要はないし
だからといって
否定する必要もない。

最終的に行くかどうか
学校に対してどう向き合うのか
決めるのは子ども。

親は子どもの意思を尊重して
サポートするだけ。

行ってほしいのはやまやまだけれど
親がどうこうする問題ではない。

ということは
しっかりと意識してくださいね。

 







そもそもね
子育てコーチングにおける
親の役割は
馬車のようなもの。

子どもが望むところへ
乗せていってあげる役割を
果たすもの。

馬車が意志を持って
自分の行きたいところに
勝手に子どもを乗せて走っては
行けないのです。


そんな暴走馬車にならないために
・答えは子どもの中にあり
・いつも子どもの味方でいて
・子どもの無限の可能性を信じる

というコーチングマインドを
自分の中に落とし込み
いつもマインドに沿っているかどうか
確認しながら
実践を続けているのです。





子どもが苦しんでいる間
親は寄り添うことしかできません。

けれど
過剰に子どもの気持ちに
同調してしまうのも問題で
親は親、子どもは子ども
という線引きは必要です。

子どもが学校に行けてないから
親は自分の楽しみも後回しに
しなければいけない。

そんなことはありません。

親は親の人生を生きる必要があるし
自分のゴキゲンは自分で取って
自分で自分を満たしながら
生きていかなければならないのです。

 

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子どものことで
少し寄り添う場面は
多くなりますが
子どものことで
人生のすべてを振り回される必要は
ないのです。

自分のすべてを
子どもの不登校や登校渋りに
捧げる姿を
周りから求められているように
感じるかもしれませんが
それは単にあなたの思い込みであり
子どもにしたら重荷です。

気持には寄り添ってほしいけれど
自分のせいで
親から笑顔をなくし
親の人生も狂わしてしまったなんて
子どもには思ってほしくありませんからね。





子どもが不登校でもそうでなくても。

子どもが発達障害であってもそうでなくても。

子どもが重い病気であってもそうでなくても。

親としてできるだけのことは
もちろんしますが
それによって
自分の人生を自分らしく生きることまで
あきらめないでください。

そんなこと
お子さんが望むはずはありません。

 







結局
子どもが笑顔で過していることが
親にとっては一番大事なこと
なのではありませんか?

親は安心だけど
子どもは毎日暗い顔をして生きている。

そんな子育てがしたいですか?

そしてね
親が笑顔で過ごしていることが
子どもにはとても大事なことなんですよ。





子どものことは
子どもに聴くのが一番です。

子どもがいつどんな時も
安心して話せる親になること。

そして
親として自分の人生を
自分で楽しくしていく生き方を
手に入れていきましょうね!





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