してほしくない子どもの行動、
何度言ってもできないこと、
やってもうまくいかないこと、
そういうことについて、
つい親は
感情で怒ってしまいがち。
でも
毎回条件反射のように
怒っていたら、
子どもの成長に
いい影響は出ません。
おそらくもう
わかっていらっしゃると
思いますが。
ここでよく聞くのが、
わかっているのにできない。
ってこと。
まずはここで、
子どもがこれを言い出したら、
怒っていないかどうか、
自分自身を振り返ってみてくださいね。
自分のことを
棚上げして
怒っていることが
よくありますからね。
なぜできないかというと、
他にどうすればいいか
わからないから。
または、
他の方法がとれる、
あるいは
自分ができると
思っていないから。
またあるいは、
何度か頑張って
やってみたけど
うまくいかなくて、
あきらめてしまっている。
とか。
怒らずに受け止めてあげる親に
なれていないことで、
自分を責め続け
そこで立ち止まっていることも
あるかもしれませんね。
この問題について、
改めて
本気でもう一度
取り組んでほしいな。
って
思っています。
だってこれ、
子どもにとっては
「できないから」で
あきらめていいほど
小さな影響ではないから。
できないことについて
やたらと怒るのは、
子どもの自己肯定感を
ものすごく下げます。
場合によっては
自己否定になってしまうことも
あるのです。
子どものころに作られた
自己肯定感って
大人になっても
その人の人生に影響します。
ということは、
子どものこれから先の
人生にもかかわってくること。
つまり
一生もの。
今やっている
その接し方で
子どもがこの先
幸福感を持って
生きていけるかどうかが
変わってくるのです。
もしかしたらそれは、
自分自身にも
感じていらっしゃったり
しませんか?
自分も子どものころ、
怒られてばっかりで
自己肯定も低くなって、
いまひとつ
自信が持てない、
チャレンジできない、
自分の思うように生きられない。
って。
だったら今度こそ、
自分の立て直しも含めて、
あきらめずに
もう一度チャレンジしてほしいのです。
自分一人では
無理かもと思うのなら、
サポートをつけてでも
取り組んでほしいのです。
だって、
あなたのこれから先の
人生にもかかわることだから。
ちょっと話はそれますが、
子どもの将来のために、
勉強は大事。
だから学校にもちゃんと
行ってほしいし、
ちゃんと勉強にも
取り組んでほしいし、
そこそこの学校に
進学してほしい。
確かにそれもあります。
でもね、
そこが先ではないんですよ。
先に
自己肯定感や
自己効力感、
自分はやればできる。
という想いがあって、
なりたい自分
叶えたい夢があって、
そのために
勉強したり、
会社に入ったり、
事業を起こしたり
するのです。
そして
それがうまく回った結果が
お金になって返ってきます。
勉強が先ではなく、
自己肯定感、
自己効力感、
心の安定、
折れない心、
やる気やチャレンジ精神。
それを育てるのが
先なのです。
周りの人より
高い学歴
いい会社
高い年収。
それが幸せの根拠には
ならないですよね。
人と比べて
たくさんのものを
手に入れているかどうか
ではなく、
自分が心から満足する生き方が
できれば
人は幸せになれます。
けれど、
自己肯定感や
自分を信じる気持ち、
自分の可能性を信じる気持ちが
持てないと、
そもそも
何があれば自分は満足かも
わからなくなり、
基準が他人基準になり、
いつも誰かと比べて
自分を判断するだけになり、
人より上だと嬉しいが
下になると
とたんに不安になったり
不幸になる。
そんな不安定な状態だと、
人生において
幸せをつかめる可能性は
ぐっと下がるのです。
逆に
生きづらさは
増していきます。
常に不安感をもって
生きていくのと、
色々あるけど、
これはこれで私の人生で、
私は私でこれでいい。
って思って生きていくのとでは、
ストレスも
幸福感も
全然違ってくるのです。
子育てで大事なのは、
子どもがこの先自立した後も、
自分の力で
幸せに生きていく人に育てること。
ですよね?
じゃあ具体的に
何をどうすればいいの?
続きはこちらで書いています。
子どもの「できない」にガミガミ怒らないために、親が取り組むこと(前編)
子どもの「できない」にガミガミ怒らないために、親が取り組むこと(中編)
子どもの「できない」にガミガミ怒らないために、親が取り組むこと(後編)
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