期待値が高すぎたか...映画 宝島
今シーズン一番期待していた邦画『宝島』
勇んでシネコンへ向かうと、あららっ一番乗りw
で、意外とこじんまりしたシアター
世界大戦後にアメリカ領となった沖縄を舞台に、義賊として米軍基地から物資を盗み島人に分け与えていた集団『戦果アギヤー』のボス:オン(永山瑛太)親友のグスク(妻夫木聡)オンの弟レイ(窪田正孝)オンの恋人ヤマコ(広瀬すず)という豪華メンバーを中心に、本土返還に至るまを駆け抜けた、アメリカ占領下でもがく若者達の生き様を描く。
まず個人的な意見だが字幕を付けて欲しかった。
特に序盤、沖縄の方言に1950年代という時代設定も相まってかセリフが聞き取れないところが多数......なにを話しているのか分からないまま次のシーンに進むんで、置いてきぼり感が否めない。
作り手側は取材と熟考を重ね120%理解した上でお作りになられてると思いますが、原作すら読んでない人々にとっては中々スーッと入り込んでこないシークエンスに戸惑うばかり。
そしてとにかく長い!
尺が3時間前後の良作は数あれど(ゴッドファーザーとかはもっと観ていたいとかなるんだけど)観客に「長い...」と感じさせるのはどうなんだろう......
お金を掛けて一生懸命撮った素材を1秒でも多く使いたいのは人情だと思います、しかし2時間半位にはブラッシュアップできたと思うんですよね。
良いテーマ、美しいシーンと素晴らしいサウンドトラック、良質な点が数々ある作品だっただけに、最後に「やっと終わった...」と感じてしまうのは残念でなりません(以上あくまで主観です)
しかし、原作を読んでいないわたくしは返還前後の沖縄の情勢や空気感など、NHKでの正統派ドキュメンタリー以外知る由もなく(小学生当時ニュースで大騒ぎしていた記憶はリアル)本作によって得た情報が非常に有意義であることには間違いありませんでした。
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PS.
シアターが明転するや否や、わたくし含め周りに座っていたオッサン達ほぼ全員がトイレに雪崩れ込んだのは言うまでもありませんw
では
未知への扉はいつも映画から開かれる!ありがとう『 ひゃくえむ。』
日本開催が34年振りらしい......世界陸上で盛り上がる昨今。
言わずもがな毎晩TVにかじりついて視聴していますが、その勢いに背中を押され予定外の作品を鑑賞。
『ひゃくえむ。』
たぶん製作陣もこのタイミングを逃すまいと公開日を被せて来たと思うのですが、わたくしも見事網にかかりましたw
短距離走で全国1位の記録を誇る天才少年トガシの通う小学校へ小宮という転校生がやって来ます。
走ることへの意欲はあるものの、学年でも鈍足な小宮はトガシから100m走の走り方を習いメキメキと上達する最中、ある日突然父の転勤に伴い小宮は引越してしまう。
時は経ち高校生となったトガシは訳あって陸上を離れ、家から近い陸上界では無名の学校へと進学
そこから物語はゴールへと向かい加速していくのだった。
ぶっちゃけ陸上競技に対して祭り事のみ観戦するレベルの知識ZEROなわたくし、たった100m走るだけ(ホント失礼極まりない)10秒で勝負が決まるこの単純明快な世界の裏に、これほどまで奥深いドラマがあるなど考えた事もございませんでした......
というか、天賦の際を与えられた天才ランナーの美しさを景色としてただ観ていたんでしょうね......それゆえ逆に深く刺さりました!
友情、ライバル、故障に挫折......とスポ根ドラマお決まりの構成は想像できるものの、バラエティ豊かなキャラクターの性格付けなど丁寧に描かれ......
行間に散りばめられた奥深い要素が作品にリアリティを加え骨太な作品に仕上がっていました。
漫画が原作(未読)のためか作画も素晴らしく、雨天でのレースシーンなど秀逸な出来栄えに目が釘付け
いや〜タメになりました。
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この薄ら知識をもって観る今夜の世界陸上決勝は違った景色となるのだろうか......
非常に楽しみです!
では
円谷コンベンション(TSUBURAYA CONVENTION)2025へ行って来たぞ〜!
本日9月13日(土)東京ドームシティで開催された円谷コンベンションへ行って来ました。
開場から遅れること30分、10時半に到着すると会場外からの大行列......
またもや侮ってました
やっと場内に導かれるも......さらに大行列
お目当てのブースまで延々と長い列が続きます......
そう、この日のお目当てはレトロ系のソフビ人形なんですが、昨今のソフビ・ブームは海外にまで広がり、行列中もあちこちから多言語が飛び交っていました。
並ぶこと1時間半、やっとレジ前に到着。
う〜ん、色々ありますねー、美しい!
さてわたくしのチョイスは【帰ってきたウルトラマン】対決セット!
購入の決め手はヴィンテージ調の渋い成型色ですね!
この帰ってきたウルトラマンですが視聴時の年代によって呼称が異なるそうで......
リアル視聴層=帰りマン
次世代=新マン
若年(とは言っても良い歳w)=ジャックと変化するらしいです。
面白い!
そんなこんなで短時間ではありますが人酔いでクタクタの帰宅、体力無くなったな〜......
ソフビにあやかって私の体力も帰ってこないかねw
PS.
たった一つ残念だったのは1番のお目当て、マスク取れのゾフィーがわたくしの前列で売り切れになり買えませんでした
ホント昨今のソフビ人気は侮れません。
では
サーガのスピンオフ? 継承? バレリーナ: ザ・ワールド・オブ・ジョン・ウィック
4作で完結を迎えた......と思う『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品
『バレリーナ』
ジョン・ウィックが加入していた暗殺集団......以外にも護衛までやってたんだ⁉ の組織「ルスカ・マロ」で、幼少期から教育を受けたイブ・マカロ(苗字からして重要人物w)がアクション満載で繰り広げる復讐劇。
ルスカ・マロのライバルとも言える欧州暗殺者集団からイブを逃すために消された父親の復讐を胸に、血の滲む修行を経てヒットウーマンとして立派に育ったwイブは、組織のボス・Directorの制止を無視し敵のアジトへ単身乗り込む......
(Directorがどうやってこの地位にのし上がったのか的スピンオフも観たいな~)
まあ、大筋こんなお話。
本作の見どころは、謎に包まれた組織ルスカ・マロの裏側が色濃く披露されているほか、暗殺者としてイヴの成長過程が事細かに丁寧に描かれているところではないでしょうか。
修行の果て屈強な女暗殺者となる作品は他にもあるが、その中でも面白かった『ライリー・ノース 復讐の女神』
ただ、一般の主婦が放浪の果て、いきなり凄腕になって帰ってくるとい合間の端折りには となった記憶がございますw
しかし、この手のハードコアな作品の主人公にバレリーナを充てるケースが目立つのは、やはりバレイの習得がそれほど厳しいという事を世間一般でも何気なくだが抱いているという表れなのでしょうか......
(『アビゲイル』この作品のバレリーナも恐ろしかった!)
そのイヴが復讐のために潜入する山あいのアジトというのが、父ちゃん、母ちゃん、子供に至るまで村全体が暗殺者という『ミッドサマー』の村を究極にバイオレンス化したような地獄鍋に飛び込むという荒業を披露w
特に机でドカーン(何のこっちゃ)と火炎放射器のシーンはお気に入り!
このシークエンスを見るからに、すでにジョン・ウィックと肩を並べてるんじゃーありませんか?と思えるほど手際よい殺陣は爽快ですらある。
また、ほんの顔見せレベルかと思っていたキアヌが、そこそこ出演してくれたのは嬉しい驚き。
ただ、歩き方や立ち回りに年齢が滲み出ていた?のがちょいと寂しかったかな......
それと配役下段両端‼
このオッサンが出た途端「この人...死なんだろ......」と思うし、右のお嬢さんは主要キャラ扱いする必要ある?
(この方のために"以外にも護衛までやってたんだ⁉ "のシーンが追加?)
エージェント臭がプンプンでしたw
さて、スピンオフと銘打たれた本作ではあるが、主演イヴ役のアナ・デ・アルマス嬢の健闘によって新シリーズ・スタートの期待高まる良作アクション・ムービーでした。
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では
想像の斜め上↑スタジオツアー東京 ハリーポッター
注:本ブログは備忘録のため極々プライベートな内容ですので『スタジオツアー東京 ハリーポッター』にご興味ない方はスルーでお願い致しますw
また、ネタバレも多少含みますのでその点もご注意ください。
3連休。
我が家に娘家族が遊びに来ていたのですが、本来の目的は子供たちを『スタジオツアー東京 ハリーポッター』に連れて行きたいが為の中継宿泊施設としての実家利用が主な帰省理由と読んだ
(そればかりでないことを祈るw)
と言う訳で、大人5人+子供3人の計8人という大所帯で12時半からの予約入場に向け、一路 大江戸線「豊島園」駅へ。
1時間チョイ電車に揺られ到着。
元としまえん跡地という事で駅から4~5分でエントランスに到着。
ココから先は画像にて追体験していきますので宜しければ御覧ください。
この造形の素晴らしさ、圧巻でした!
わたくし、正直申し上げて、どちらかと言えば行きたくない派でした......
ところがどっこい!物凄いアトラクションのオンパレードで想像の遥か斜め上を行った素晴らしい経験をさせて頂きました!
来場者参加型アトラクションに加え、スタジオセットやプロップ(実物かレプリカかは定かでありません)は一切の手抜きがない緻密な造形!
不気味な異形モノ大好物のわたくしにとってはまさに天国!
いや~クリエイティブのアンテナに多大な刺激をビンビン受けました
ツアー最終ホール、膨大な品揃えのスーベニール・エリアに到着した時にはすでに4時間経過
滞留時間的もナメてました......聞けば6時間使っても見切れない方がザラだそうで、東京ドーム2個分(デフォ数値)の屋内施設は世界でも最大級なんですって。
ただし、時間を区切った同線誘導が優れているのか、物凄い来場者の割に心地よく回れたのには嬉しい驚き!
わたくし、こんな機会でもなければ生涯”近寄りさえすら”しなかったであろうアトラクション。
棚からボタモチ!ヒョウタンからコマ!といったところでしょうか、切っ掛けを作ってくれた娘一家に感謝!!
これ、ハリーポッターが嫌いでなければ一生に一度は訪れても損はないかと思います。
1万歩近く歩きますので、体調万全の時に是非お出かけ下さいませ!
では
ビリケン商会製ソフビ・キットは業界のターニングポイント
『ビリケン商会』って皆さんご存知ですか?
南青山というお洒落なエリアに居を構えるアンティークトイ&画廊を営む複合的? なShopです。
しかしココ、ただの店舗ではありません!?
なんとモデル・キットの製造販売メーカーという顔をお持ちで、1985~6年(だったような?)世界に先駆けてガレージ・キットの素材にソフトビニールを採用し、パーツを切り出してはめ込むだけで簡単に組み上がる商品を開発したんですね。
今では当たり前の様に扱われているソフビ製ですが、ガレキ業界において始祖とも言える偉業を成し遂げた由緒ある企業なんです。
わたくし、二十歳位からこちらのお店に出入りしていた関係で店主の三原さんとは今でも仲良くして頂いてます。
ですのでラッキーなことに、その記念すべきソフビ・キット完成の現場に生で立ち会えたんですよ
その第一号となるアイテムがコチラ!
米国ユニバーサル映画『宇宙水爆戦』に登場したメタルナミュータント。
組み立て塗装するとこんなに素晴らしい仕上がりとなります!
このキット、最初はキャスト製(樹脂)のガレキとして発売されたんですが......
(これでも中空成形で十分凄いんですが......)
手間やコストが掛かるうえ、作り手にプラモ作りを超越した技量が求められる難物だったため、一般に広めるには限界があると感じた三原さんが閃いたアイデアから生まれた革命的な製法だったのですね。
まさに日本ガレージ・キット業界にターニングポイントが訪れたんです!
原型制作はハマハヤオ氏で、現在でもレジェンドと崇められる存在として活躍されています。
その新発売時から40年の歳月が経ち、ユニバーサル・モンスターズやウルトラ怪獣など今では数十種(把握できてませんw)の製品が作られて来ました。
今回なぜこのブログかと言いますと、先日コレクション・ルームの大掃除をした際、ビリケン製ソフビキットの初期作品が紙袋に包まれた状態で発見されたことに端を発します。
BOXとインストラクションは既に紛失し、バリが切り取られた状態のバラバラパーツで約40年越しに日の目を見たのが、その名も『ゴリラ1』
(う~ん...怪しげなネーミング...)
あまりの懐かしさに掃除もそっちのけで急遽完成を目指し制作に取り組んだ次第です。
丸一日 中性洗剤にパーツを浸し油分を取り除き、組み立てた状態はこんな感じ。
ソフビ用塗料は強烈な臭いがするため、炎天下の庭にタープを立て日陰の中でも大汗かきながら塗装に励んだ結果.....
果たして、こんな感じに仕上がりました。
決め手は毛並みのツヤを出すため、上塗りにゴールドをちょい混ぜしているところ。
どうでしょう?イケてますかねw
まあ元のハマハヤオ造形が素晴らしいので誰が作ってもある程度様になるってところがビリケン・キットの良いところでもあります。
現在のビリケン・ソフビ最新作はウルトラマンの第一話に登場した『ベムラー』です。
素組みでもこんなに素敵な仕上がりになります!
ご興味のある方は是非ビリケンHPを検索してみて下さい。
いや~楽しい工作時間ありがとうございました!
おまけ
35年前、三原さん達とわちゃわちゃやっていた『青山ねんど倶楽部』という素人集団の造形作品コンテストを開催しました。
(奇跡のタイミングで、三原さんが当時の写真をインスタにUpしていたので頂きましたw わたくしは非常灯の真下、隣の大男が三原さん)
そこでわたくしの作品がハマハヤオ賞を受賞し、いただいたトロフィーがこちらの『半魚人プロトタイプ』
ハマさんの見事な造形美!そして未発売のパープル成型色がエグイ!
今でも大切に保管しています。
ちなみにその時の作品は米国カートゥーンの『ブロンディ』に登場するブロンディの旦那”ダグウッド”でした。
では
マーベル映画も仕切り直し⁉ ファンタスティック4:ファーストステップ
前回、DCユニバースとして再出発の『スーパーマン』をご紹介したばかりですが、ライバルのマーベル・シネマティック・ユニバースも仕切り直しという事で、その第1作目として『ファンタスティック4:ファーストステップ』を送り込んできた次第。
ファーストステップ......さもありなんw
まあ順当と言えば順当で、マーベル・コミックスのスーパーヒーローとして3,4番手位に登場したキャラクターで、ユニットとしては初の登場となる『The FANTASTIC Four』からの再スタートは納得です......
が、本作の前に2作品のF4(FANTASTIC 4)映画が作られており、そのどちらも爆〇した過去があるため物凄く不安を抱えながら劇場へ向かいました。
率直に言って、今回は大丈夫でした、大丈夫......という感じです。
夫婦・妻の弟・夫の親友というごく内輪での宇宙船乗組員の4人w
任務中に大気圏外で宇宙線を浴び、世界一の頭脳と謳われた夫が設計したスーツに不具合があったことで被爆してしまい、特異な能力が備わったミュータント?となって世界(ほぼアメリカ・ウェイ)のために日夜悪と戦い続けるというお話。
(米国Hasbro社製フィギュア 良い出来です!)
まあ大丈夫レベルの内容ではあるものの、サウンドや映像は素晴らしく(+IMAX効果)時代背景が大好物の1960年代という事もあり、街並みから車や電化製品・ファッションに至るまで手抜きのないセットが組まれ、子供時代に「少年マガジン」巻頭グラビアで慣れ親しんだレトロ・フュ―チャー感を存分に楽しめました!
本作での主役中の主役は唯一の女性メンバー、スー・ストーム(ヴァネッサ・カービー)
(個人的にこの方、ちょいと苦手ですw)
これも色濃く残るマーベルのポリコレ主義の残り香wといったところでしょうか。
(出来ればジェシカ・アルバの続投を期待したいが、今は実業家に転身されているようで残念)
願わくば次回作からは脚本重視で無理矢理ポリコレをぶち込んでこないよう祈念いたします。
また、時代感が被るせいで仕様がないとは思いますが、キャストロールに流れる映像が大傑作『ドリームガールズ』を想起させる作りには、もうちょっと工夫しても良かったんじゃないかと最後の最後に感じました......
ヒーロー物お約束のおまけ映像がさらに組まれていますので、劇場が明るくなるまで我慢して着座していて下さいね。
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次回作『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で登場予定のロバート・ダウニー演ずるDr.デュームに期待大です!
では
米国では賛否両論 映画スーパーマン
DCユニバース始動!
はて、これ以前にも聞いたことがあるフレーズ?......
昨今のスパーヒーロー作品はDC、マーベル共に苦戦しているようでリスタート感が否めません。
まあそこは置いといて、本作から始まる一連のシリーズ再開となる1本目の『スーパーマン』
試写の段階から米国では賛否が巻き起こっていたようで、ハードルを下げて鑑賞したせいか満更ではない出来に一安心といったところでしょうか。
静のクラーク・ケントと動のスーパーマンも宜しくすみ分けられ、ゲスト・ヒーロー達による敵味方組んず解れつのアクション・シーンも盛りだくさん!
(左端の方が一番強いのでは?)
ちょいと怠いのは、相変わらず恋人ロイス・レインとの絡みのシーンで......
これマストなんでしょうかね......
米国での”否”に対しては、聞くところ『バットマンvsスーパーマン』の監督ザック・スナイダー信者(わたくしも大好きです)が、本作ジェームズ・ガン監督に対するアンチで騒いでいるということらしいのですが、ちょいと気になるところが散見されるのも事実......
例えば、モンスターの襲来で破壊され飛び散る鉄杭?から盾となり少女を守るシーン。
ここスローモーションでの見せ場となりますが、ただこんな危険地帯を幼い女の子が一人で歩いている、それもゆるりと......
そんなのありえんだろ!?と一人無言の突っ込みを入れていましたw
今回もメインのヴィランはレックス・ルーサーで『バットマンvsスーパーマン』ではジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャル・ネットワーク)が演じ......
本作ではニコラス・ホルト(X-MEN)の起用。
アイゼンバーグは大好きな俳優ですが、冷酷無情が板に付いていたホルトに軍配を上げましょう。
合間のほっこり要員w
とは言ってもかなり重要な役どころの愛犬(これも次作への伏線)クリプトですが、人智を超越した惑星生まれのはずが”おつむ”は地球犬レベルという愛らしい演出が笑いを誘いますw
総じてガン監督ガンバリましたというところで
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おまけ
[民衆から後頭部へ空き缶をぶつけられるスーパーマン]のシーン
予告一発目では演じるデヴィッド・コレンスウェットは思わずまばたきをしてしまい......
「目玉で弾丸をはじくスーパーマンが空き缶程度で動揺するか?」
と思い観ていましたが、本編ではやはり修正されていましたねw
こちらも含めぜひ劇場にてご確認くださいw
今回もIMAX鑑賞がお勧めとなっています!
では
確かに胸くそ悪いが知るべき物語 映画でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男
2003年に日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件を取材、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』の映画化作品
(以上は映画情報覧から抜粋)
『でっちあげ』
物語は、いじめ被害者児童の母親の証言から始まり......
次いで加害者教師からの視点へと移る。
同じ現場を複数の当事者が語る『羅生門形式』で描かれ、クライマックスどちらの証言が真実かを問うの裁判へと辿り着く。
いじめを否定する教師に対し業を煮やした児童の両親はマスコミを利用し、いじめの実態を拡散。
世論から非難され職も追われた教師はある切っ掛けで出会った老弁護士の助けを得、潔白を晴らそうと最後まで戦うことを誓うが......
相手側は前代未聞!550人もの大弁護団を組織して教師を潰しに掛かる。
映画が始まってから5分もしないうちに気分が滅入る
教師:綾野剛の演技が凄いのか(いや、素晴らしかった!)あの顔でそう見えてしまうのか分からないのだが「こりゃ度を越えたいじめだわ......」と納得せざる得ない場面が続く。
この顔ヤバ過ぎます
かと思えば、児童の母親:柴咲コウの淡々と教師を追い詰める様のなんと恐ろしいことか。
こちらも顔が怖い
この凄まじい演技バトルに加え、いぶし銀 老弁護士:小林薫がストーリーをギュッと〆る!
果たしてどちらの主張が真実で、どちらが「でっちあげ」なのか......
クライムサスペンスや法廷劇って脚本が全てと思っていますが、今作ほど役者の存在感を見せつけられたのは久しぶりかな......
とにかくズッーと胸くそ悪さがまとわり付き観終わった後もスッキリしませんが、失言政治家を代表するように些細な言動が足をすくいかねないと要所に学びの機会がある本作、後学のためにも御覧になっては如何でしょう。
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では