評価に悩む作品 映画 プレデター:バッドランド
2018年の『ザ・プレデター』から、配信系2作(ザ・プレイ/最強頂上決戦)を挟むと劇場公開が7年ぶりとなる本作
『プレデター:バッドランド』
なんでしょう......評価するのが非常に難しいんです......
作品としてはまあまあ面白いんですが、わたくしが懐いていた”プレデター”とはあまりにもかけ離れたキャラクターに変貌していたんですね!?
今回のデクというプレデターが......
冒頭からいきなり上半身だけで登場するアンドロイドのティア(エル・ファニング)
これにはちょっとビックリしましたが、ここからティアとデクの旅がスタートして行きます。
もうこれはバディムービーといっても差し支えないのかなとw
上半身だけのティアを背負い、モン・ハンよろしく最強生物を追って惑星をさまよう姿を見て脳内を駆け巡るは......
あの『SW帝国の逆襲』でのチューバッカとC-3POのコンビ!
(Hottoysさんのフィギュア・ビジュアル)
しかも背負う側は体力自慢で背負われる側が知能派とシチュエーションまで同じとくれば、これはもうお笑いでいう天丼かとw
鑑賞中この映像がズーっと被ってるもんだから、我ながら自身の固定観念に嫌気がさしてまいります......
しかし、来年公開の『マンダロリアン&グローグー』しかり、昨今のSF娯楽作の流れなのでしょうか?
でもって、このデク君がこんなお顔の割にとっても良い奴なんですよ!
DVバリバリの父親に対し、勇者の証を持ち帰り見返してやろうと覚悟を決める裏には、兄弟愛も炸裂!
意外とあっさりティアの勧誘に説得され助け合う、とっても人間味のあるプレデター......
繰り返しますが映画としては面白いんです。
しかし、違うんですよ、プレデターってのは”コレじゃない”感が半端ないんです!
そして意外だったのはエル・ファニング嬢の可愛らしさ!
今まで気づかなかったのか、プレデターとの対比ゆえなのか分かりませんが物凄くチャーミングでした。
これがホントの役得ですねw
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さて貴方はどう見るか、劇場にてお確かめ下さいませ!
では![]()
佐藤二朗の顔芸炸裂!映画 爆弾
いまだコマーシャル展開に余念がない邦画
『爆弾』
公開前、映画館でもTVでもSNSでも始終目にしたため「相当気合入ってるな!」 or 「もしかいしたらヤバいの?」の相反する二極の思いが交錯したが、直観としては「面白そう!」が勝り、勇んで映画館へ向かうw
うん、やはり面白かった!
特に中盤までは絶品!
傷害事件で取り調べを受けるスズキ・タゴサク(佐藤二朗)が「わたし霊能力があり都内で爆発が起こる場所と時間が分かるんです...」と突然言い出したもんだから警察署内は大騒ぎ!
そのたどたどしい語り口調と謎解きの様な会話の何とも言えない不気味さと......顔芸!もうなんと言おうとこれが本作の肝となっております![]()
(ただ冷静に捉えると、このスズキ・タゴサクってそうとうIQ高いだろw)
取り調べで対峙する類家刑事(山田裕貴)との心理戦は目を見張るものがあり絶品!
ただ時が進むにつれ、この2人、表裏一体というか同種の人間に見えてくる......そこがさらに不気味さを増していくんですね。
持続する緊張感......更なる展開への期待を煽る![]()
が!
後半に入ると尺の問題か、いきなり急ぎ足の進行となりトランジションの理解に苦労したというか......これは前回の『宝島』にも言えたことだが、あちらは3時間超ゆえ比べ様ないが......
佐藤二朗、日本アカデミー助演男優賞ありますね、うん!
それだけのインパクトを残したことに間違いありません。
また、続編を匂わせる終わり方が気になりますw
配信を待たずぜひ劇場へお急ぎ下さいませ!
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PS.
一つだけ全く理解できないことが......
結構な肝となるシーン:殺害現場に刑事が自分のDNA残すって有りなんでしょうか?(原作未読のため分かりませんが...)
すでに鑑賞した方、どう思いました?
では![]()
YouTubeのCLUTCHMAN TVでスマクロ町田が紹介されています
YouTubeチャンネル 【CLUTCHMAN TV(クラッチマンTV】さんの11/1(土)21:00から公開の動画にて
【スマートクロージングストア町田店】をご紹介いただきました!![]()
以前、姉妹店である福岡店、原宿店、二子玉川店に続き今回ついに町田店をご紹介いただきました。
今回も松島親方と共に、商品それぞれの魅力をご紹介させていただいております!
ただいま絶賛公開中!ぜひご覧下さいませ!!
では![]()
我が身と思えば...ゾッとする 映画 俺ではない炎上
巷では懲りないバカッター連がネット上で炎上していますが、本作ではレベチな大事件の濡れ衣を着せられた哀れな男の物語。
『俺ではない炎上』
日が暮れた公園のような場所に横たわる殺傷痕も生々しい被害者らしき女性の画像がSNSにUpされる。
たまたま投稿ページをキャッチした大学生が「どうせヤラセ画像だろう」と思い何気なく拡散。
フォロワーも多いことからアッという間に全国へと広がり、特定厨たちが発信元の情報や画像から一人のサラリーマンを割り出す。
その男こそが”俺”である、ハウスメーカーに勤める山縣泰介(阿部寛)であった。
オープニングからここまで、かなりのスピードで物語が進むのは有難い![]()
当初は半信半疑であったが投稿の翌日、特定された公園を警察が調べると備品小屋から本当にご遺体が発見される!
あの画像はリアルに殺害現場のものであったのだ。
見る見るうちに私刑団が張り巡らせた網は狭まり、自宅さえも特定され逃避行を余儀なくされた泰介......もう走って走って、ひたすら逃げまくる!
ザクッとそんなお話であります。
う~ん、演出が稚拙ですね。
特に2番目の”事件”なんていくらフィクションでも無理あり過ぎ。
(ここでガクッと醒めてしまった......)
映像もTVドラマ同等でスクリーンならではの感動は味わえません。
ですが原作が優れているせいか(未読)プロットはしっかりしていて、引いては寄せる波の様に要所での緊張感を持続させてはいただけます。
また終盤へ向けての伏線回収もあり、贅沢さえ言わなければ十分楽しめる作品ではありました。
わたくしのツボシーンは、泰介が逃避行中に逃げ込むスナックのママ役:美保純が「絶対いるわ!こういうママw」と唸るほどのハマリ役に内心盛り上がっていたところと......
物語のカギとなる、あの利発な芦田愛菜ちゃんが凄味を見せるシーン![]()
完全に好みの問題ですが、この2ショットはインパクトあったな~!
しかし本当に恐ろしい世の中になったものです......
我が身に置き換えると生きた心地がしないでしょう![]()
炎上ではなくエンジョイした余生を送りたいものだとつくづく感じさせていただいた一本でした。
タイミング悪い投稿で済みませんが、今週末で終映しそうなのでご興味ある方は急いで劇場へ!
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では![]()
話題の映画ワン・バトル・アフター・アナザーなんですが...
話題の映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』なんですが......
非常に覚えずらい題名。
もっと日本人に寄り添った邦題は思いつかなかったのかしら?
『One Battle After Another』これ直訳すると『次々と続く戦い』となるのですが、確かにそういう内容には間違いないし......
う~ん、やはり思いつかないので良しとするしかないか。
さて内容はというと、難民開放を主とする強硬派の極左集団「フレンチ75」の爆破担当員ディカプリオくん。
(なんか最近しょぼくれた風体が板についてきた)
と、組織リーダー格の彼女との間にお嬢様が誕生!
この主犯格2人を執拗に付け狙う変態(必見!)軍人ショーン・ペンとのキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンであるw
諸々の理由により母は去り、ディカプリオと娘は父子家庭として暮らしていく中、立派に成長した娘にもペンの魔の手が迫る。
果たして執拗な追跡に隠された真実とは!
極右大佐ロックジョー(ペン)の髪形からも感じとれるメッセージは、もうあからさまな米国現大統領に対する皮肉のオンパレード!
難民政策、白人至上主義の秘密結社、無差別武力行使とコンプリートな国家的極右勢力と反社会的極左の終わらないバトルを描いた内容となっています。
反トランプとして名高いディカプリオがキャスティングされたのは至極当然と言えるのでは......
空気感は異なるものの、タランティーノを匂わせる展開や描写が漂うアクション大作で、3時間弱の長尺も全く苦にならず終始楽しく鑑賞させて頂きました。
ポール・トーマス・アンダーソン監督、達者です!
さて、わたくしの注目点
合間にかましてくる先生(べ二チオ・デル・トロ)パートが堪りません!
この人、ホント不思議な魅力オーラを纏っているんだよね......素敵です。
絶賛上映中の本作、映像美も素晴らしいのでIMAX鑑賞をお勧め致します。
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では![]()
フェローズ・ハワイアンシャツが嬉しそうに輝いています!
Dear "The Cleaver"Mr. Chris!!!
Thanks for wearing the shirt I designed!
来日公演されていたFoo Fightersのギタリスト:クリス・シフレットさんが弊社ハワイアン・シャツをスマクロ原宿で自らお求めになり、ライブステージ衣装に採用して下さいました。
シャツも嬉しそうに輝いています!!
感謝です!
撮影 @teppeikishida
#foofighters
#フーファイターズ
では![]()
潜水艦映画にハズレなし!? 映画 沈黙の艦隊 北極海大海戦
持論なんですが「潜水艦映画にハズレなし!」と信じています。
古くは1950年代の『眼下の敵』を筆頭に『Uボート』や『レッド・オクトーバーを追え』と、狭いジャンルながらに傑作が揃い踏み!
では、最新作のシリーズ第2弾『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は果たして如何に......
う~ん、前作の出来が良かっただけに可もなく不可もなくという感じかな(贅沢ですかねw)
『シン・ゴジラ』でも顕著に見られた”政治的駆け引きや議論”のシーンは嫌いではないのですが、比重としては戦闘シーンにもう少しボリュームを割いて欲しかったというところが手放しで絶賛できないポイントですか(贅沢ですね )。
終盤の決戦ですが原作漫画では違和感なく読めましたが、動画での解釈は「ちょっとあり得ないだろ...」となるんですね。
それがたとえ原作と差異があったとしてもリアリティがUpすればより素晴らしい印象をもって劇場を後に出来たと思います(かわぐちかいじ先生が許さないかw)。
しかし、もうちょい尺を使ってでも丁寧に、説得力ある見せ方にして頂きたかったかな。
でもまあ、総じてエンディングまで飽きずに楽しめた良作に違いなく、次作で最終章?となるのはちょっと寂しい気がします。
あの衝撃のラスト、いったいどう描くのでしょうか......
期待してお待ちしています!
.6
おまけ
30年ほど前にこしらえた製品......古っw
デッキシューズの代名詞『トップサイダー』に対抗し、潜水艦乗組員用と想定して作った『BOTTOM LINER』(ボトムライナー)というシューズに描いたトレードマーク。
本作の印象的なシーンを観て、思いっきりこの靴が脳内を駆け巡りました。
鑑賞した方......お判りですね ![]()
では![]()
期待値が高すぎたか...映画 宝島
今シーズン一番期待していた邦画『宝島』
勇んでシネコンへ向かうと、あららっ一番乗りw
で、意外とこじんまりしたシアター ![]()
世界大戦後にアメリカ領となった沖縄を舞台に、義賊として米軍基地から物資を盗み島人に分け与えていた集団『戦果アギヤー』のボス:オン(永山瑛太)親友のグスク(妻夫木聡)オンの弟レイ(窪田正孝)オンの恋人ヤマコ(広瀬すず)という豪華メンバーを中心に、本土返還に至るまを駆け抜けた、アメリカ占領下でもがく若者達の生き様を描く。
まず個人的な意見だが字幕を付けて欲しかった。
特に序盤、沖縄の方言に1950年代という時代設定も相まってかセリフが聞き取れないところが多数......なにを話しているのか分からないまま次のシーンに進むんで、置いてきぼり感が否めない。
作り手側は取材と熟考を重ね120%理解した上でお作りになられてると思いますが、原作すら読んでない人々にとっては中々スーッと入り込んでこないシークエンスに戸惑うばかり。
そしてとにかく長い!
尺が3時間前後の良作は数あれど(ゴッドファーザーとかはもっと観ていたいとかなるんだけど)観客に「長い...」と感じさせるのはどうなんだろう......
お金を掛けて一生懸命撮った素材を1秒でも多く使いたいのは人情だと思います、しかし2時間半位にはブラッシュアップできたと思うんですよね。
良いテーマ、美しいシーンと素晴らしいサウンドトラック、良質な点が数々ある作品だっただけに、最後に「やっと終わった...」と感じてしまうのは残念でなりません(以上あくまで主観です)
しかし、原作を読んでいないわたくしは返還前後の沖縄の情勢や空気感など、NHKでの正統派ドキュメンタリー以外知る由もなく(小学生当時ニュースで大騒ぎしていた記憶はリアル)本作によって得た情報が非常に有意義であることには間違いありませんでした。
.4
PS.
シアターが明転するや否や、わたくし含め周りに座っていたオッサン達ほぼ全員がトイレに雪崩れ込んだのは言うまでもありませんw
では![]()
未知への扉はいつも映画から開かれる!ありがとう『 ひゃくえむ。』
日本開催が34年振りらしい......世界陸上で盛り上がる昨今。
言わずもがな毎晩TVにかじりついて視聴していますが、その勢いに背中を押され予定外の作品を鑑賞。
『ひゃくえむ。』
たぶん製作陣もこのタイミングを逃すまいと公開日を被せて来たと思うのですが、わたくしも見事網にかかりましたw
短距離走で全国1位の記録を誇る天才少年トガシの通う小学校へ小宮という転校生がやって来ます。
走ることへの意欲はあるものの、学年でも鈍足な小宮はトガシから100m走の走り方を習いメキメキと上達する最中、ある日突然父の転勤に伴い小宮は引越してしまう。
時は経ち高校生となったトガシは訳あって陸上を離れ、家から近い陸上界では無名の学校へと進学
そこから物語はゴールへと向かい加速していくのだった。
ぶっちゃけ陸上競技に対して祭り事のみ観戦するレベルの知識ZEROなわたくし、たった100m走るだけ(ホント失礼極まりない)10秒で勝負が決まるこの単純明快な世界の裏に、これほどまで奥深いドラマがあるなど考えた事もございませんでした......
というか、天賦の際を与えられた天才ランナーの美しさを景色としてただ観ていたんでしょうね......それゆえ逆に深く刺さりました!
友情、ライバル、故障に挫折......とスポ根ドラマお決まりの構成は想像できるものの、バラエティ豊かなキャラクターの性格付けなど丁寧に描かれ......
行間に散りばめられた奥深い要素が作品にリアリティを加え骨太な作品に仕上がっていました。
漫画が原作(未読)のためか作画も素晴らしく、雨天でのレースシーンなど秀逸な出来栄えに目が釘付け![]()
いや〜タメになりました。
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この薄ら知識をもって観る今夜の世界陸上決勝は違った景色となるのだろうか......
非常に楽しみです!
では![]()












































