【番外編】フェローズデニムが出来るまで ② | スマクロ二子玉川店のスタッフブログ

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こんにちは、小野寺です鳥居

 

先日、弊社フェローズの看板商品でもあるデニムアイテムの製作現場に、誠に恐縮ながら私お邪魔させていただきました!

 

しかも、貴重な紡績(綿から糸にする工程)から見学させて頂きました!

 

ですのでこの場をお借りして弊社のデニムプロダクツが如何にして製作されているのか

 

皆様にもご覧いただけたらなと思います。

 

題して!

 

【フェローズデニムが出来るまで】

 

 

という事でしばしお付き合いお願いいたします!

 

 

前回は【紡績】綿から糸が出来るまでをお伝えしましたが

 

今回はデニム生地の縦糸となるインディゴ糸の染糸工程

 

いわゆる【ロープ染色】現場に潜入いたします!

 

場所は前回の大阪から岡山/広島エリアに移ります。

 

 

岡山県、児島駅。

 

デニム一色デニムデニムデニム

 

気合入ってますね!!

 

さらにここから移動して、染糸工場に到着。

 

 

早速、染糸会社様にフェローズ製品を見ていただきました!

 

エイジングなども見ていただきましたが、ふとしたところで

 

「皆で囲んで製造した物を誉めあってるって不思議な状況ですねw」

 

という的確なツッコミが入ったりw

 

そんなほんわかした談笑から、いよいよ染糸工場へ潜入です。

※撮影許可を頂いたところのみを載せております。

 

 

こちらはこれから染める糸の整経工程。

 

紡績工場から染める前の綿糸がチーズ状に巻かれて持ち込まれます。

 

 

前回、綿(ワタ)から糸になったこちら(チーズ)ですね!

 

このチーズをセットし、数百本の糸を束ねてビーム(幅2.5メートルの金属整筒)に巻き取ります。

 

何もかもスケールがデカい機械!

 

 

こうしてビームに巻き取る事で、染めムラをなくしスムーズに染めができるようになります。

 

次はいよいよ染色工程になります。

 

 

整経で巻き取った糸を独自開発したロープ染色機で染め上げます。
 

先ほどビームで巻き取った糸をインディゴ染料の入った容器に入れて染めていきます。

 

インディゴ染料は空気に触れると酸化しブルーへと変わりますが、1〜2回では綺麗に染まりません。


この工程を何度も繰り返すことで濃度が上がり、鮮やかなインディゴブルーになります。

 

撮影NGだった為メーカー様Webより画像拝借いたしました↑

 

精錬・染色・酸化・水洗・乾燥までの工程を全て染色機で行えるそうです。


さらに手染では表現できない、糸の芯を染めない【芯白染色法】で仕上げます。

 

つまり糸の外側だけがインディゴに染まり、芯は白いままなのです。

 

これにより穿き込むほどに色落ちしデニムならではの味わい深い表情が楽しめます。

 

 

ロープ染色で糸が染め上がったら、次は【分織工程】になります。

 

染め上がった糸の束をビームに巻き取っていく仕事。


なんと糸を一本一本人の手でビームにセッティングしていきます!

 

一定の密度と、張力で巻き取っていく大変重要な作業。

 

撮影NGでしたのでお見せできないのが残念!

 

メーカー様Webより画像拝借いたしました↑

 

こうしてビームに巻かれた染糸。

 

これで完成かと思いきや、そうではございません!

 

染色後の糸の毛羽を抑え、強度を上げるために

 

【糊付工程】が行われます。

 

この段階で糊が付けられるんです!

 

私も初めて知りました(汗)

 

 

長い機械に染め糸を通し糊付けしていきます。

 

そのままビームに巻き取っていきます。

 

 

最後は職人さんたちの手でカット!

 

ようやく完成となります!

 

メーカー様Webより↑

 

 

こうして仕上がったロープ染色糸。

 

この状態で機屋(はたや)さんへ出荷となります。

 

今回デニムのエイジングに大きく携わるインディゴ染色の現場を生で見られて

 

熱や匂いなどリアルな現場を体験できました!

 

また、環境にも配慮したモノ作りの姿勢にも感銘を受けました。

 

今の時代には必要なことですね!

 

貴重なお時間をありがとうございましたウシシ

 

という事で次回はいよいよデニムを織る製織工程へと移ります!

 

かなりボリューミーな内容となりますので覚悟しておいてくださいw

 

以上デラでしたバイバイ

 

 

 

 

 

おまけ!

 

日本古来の染め方【かせ染め】の施設も見学してきました!

 

 

かせ染めとは、機械を使わずに全て手作業で行う染色方法で、インディゴ染料の入った枷壷(かせつぼ)と呼ばれる壷の中に、束ねて輪っか状にした綿糸を浸しては取り出して絞り、空気にさらして酸化させるということを、何度も何度も繰り返して染めていきます。

 

非常に手間と時間をかけて、職人が丁寧に浸しながら少しずつ染め上げていくことで、糸の芯までしっかりと染まるところがロープ染色との大きな違いです。中心までしっかり染まっているので基本的には色落ちしにくく、着こめば着こむほど出てくる深みのある独特な風合いの色落ちを楽しめます。

 

 

手作業で染色し、搾る工程は、時間と神経を使い、かなり大変だそうです(汗)

 

ちなみにこの搾る加減は、今のロープ染色機にも応用されているとか!

 

今の染め糸も先人の知恵の元出来ているんだなと感慨深い時間を過ごせましたウシシ

 

 

 

 

 

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