「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら -8ページ目

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。




10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りしています。

万博西ゲートへ中継地点としてにぎわう「JRゆめ咲線 桜島駅(大阪市此花区)」。会場へは頻発するシャトルバスで約15〜20分。8月撮影。



さて、IT技術と人との融合に感嘆しきりだった「TECH WORLD館」を後にします。まだ余韻が残る中ですが、引き続き会場を巡ります。


ここから、大屋根リングを時計回りにぶらぶらと散策。右下に当たる「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」にたどり着きました。角にはポルトガルパビリオン。


ここでリングの内側に入ります。左側には国際機関館、右側には中国とクウェート。



しばらく進みますと、そこは会場の中央付近。目指す、シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」にやって来ました。


これまで幾度か取り上げましたが、今般の万博の目玉のひとつになっているのが「シグネチャーパビリオン」。

万博のメインテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」から「いのち」をテーマに、各界著名人がプロデュースする、8つのパビリオンです。万博公式サイトより。

こちらの予約が取れていたのでした。16:30からです。果たして、どのようなパビリオンでしょうか。そして、クラゲが主役の目的とは。



さっそく、小高い丘の上にある入り口から入ってみましょう。たくさんの装飾がにぎやか。


お、広場がありますね。
中央の巨木は「生命の樹」というそうです。



木のまわりをよくよく観察してみますと、これ願いごとが込められた小さな木片で出来ていたのですね。



そして、木からぶら下がるのは「クラゲ」。宇宙船のようで、観ているだけで楽しくなります。


パビリオンコンセプト
Movie Play
いのちが躍る、いのちが歌う、
いのちがひらく
〜 STEAM:ワクワク!を探す旅へ 〜

クラゲは、皆の中にある創造性やいのちの象徴であり、時に説明できないものや「ゆらぎのある遊び」を表す象徴です。
クラゲ館の真ん中には、創造の木がそびえています。「つくる喜びを全ての人に! 〜創造性の民主化〜」



クラゲ館にはSTEAM(Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematics などを表す創造的・実践的・横断的な学び。

科学者や芸術家や発明家のような生き方)のワクワク!も詰まっており、五感の遊びを通じて、何か思わず一歩踏み出したい気持ちや、ゆらぎのある遊びを通じて何か自分も未来のカケラを協奏できる、というような自信・喜びが育まれていくことを目指しています。



テーマ事業「いのちを高める」は、万博という機会を活用して、さまざまな学び・遊び・創る・生きるの大変革を仕掛け、世界中をかき混ぜ、つないでいきます。

0−120歳の子どもたち:見えない方も、聴こえない方も、車椅子の方も、病気でなかなか外に出られない方も、言葉ではなかなか表現できない方も、いろんな国籍・人種の方も、いろんなジェンダーの方も、いろんな立場の方も、いろんな性格の方も、赤ちゃんも、おばあちゃんおじいちゃんも、虫や植物や動物や鳥やクラゲやものたちも、みんなみんなかき混ざって、多様ないのちが輝く未来社会へ。パビリオン公式サイトより。



なるほど、クラゲのように創造性と揺らぎのある遊び…自由自在に泳ぐ自由な存在、というイメージのクラゲ。決まりなく、自由に誰でも拠り所に出来る場所。大切な考え方です。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。

本日は二本目、前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りしています。




お国の最先端IT企業技術を駆使した、目を見張る美しい映像展示が圧巻の「TECH WORLD(テックワールド)館」を観覧しています。


さて、順路を進んでいますと、きれいな胡蝶蘭が咲き誇っています。胡蝶蘭は台湾が一大生産地なんです、と誇らしげにスタッフのおねえさんから。そして、よ〜く見てくださいね、と。



あっ!文字が入っています。パビリオンの「TECH WORLD」と「EXPO 2025」。




さらに、ミャクミャクまでも花びらに居るではないですか。これにはたまげましたが、花自体を傷つけないように、特殊なスプレーでディスプレイしているのだとのこと。

これもお国のデジタル技術の駆使、になりましょうか。おもしろいものを観られました。



続いては「都市の絵巻」という、またも映像展示のコーナーでした。




お国の情景を描いた、さまざまな時代の絵画をデジタル化したもの、だといいます。ただ、それならばよくある話し。



くだんの絵画をAIに学習させて、その情景の続きを再現するという。はぁ〜、すごい。



さらに1階降りたところが「フューチャー劇場」でした。巨大なLEDディスプレイが控えます。


グラデーションが実に絶妙やなあと思うのですが、この壁に触るぎりぎりで手をかざしてみてください、と。すると、モザイクがはがれて巨大ビジョンと化すではないですか。





未来の世界では、お国のICチップを用いたIT技術がどのようにわたしたちの生活を豊かにしてくれるのか。

時代が進んでも、人と人との温もりといいましょうか、交わりは大切なもの。それに技術はどう寄与してくれるのか。それを垣間見られたように感じます。


さらにもう1階降ります。


ここが2階。毎日の生活の中で、わたしたちはどれくらいのICチップに触れているか。これまでご覧頂いたテクノロジーは、テックワールド(台湾)の技術の集積なんです、と案内のおねえさんから。

ここまで、美しく大迫力のすごいものばかりでしたが、お国の基幹産業となっているIT産業。これ以上の説得力はなかろうという魅せ方やなあと感心します。


最後のコーナー。ここで、これまで着けていたデジタルウォッチを使うのだとのこと。


所定の器具にウォッチの表面を読み取らせる。


着けていたウォッチには、心拍数などを記録する装置が取り付けられていたそうで、ここまで巡って来た3つの展示で、あなたがいちばん食いついたものはなにか!ということを教えてくれるのだとのこと。ほぉ〜。


わたしは、最後の「フューチャー」でした。あれ、個人的には最初の巨木の演出にめちゃくちゃ興奮したんですが(汗)



そして、そんなあなたにオススメの台湾観光のスポット、と紹介してくれるではないですか。これはおもしろい。参考にいたします(^_^;)


デジタルウォッチはここで返却。エスカレーターで再び1階に降ります。




そして、退館時に記念品を頂きました。
クマ柄のかわいらしいハンドタオルでしたが、日によってはプレゼントが、トートバッグやショルダーバッグなどに替わるよう。

会場で「TECH WORLD」のロゴのついたそれらを持つ人々をよく見かけます。気前の良い。


その先はグッズショップになっていて、入場者以外でも自由に入ることが出来ました。



お、これもかわいらしい小道具類です。

「神農生活(しんのうせいかつ)」という、台湾の食材や雑貨を扱う人気セレクトショップが入居していたのでした。確か、あべのハルカスにも店舗があったような。





これは袋ラーメン。



いまは懐かし「ポポロン(明治製菓)」を思い出しました。




ついつい?目が行ってしまうのが台湾ビール。

余談ですが四半世紀以上前に、若かりし頃にヨメハンとの新婚旅行先に選んだのが、台湾一周でした。前の万博、つまり「愛知万博(愛・地球博)」の前年(2004年)のことでした。


まだ新幹線は開業しておらず、在来線特急で台北(タイペイ)を起点に高雄(カオシュン)、花蓮(ホワリエン)などと強行軍!で巡ったのですが、料理もさることながら最高においしかったのが、毎食で注文したお国のビール。

20代も半ばは大昔のようでなんだか、懐かしい思いになります(苦笑)グーグル地図より。



他にも、お国の名物料理やスイーツを味わえるカフェも併設。魯肉飯(ルーローハン)も懐かしい!パクチーの香りが、いかにも異国に来たのだなと感じたものでした。



いや、しかしこの「TECH WORLD館」はすごかったです。台湾がIT産業で世界最先端、ということは知ってはいましたが、その技術たるや、想像を超えるもの。


そして、それを用いてこれほど美しい情景を魅せてくれるという。感動ものでした。またぜひ再訪してみたいと思えるものなのでした。



次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りしています。



さて、3つ取れていた今日の入場予約のひとつ「TECH WORLD(テックワールド)館」の時間が近づいていました。万博公式サイトより。



大屋根リングの真上に当たる場所に「TECH WORLD館」はありました。近代的な外観です。

万博の公式サイトを見ますと、こちらは「国内パビリオン」という扱いになっています。ただ出展は「玉山デジタルテック」という、台湾に起源のある国内のIT企業。ですので実質的には「台湾パビリオン」になるのですが。


しかしながら台湾(中華民国)が「BIE(博覧会国際事務局)」に加盟していないために、企業パビリオンという形で出展しているとのこと。右がBIE公式旗。東ゲートにて。


予約列に並びますと、特徴のある外観がよくわかります。段々にそびえ立つ屋根。

これは高くそびえる群山から着想を得た「心の山」が建築デザインコンセプト、とのこと。なるほど、お国の背骨に当たる山々なんですね。


当パビリオンは「生命」、「未来」、「自然」のエッセンスとデジタル技術や立体映像技術を融合させた展示を通じて、来場者の視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚・感性といった「六感」と交流します。また、デジタル技術を用いて、先端技術が我々の生活にもたらす変化を紹介します。万博公式サイトより。



10分ほど待機して前室に入場。テック、というあたりなかなか近未来的です。営業を終了したと耳にしましたが、東京ディズニーランドの「スペースマウンテン」のよう。



まず、このデジタルウォッチを入り口で受け取ります。退館まで取り付けておいてください、とのこと。



スタッフの方から、パビリオンとお国についての説明を受けた後に案内されたのは、この巨木がそびえる最初の展示室、ここが「ライフ劇場」でした。「生命の樹」という、正体は巨大なデジタルスクリーンなのでした。








これが、なんと美しいこと!お国固有のクマやシカなどが、豊かな自然の中で躍動する姿。これには感動しました。



巨木からの演出を引き立てるのは、その足元にずらりと並べられたこの小さな端末。次々と、その映像は移り変わります。



興味深かったのは、これにいっせいに登場したチョウ。やはり、お国の固有種だとのこと。




これを触ると、空へと飛んで行くではないですか。本当にこれはきれいで、感嘆しきりです。




パネルは合計500枚以上設けられていて、こちらもやはりお国の最先端デジタル技術を実用化したもの、とスタッフのおねえさんから。


いやしかし、これほどの没入感を味わえるパビリオンは他にはなかなかないように感じます。

観終わったばかりですが、もう一度鑑賞したいほど。



続いては、巨木の中にあるエレベーターで2階へ移動。こちらの「ネイチャー劇場」では、お国の自然についての映像展示でした。




いや、これも本当にきれいです。そういえば、お国で最高峰の山の名前は、映像でふんだんに紹介されていた「玉山(ぎょくさん、たまやま。標高3952m)」。あっ、出展企業と同じ名前です。お国の象徴でもあるんですね。

日本統治時代(1895-1945)には「新高山(にいたかやま)」と呼ばれていた名峰です。



ホタルの乱舞する中を、先へと進みます。
まるで、別世界に居るようです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。

本日は二本目、前回からの続きです。



10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りしています。


さて、会場中央の「いのちめぐる冒険」から、隣接する「静けさの森」を西に抜け、大屋根リングの右側中央付近へやって来ました。

左側にアゼルバイジャン、右側にモナコ公国とトルコパビリオン。リングと行き来するエスカレーターがあるので、なにかとよく通りかかる付近です。




この一角に、大漁旗を掲げた展示館があることに以前から気になっていました。「夜の地球」。この機会に、入場しようと思います。



薄暗い館内に入りますと、思わず息を飲むような漆黒の地球儀が置かれているのでした。これが作品名「夜の地球」です。すごい。



輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」は、直径1mにもおよぶ大迫力の地球儀で、漆黒と金の発色の繊細な美しさが特徴の輪島塗の代表的な作品です。


2024年1月1日の能登半島地震でも奇跡的に無傷であった「復興シンボルの一つ」であり、「対立や分断を超えて他者に思いを巡らすことの意味を世界に向け伝えていきたい」との願いも込められています。

作品名の「夜の地球 Earth at Night」は、展示施設の名称としても使用します。万博公式サイトより。


昨年、元旦に発災した能登半島地震。それに被災しながらも無傷で、輪島塗の高い技術を物語るものなのでした。これは…美しいもの。



地球儀の他にも、世界各都市の地図を模した輪島塗作品もありました。これは東京都心ですがよくこのようなこまかいものを、それも美しく拵えることが出来るのだなと、感嘆します。



能登半島は震災の後、大雨でも大きな被害を受けたことは広く報道されていました。

作品の展示に当たっては、このような思いが込められているそうです。
多くの方々が、この地球儀に出逢い、
・半年間、世界の国々が集まる万博の意義を様々な感性で感じていただく。
・伝統工芸の美しさ・奥深さが、世界各地へ、そして次世代へと伝わっていく。
・震災・豪雨などの災害や紛争に見舞われている地域の方々を勇気づけ、復興推進の力となっていく。
・未来社会に向け世界がひとつにつながっていくなど、思いを馳せていただけたらと考えています。同。





日本の伝統工芸を代表するひとつの輪島塗ですが、震災と大雨という大きな被害を受け、これまで連綿と引き継がれて来た歴史や技術が途絶することはあってはならぬという、能登のみなさんの力強い気持ちを窺い知れたようでした。



ところで展示館には、サザンオールスターズの桑田さんが作詞作曲したという「桜、ひらり」という楽曲についてのエピソードが紹介されていました。



展示館を設置するに当たり、能登のみならず、自然災害で被災した人々やその土地に想いを寄せて作られたというのですが。この館のテーマソングになっている、といいます。

思わず、胸にぐっと来るエピソードです。


美しい芸術作品に込められた、能登の人々の思いたるや。こういったことはもっと世に知られて然るべきでは、と感じたのでした。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りしています。



雨がそぼ降るこの日。なんとはなしに普段より人手は少ないようにも感じます。ドイツ・韓国パビリオンを観てから、会場中央の「静けさの森」を西から入りました。



やって来たのは、8つのシグネチャーパビリオンが集う「シグネチャーゾーン(Xゾーン)」。その角にある「いのちめぐる冒険」です。


昨日(6月2日)にはここの「超時空シアター」を観覧して来たところですが「いのちめぐる冒険」には、いまひとつアトラクションがあるのでした。9月4日アップ。


「超時空シアター」の隣にある「ANIMA!」なるものの予約が取れていたのでした。床振動演出、というのが気になりますが。



さっそく予約列に並びます。案内を読みますと床振動含めなかなか、激しい演出があるよう。


ただし「超時空シアター」とは異なり、利用に年齢制限はなし。

というのも、パビリオンをプロデュースする河森正治さんが、超時空シアターを観られない子どものことを考慮してこちらも拵えたんです、とテレビ番組で仰っていました。出典①。


ということは、テーマは「超時空シアター」と同じく「未来は合体・変形だ!」です。

ほどなくシアターに案内されます。お、これはなんといいましょうか、未来都市のよう。




壁面に描かれた幾何学的な模様は、実は薄いカーテン。これに投影をするようです。



このように、映像が移り変わるというもの。出典同。



では、映像作品「ANIMA!」ご覧ください。








10分弱の上映が終了。
いや、これも眩いばかりの、生命の進化や変化をイメージしたものがすごかったです。床振動がとても効果的?で、めっちゃびっくりしましたが(汗)


次回に続きます。
今日はこんなところです。

出典①NHK総合大阪「ぐるっと万博おひるまえ」2025(令和7)年8月29日放送

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。今日からは通算17回目となった、6月3日(火)の訪問記をお送りします。




昨日に続いての万博ですが、この日は弱い雨が止みません。もわ〜っとした空気にも、すっかり梅雨の季節になったなと感じます。



今日も出発はおらが街「OsakaMetro中央線・近鉄けいはんな線 長田駅(大阪府東大阪市)」からです。時刻は、朝ラッシュを過ぎた頃。



35分ほどで「夢洲駅(大阪市此花区)」に到着。9時15分頃でしたが、止まぬ雨にも関わらずたくさんの観客が引きも切らずです。




こちらでは夜中に結構降ったようで、あちこちに水たまりが出来るほど。ゲート前には色とりどりの傘が並びます。



ゲートは30分ほど要して通過。雨というのは、荷物検査にも手間がかかるのでしょうね。警備のみなさん、ありがとうございます。

今日はどのような一日になりますでしょうか。


さて、今日もパビリオン予約に挑みます。

入場後の当日予約で取れたのは、昨日も入場した「いのちめぐる冒険」。ただし「超時空シアター」ではなく、もうひとつのアトラクションの「ANIMA!」なるもの(11:30〜)。

3日前先着では「台湾パビリオン」とも言われる「TECH WORLD館(15:00〜)」に、7日前の抽選ではシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館(16:30〜)」と、3つも取れました。なんとありがたいこと。


閉幕まで1月半を残し、日に日に入場者が急増しているいまとなっては信じられないことですが、ひとまずは大屋根リングに突き当たりこれを遡ります。


ドイツパビリオンの前を通りかかりますと、いまなら待ってる人居ないですよ!すぐ入れますよ!と、スタッフのおねえさんの呼び込みが。

これ幸いにと、最初はドイツから入場することにしました。




普段ですと、たくさんの観客が集うステージ。夜には、バンドコンサートなどが行われてにぎわっています。


おねえさんの呼び込み通り、すぐに入場出来ました。さっそく手渡されるのは、館内を音声で案内してくれるサーキュラー。かわいらしい。




この案内役の愛らしいサーキュラーが大変人気だとのことで、併設のグッズショップのぬいぐるみやキーホルダーがあっと言う間に売り切れてしまうほど、とこの頃から耳にしました。




確かに、姿形だけではなしに声もかわいらしい。グッズをかばんなどにつけている人々をよく見かけるなと思い出します。



前回の入場では混み合っていましたので、あまりゆっくり観覧出来なかったのですが。今回はじっくり解説も読めました。



最後の展示にて。地球環境に最先端な取り組みのお国だなということをあらためて感じます。



引き続いては、お隣の韓国パビリオンに入場することにします。こちらも待ち列はほぼなし。やはり、雨模様だからなのでしょうか。





というのも第3館の映像展示、おじいちゃんと孫娘・スヨンとのストーリーが観たいから、ということが大なのでした。

K-POPの寸劇もなかなかの見どころですし。


退館の際のアンケートで、この書類クリップを頂きました。確か初回もそうでしたが、他にはうちわを配っておられたり。気前の良い。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった、6月2日(月)の訪問記をお送りしています。



「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」の北端にあるパビリオン群を巡ってまいりました。

そんな中、向かって右端のヨルダンはすごい行列。ホールに敷き詰められた、現地の赤い砂が大変な人気を博しているといいます。



さて、この後は運良く当日予約の取れているシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険 超時空シアター(15:30〜)」に向かうことにします。


シグネチャーパビリオンは会場の中央から少し南側。先ほど入場したペルーからですと、道なりに「静けさの森」を突っ切るとほどないのですが、予約まで30分ほどありました。

そういったことで、森の中を散策寄り道しながら歩を進めることにします。


鬱蒼とした森を進むと右側には、映画監督の河瀨直美さんがプロデュースしている「いのちのあかし-Dialogue Theater-」。

京都や和歌山で廃校になる校舎をそのまま万博会場に移築し、パビリオンにしたというもの。対話型シアターが大変印象に残る体験でした。5月9日入場、7月6日アップ。



そして、8つのシグネチャーパビリオンが集う「シグネチャーゾーン(Xゾーン)」に到着。万博公式サイトより。


個性豊かなパビリオンが並んでいますが、シグネチャーパビリオンは、万博の目玉のひとつ。

各界の著名人が万博のテーマ「いのち輝く未来世界のデザイン」から「いのち」をテーマに、それぞれのパビリオンでプロデューサーを務めています。



「いのちめぐる冒険」は、アニメ監督の河森正治さんがプロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン。

「いのちは合体・変形だ!」がテーマです。

パビリオンについて詳しくはこちらもどうぞ。5月14日入場、7月26日アップ。



予約の取れた「超時空シアター」は今般の万博ではVR体験の最たるもの。これで2度目の体験になりますが、あまりにも衝撃的でしたのでぜひまた拝見したいと思っていました。



気になっていたのは、体験は13歳以上に限るという条件です。ただ、あまりにも激しい映像の展開ですので、確かにその方が良いのかもなと感じたのでした。



ところで、毎週金曜日のお昼前にNHK総合で「ぐるっと万博 おひるまえ」という、万博会場から中継される番組が放送されているのですが先週、ちょうどこの「いのちめぐる冒険」が取り上げられていました。8月29日放送。



「超時空シアター」は撮影の類は一切禁止。特別に許可を得てのリポートをされていました。









表現するのがとても難しいのですが、最初に登場する魚が鳥に食べられて、その鳥がまた変身(それが合体、になるそうですが)。そして、進化は続く。


森羅万象とか生命の誕生と想像、あるいは輪廻転生、という言葉がしっくり来るでしょうか。

あまりにも訴求力の強いこのシアター上映は、観る人にさらに想像して貰う、思いを膨らませて貰う、という目的があるのかも知れません。しかし、2度目でも説明出来んほどすごかった…



さて、えらいものを観終わった、独特のほわ〜んという心地良い感じなのですが。気づけば韓国、ドイツのあたりまで戻っていました。

余韻の残ったまま、久々に大屋根リングに上って散策を続けようかと思います。


リング上にあがって来ました。曇り空ですが地上から20m近くはありますので、海風が吹き抜けなんと涼しいこと。反時計に回ります。








西ゲートにつながる大通りの上までやって来ました。左側にセルビア、右側にベルギー。回れ右するとよしもとやパソナ、ガンダムが居るところ。にぎわっています。




うろうろし放しで、さらにまだ日は高いのですが、今日はこのあたりでお開きということにしました。こういった余韻は大事です\(^o^)/



それでは、今日のまとめです。

長田08:42→夢洲09:19
普通夢洲ゆき⑥408-01

09:45 東ゲート並ぶ 
10:00 東ゲート入場
10:05 公式グッズショップ(大丸松坂屋百貨店)入場・海洋堂フィギュアガチャガチャ購入
10:30 公式グッズショップ退出 
10:40 マレーシアパビリオン並ぶ
10:50 マレーシアパビリオン入場
11:20 マレーシアパビリオン退出
11:25 ナシゴレンで昼食
11:50 フィリピンパビリオン並ぶ
12:05 フィリピンパビリオン入場
12:45 フィリピンパビリオン退出
12:55 モザンビークパビリオン並ぶ
13:15 モザンビークパビリオン入場
13:45 モザンビークパビリオン退出
13:55 ペルーパビリオン並ぶ
14:15 ペルーパビリオン入場
14:55 ペルーパビリオン退出
以降、静けさの森散策
15:30 シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険 超時空シアター」予約列並ぶ
15:40「いのちめぐる冒険 超時空シアター」入場
16:00「いのちめぐる冒険 超時空シアター」退出
以降、大屋根リングを反時計回りに散策
16:45 東ゲート退出

夢洲17:04→長田17:40
普通長田ゆき⑥7404(近鉄車)

6月2日(月)
開幕51日目/16回目入場
総入場者∶15万131人
(一般:13万2351人 関係者:1万7780人)


次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった、6月2日(月)の訪問記をお送りしています。



ただいま、東ゲートから近い「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」のパビリオン群を巡っています。手づかずの美しい海が印象的だった、モザンビークを後にしました。



その隣は「空飛ぶクルマ ステーション」。

今般の万博では商用化なりませんでしたが、空飛ぶクルマの実物が展示されていて、さらに大阪上空を巡るイメージ体験が出来るというパビリオンです。

こちらは想像を超えるなかなかの迫力でした。5月13日訪問、7月13日アップ。


そして、その隣にあるのが「ペルーパビリオン」。深紅の外観が目立ちますが、引き続いてこちらに入場したいと思います。



待ち列に並びます。ところで「ペルー」というと外観にもでかでかと掲げられていた「マチュピチュ」のイメージが興味深いです。

アンデス山脈のただ中のここに、インカ帝国によって築かれた空中都市で、15〜16世紀に栄華を誇っていたというもの。有名な遺跡です。


これは、なかなか楽しみなペルーです。20分ほど並んで入場。




パビリオンに入りますと、まず目に留まるのは「無限の可能性を秘めた国」という言葉。

お国にさまざまな、実に味わいある独特な民族文化や自然に遺跡がたくさんということからのようです。さっそく印象深い。


そのひとつが、ペルーを代表する「マチュピチュ」なのでした。



順路を進むと、お国と日本との友好関係を紹介するコーナーを見つけました。そうでした、南米でもペルーはかつて、日本からの移民が多かったところ。


ご両親が熊本県出身の日系二世で、大統領まで栄達されたアルベルト・フジモリ氏(1938-2024)が居られたことを思い出しました。フジモリさんは首都・リマの出身。出典①。

ここに限らないのですが、各国のパビリオンに入場しますと、日本とはあまり関係のなさそうなお国でも、友好関係の構築に尽力されていたことを知る例が幾つもありました。意義深いものです。イメージだけではないですね。


ここからは、お国のイメージ映像上映。




マチュピチュや、お国の背骨に当たるアンデス山脈の自然がふんだんに。観ていて晴れ晴れします。



この後、先ほども触れた独特な民族文化についての詳しい展示が続きます。お、これはおしゃれ。アルパカの毛なのだとのこと。





こちらもきれいな模様!いかにも南米ぽい。



「ケンコー」と呼ばれる、神聖なアンデス文化を表したものでした。模様は、アンデス山脈に連なる村々の遠景、だとのこと。ほぉ〜!



こちらは、祭事の際に用いられるもの。

どちらもきれいやなあと感心しきりですが、人々がいかに奥深いアンデス山脈に営まれた文化や信仰を大切にしているか。複雑な模様やデザインは、その現れなんだったのですね。



続いては、高地が多勢を占めるお国の収穫物。見たことがないものばかりです。





お、コーヒー豆も名産なんですね。どんな味わいがするか。



これは乾燥させたジャガイモ。保存食としての役目が大だったよう。どのような料理に使うのでしょうね。







にぎやかなお祭りの様子からは、お国の側面を窺えたように思えます。


さて、展示の最後には、大変気になるものを見つけました。



シパン王。インカ帝国より以前に、主にお国の北部を治めた王国のあるじのことだとのこと。

その間は、代替わりしながら紀元前200年から900年あまりにわたるといいますので、まさに大帝国です。これは…立派。



傍らに飾られていた装飾品。この黄金さ、王様が愛用していたものなのでしょう。戦場などで指揮を取るために使用していた記しにもなるのだとのこと。



いや、高度な文明とともに繁栄した、豊かで独創的な民族文化。想像以上のとても内容の濃いペルーでした。最初に拝見したこのメッセージもこれはしっくり来ます。



次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#アルベルト・フジモリ」)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった6月2日(月)の訪問記をお送りしています。夢洲駅にて。



東ゲートから最も至近にある、緑色の「エンパワーメントゾーン(Pゾーン)」周辺のパビリオンを巡っています。万博公式サイトより。



さて、東南アジアの2カ国、マレーシアとフィリピンを観た後です。そのまま道なりに進んだところにも、もちろんパビリオンは続きます。


続いてはこちら「モザンビーク」に入場したいと思います。看板からして、どこまでも続く青い海と空が印象的です。


ひとまず入場列に並びます。1階の展示の前に、2階でイメージ映像の上映があるとのこと。



国旗に誇りを持っている!はさることながら、優しい!ダンスが好き!とは気になります。



アフリカ大陸のお国だということはわかるのですが、果たしてどこにあるのか。大陸南東部、インド洋に面しています。グーグル地図より。


ポルトガルから独立・建国されたのが1975年。

対岸にはマダガスカルがあり、発展途上のお国だというのですが、鉱物資源や天然ガスなどが大変豊富で、近年には我が国のさまざまな援助で協力関係にあるとのこと。首都は、南部のマプート。



10分ほど待機し、2階のシアターに案内されます。


こちらで上映されていたのが、お国の紹介を兼ねたイメージ映像でした。手作り風で好感が持てます。



見たところ手づかずの自然がたくさん残されているようです。観光地然としていない方がかえって興味が湧くのはわたしだけではないはず。


しかし、穏やかな海というのは本当に心が洗われるようです。普段、心が荒んでいるのを痛感させられます(苦笑)




10分ほどのイメージ映像を拝見した後、メインの1階展示に案内されます。


かわいらしいバギー。





お、これはなんやろう。マカデミアナッツでした。こんな大きいのは見たことがありませんがお国の名産だとのこと。



わたしがいちばんインパクトに残ったのは、展示途中からいつの間にかグッズショップになっていたところに鎮座する、この木製の像。


作品名「愛の影」。妙な艶容さを感じます(汗)



次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった、6月2日(月)の訪問記をお送りしています。




ここは、東ゲートから大屋根リングをくぐった会場内でも人通りの多い「コネクティングゾーン(Cゾーン)」の入り口付近。

右側の角にはアイルランド、その隣には先ほど入場したマレーシアと並びます。



続いては、その斜向かいにある「フィリピンパビリオン」に入場したいと思います。こちらも特徴的な外観ですが、入り口が大きく開けられているのが迫力あります。どうぞどうぞ!という感じで。


待ち列に並ぶのですが、これは何で出来てるんやろう。



お、籐籠のようです。しかし、これだけの大きさのものとなると。大変な規模です。

建築について
2025年日本国際博覧会(大阪万博)のフィリピンパビリオンは、自然との深い結びつき、豊かな文化遺産、そして強いコミュニティ意識を祝うものです。「自然、文化、共同体:よりよい未来をともに織りなす」をテーマに、フィリピンパビリオンは、フィリピンの島々の美しさと人々の創造性を紹介することで、フィリピン人の精神を体現します。


建築
パビリオンのデザインは、フィリピンのユニークな景観と職人技を表現しています。
伝統的な織物から着想を得たこの建物は、天然のサステナブルな素材を使用しており、環境保全と循環型デザインに対する取り組みを象徴しています。さまざまな地域から集められた200枚以上の手織りのパネルが特徴で、フィリピン文化の統一性と多様性を表しています。



おもしろいのは、待ち列の合間に設けられている、さながらリゾートホテルのような椅子。寝転がりたいですが、列はさくさく進んで行きます(汗)



ともに織りなす:自然・文化・共同体

2025年の大阪・関西万博におけるフィリピンパビリオンは、「自然、文化、共同体― よりよい未来をともに織りなす」というテーマを掲げ、フィリピンの豊かな伝統、多様な自然、創造性を表現します。フィリピンの職人により織りなされたユニークな外観は、多様性の中での統一を象徴し、18地域を代表する200以上の手織りの織物が使用されます。




来場者は、織物の森を巡る没入型の空間や、AI技術を活用したインタラクティブなフェスタを体験できます。

フィリピンパビリオンは、循環型デザイン、伝統的な素材の活用、そして博覧会終了後の再利用計画を通じて持続可能性を強調しています。フィリピンの職人技を称えながら、観光、貿易、文化交流を促進し、世界とのつながりを深めます。万博公式サイトより。


そういったことで、パビリオン入り口には実に色鮮やかな織物が垂れ下がっています。これは美しい。



15分ほど並んで入場。とそこにも、さまざまな色調の帯が前の見えぬくらいです。なにがあるんかなと、こうした設えは楽しみになります。




うわ〜、これは幻想的です。





薄暗いパビリオンの内部に入って来ました。
まずは、多数の島々で構成されているお国の紹介ですが、先ほどのマレーシア然り、南北に長い国土ゆえに文化や習俗の違いがあるよう。



お国では全土にわたって伝統的に織物の生産が盛んなのだそうです。幾何学的に複雑に入り組んだ鮮やかな模様には、思わず釘付けになります。ギャラリー風にどうぞ。






もはや名作絵画といいましょうか、これだけで美術展が出来そうなくらい。その方面にはまったくなのですが、これは見事です。




美しいものを拵えられるということは、きっとその土地が美しいから、なのでしょうね。



数々の珠玉のアート作品の最後には、お国を紹介するイメージ映像。南国のイメージそのものなのが楽しいものでした。



そして、順路の最後にはグッズショップ。



かわいらしい木のミニカー。880円。
こういったものには目ざといわたしです(汗)



さて、ショップをひと巡りしようというのですが、商品だと思ったおしゃれバッグがショッピングバッグだったという。これには驚きます。




こうしたものを見ると、やはり南国リゾートのお国なのだなと感じます。涼を取るだけでなしに、素材の香りもいっしょに味わえそうです。




このイヤリングもきれいですね。こまかいものをさらに編み込みするあたり、ハンドメイドの技術たるや、先ほどのマレーシアやインドネシアなどと共通しているなあと感心します。



そこはかとなく涼しげで、鮮やかに爽やかな印象が残るフィリピンなのでした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。