EXPO2025 大阪・関西万博訪問記 その137〜6月2日編⑦ペルーパビリオン訪問 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった、6月2日(月)の訪問記をお送りしています。



ただいま、東ゲートから近い「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」のパビリオン群を巡っています。手づかずの美しい海が印象的だった、モザンビークを後にしました。



その隣は「空飛ぶクルマ ステーション」。

今般の万博では商用化なりませんでしたが、空飛ぶクルマの実物が展示されていて、さらに大阪上空を巡るイメージ体験が出来るというパビリオンです。

こちらは想像を超えるなかなかの迫力でした。5月13日訪問、7月13日アップ。


そして、その隣にあるのが「ペルーパビリオン」。深紅の外観が目立ちますが、引き続いてこちらに入場したいと思います。



待ち列に並びます。ところで「ペルー」というと外観にもでかでかと掲げられていた「マチュピチュ」のイメージが興味深いです。

アンデス山脈のただ中のここに、インカ帝国によって築かれた空中都市で、15〜16世紀に栄華を誇っていたというもの。有名な遺跡です。


これは、なかなか楽しみなペルーです。20分ほど並んで入場。




パビリオンに入りますと、まず目に留まるのは「無限の可能性を秘めた国」という言葉。

お国にさまざまな、実に味わいある独特な民族文化や自然に遺跡がたくさんということからのようです。さっそく印象深い。


そのひとつが、ペルーを代表する「マチュピチュ」なのでした。



順路を進むと、お国と日本との友好関係を紹介するコーナーを見つけました。そうでした、南米でもペルーはかつて、日本からの移民が多かったところ。


ご両親が熊本県出身の日系二世で、大統領まで栄達されたアルベルト・フジモリ氏(1938-2024)が居られたことを思い出しました。フジモリさんは首都・リマの出身。出典①。

ここに限らないのですが、各国のパビリオンに入場しますと、日本とはあまり関係のなさそうなお国でも、友好関係の構築に尽力されていたことを知る例が幾つもありました。意義深いものです。イメージだけではないですね。


ここからは、お国のイメージ映像上映。




マチュピチュや、お国の背骨に当たるアンデス山脈の自然がふんだんに。観ていて晴れ晴れします。



この後、先ほども触れた独特な民族文化についての詳しい展示が続きます。お、これはおしゃれ。アルパカの毛なのだとのこと。





こちらもきれいな模様!いかにも南米ぽい。



「ケンコー」と呼ばれる、神聖なアンデス文化を表したものでした。模様は、アンデス山脈に連なる村々の遠景、だとのこと。ほぉ〜!



こちらは、祭事の際に用いられるもの。

どちらもきれいやなあと感心しきりですが、人々がいかに奥深いアンデス山脈に営まれた文化や信仰を大切にしているか。複雑な模様やデザインは、その現れなんだったのですね。



続いては、高地が多勢を占めるお国の収穫物。見たことがないものばかりです。





お、コーヒー豆も名産なんですね。どんな味わいがするか。



これは乾燥させたジャガイモ。保存食としての役目が大だったよう。どのような料理に使うのでしょうね。







にぎやかなお祭りの様子からは、お国の側面を窺えたように思えます。


さて、展示の最後には、大変気になるものを見つけました。



シパン王。インカ帝国より以前に、主にお国の北部を治めた王国のあるじのことだとのこと。

その間は、代替わりしながら紀元前200年から900年あまりにわたるといいますので、まさに大帝国です。これは…立派。



傍らに飾られていた装飾品。この黄金さ、王様が愛用していたものなのでしょう。戦場などで指揮を取るために使用していた記しにもなるのだとのこと。



いや、高度な文明とともに繁栄した、豊かで独創的な民族文化。想像以上のとても内容の濃いペルーでした。最初に拝見したこのメッセージもこれはしっくり来ます。



次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#アルベルト・フジモリ」)