みなさんこんにちは。前回からの続きです。
10月13日(月)まで開催の「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算16回目となった、6月2日(月)の訪問記をお送りしています。


ここは、東ゲートから大屋根リングをくぐった会場内でも人通りの多い「コネクティングゾーン(Cゾーン)」の入り口付近。
右側の角にはアイルランド、その隣には先ほど入場したマレーシアと並びます。


続いては、その斜向かいにある「フィリピンパビリオン」に入場したいと思います。こちらも特徴的な外観ですが、入り口が大きく開けられているのが迫力あります。どうぞどうぞ!という感じで。

待ち列に並ぶのですが、これは何で出来てるんやろう。


お、籐籠のようです。しかし、これだけの大きさのものとなると。大変な規模です。
建築について
2025年日本国際博覧会(大阪万博)のフィリピンパビリオンは、自然との深い結びつき、豊かな文化遺産、そして強いコミュニティ意識を祝うものです。「自然、文化、共同体:よりよい未来をともに織りなす」をテーマに、フィリピンパビリオンは、フィリピンの島々の美しさと人々の創造性を紹介することで、フィリピン人の精神を体現します。

建築
パビリオンのデザインは、フィリピンのユニークな景観と職人技を表現しています。
伝統的な織物から着想を得たこの建物は、天然のサステナブルな素材を使用しており、環境保全と循環型デザインに対する取り組みを象徴しています。さまざまな地域から集められた200枚以上の手織りのパネルが特徴で、フィリピン文化の統一性と多様性を表しています。


おもしろいのは、待ち列の合間に設けられている、さながらリゾートホテルのような椅子。寝転がりたいですが、列はさくさく進んで行きます(汗)


ともに織りなす:自然・文化・共同体
2025年の大阪・関西万博におけるフィリピンパビリオンは、「自然、文化、共同体― よりよい未来をともに織りなす」というテーマを掲げ、フィリピンの豊かな伝統、多様な自然、創造性を表現します。フィリピンの職人により織りなされたユニークな外観は、多様性の中での統一を象徴し、18地域を代表する200以上の手織りの織物が使用されます。


来場者は、織物の森を巡る没入型の空間や、AI技術を活用したインタラクティブなフェスタを体験できます。
フィリピンパビリオンは、循環型デザイン、伝統的な素材の活用、そして博覧会終了後の再利用計画を通じて持続可能性を強調しています。フィリピンの職人技を称えながら、観光、貿易、文化交流を促進し、世界とのつながりを深めます。万博公式サイトより。

そういったことで、パビリオン入り口には実に色鮮やかな織物が垂れ下がっています。これは美しい。


15分ほど並んで入場。とそこにも、さまざまな色調の帯が前の見えぬくらいです。なにがあるんかなと、こうした設えは楽しみになります。
うわ〜、これは幻想的です。



薄暗いパビリオンの内部に入って来ました。
まずは、多数の島々で構成されているお国の紹介ですが、先ほどのマレーシア然り、南北に長い国土ゆえに文化や習俗の違いがあるよう。


お国では全土にわたって伝統的に織物の生産が盛んなのだそうです。幾何学的に複雑に入り組んだ鮮やかな模様には、思わず釘付けになります。ギャラリー風にどうぞ。





もはや名作絵画といいましょうか、これだけで美術展が出来そうなくらい。その方面にはまったくなのですが、これは見事です。



美しいものを拵えられるということは、きっとその土地が美しいから、なのでしょうね。




そして、順路の最後にはグッズショップ。


かわいらしい木のミニカー。880円。
こういったものには目ざといわたしです(汗)


さて、ショップをひと巡りしようというのですが、商品だと思ったおしゃれバッグがショッピングバッグだったという。これには驚きます。



こうしたものを見ると、やはり南国リゾートのお国なのだなと感じます。涼を取るだけでなしに、素材の香りもいっしょに味わえそうです。



このイヤリングもきれいですね。こまかいものをさらに編み込みするあたり、ハンドメイドの技術たるや、先ほどのマレーシアやインドネシアなどと共通しているなあと感心します。


次回に続きます。
今日はこんなところです。