土肥温泉 馬場温泉 楠の湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

本編前に、塩原の湯荘白樺が7/7より無期限休業!

理由は分かりません。

立寄りしかしてませんが、復活を切に願います。

 

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2023年4月末に一人で静岡の湯を一泊しながら巡ったシリーズ。

今回が最終話です。

始める前に、ここまでの行程リンク集から。

 

大沢温泉 依田之庄

御食事処 よこ田(食事)

西伊豆町営 やまびこ荘

仁科漁協直営 沖あがり食堂(食事)

土肥温泉 屋形温泉共同浴場

土肥温泉 弁天の湯共同浴場

クア・アンド・ホテル 駿河健康ランド <到着編>

クア・アンド・ホテル 駿河健康ランド <温泉編>

クア・アンド・ホテル 駿河健康ランド 呑喰処 れん(食事)

清水魚市場 河岸の市 魚市場食堂(食事)

湯ヶ島温泉(西平温泉) 河鹿の湯

土肥温泉 元湯温泉共同浴場

 

 

土肥温泉の共同浴場、3つめの「元湯温泉共同浴場」の後はラスト4つめの「楠の湯」へ。

位置的には海側に戻る感じ。

国道136号から1本北側に入っていたが、その道をそのまま西へ。

手書きの看板が出迎えてくれ、迷うことはないでしょう。

 

 

土肥神社や安楽寺など寺社仏閣が近い共同浴場。

安楽寺には土肥温泉発見の契機となった「鉱湯(まぶ湯)」があり、境内に坑道があり、入れないものの浴槽もあったらしい。

行かずじまい(^^;…後から知ったのでした。

 

楠の湯」は元々「馬場温泉」と呼ばれていた。

 

 

明治34年に「馬場(ばんば)温泉」として公衆浴場が発足。

その後は平成8年に今の形に全面改装され、現在の「馬場温泉 楠の湯」に改称されたそう。

 

 

由来↑もあり。読めないと思いますが。

「楠の湯」の楠は安楽寺の大楠から取ったとのこと。

 

 

敷地内には駐車場もあり。

14時半頃に到着。

 

 

実は前日に来てみたのだけれども、車が複数とまっていて、まさにお客が入ろうとしている状況だったので翌日に回したのでありました。

どうやらその作戦は正解だったみたい。

 

 

土肥温泉 馬場温泉 楠の湯

 

 

 

営業時間は13時~21時火曜が定休日

元湯温泉のオープンアタックを優先させたので逆に中途半端な時間となり、利用客が途切れたのかも。

 

券売機は外、男女別の入口の間にある。

 

 

入浴料400円

それでは左側の男湯へ。

 

 

入口から男女に分かれているのに従い、番台形式。

 

 

ただし番台は無人。

白い容器に入浴券を入れる。

 

案の定、男湯は無人状態ニコ

 

 

滞在中、終始独り占めで楽しむことができました照れ

 

 

浴室は湯口こそ岩の装飾がされているが、基本的に共同浴場らしいシンプルさ。

洗い場スペースも広くとってある。

 

 

とはいってもカラン&シャワーは3組。

 

 

シャンプー類の設置はないので持参が必要。

カランの寄り写真を撮ってないので、源泉は出なかったのか未確認だったか忘れました(^^;

 

屋根には湯気抜きあり。

 

 

窓も開いていたので湯気が籠ることはなし。

 

浴槽は3~4人ぐらいの規模。

 

 

使用源泉はこれまでの共同浴場と同じ。

元湯温泉と同じ平成12年の分析書が掲示されていたので、以下に出てくる数字などは元湯温泉からコピペしたようなものです。

無色透明な湯は「土肥温泉(混合泉)」。

源泉温度57.8度pH8.4カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉

成分総計1.727g/kg

 

上の浴槽写真を見てお分かりいただけるように、湯は縁まで来ていない。

また浴槽の底に穴が見えるものの、吸い込みも吐き出しも無し。

実は元湯温泉でぼくの後から来た地元のおっちゃんは「楠の湯は循環だから元湯に来るんだ」と言っていたのだけれども、果たして湯使いはどうか。

 

浴槽の湯の温度を測ってみると。。。

 

 

45.5度とこれまたなかなかの熱さ。

循環してキープするならこの温度にしている意味はないし。

 

 

ぼくが出した結論(自論)は、内湯のオーバーフローにあたる部分が露天に投入され、露天でかけ流される構造。

 

 

まずこの写真↑の湯面あたりにあるジェット用みたいな穴は黙っている状態で使われておらず。

浴槽の底の湯口側の穴も静かな状態。

そして浴槽の下の方の壁側にある不鮮明な穴から露天に回していたのではと推測したのでありました。

違っていたらごめんなさい!

そういう意味では完全かけ流しと判断。

 

 

源泉の成分数値について、これも元湯温泉のコピペになるけれども再掲。

陽イオンはカルシウムが352.1mg、ナトリウムが181.1mg。以下カリウム5.4mg、マグネシウム0.8mgなど。

陰イオンは硫酸が836.3mg、塩化物が276.1mg。以下炭酸水素15.5mg、炭酸3.4mg、臭素0.4mg、ヨウ素0.1mgなど。

非乖離成分はメタケイ酸が55.2mg、メタホウ酸が1.0mg。

 

 

香りはこれまでとほぼ同じで微芒硝〜石膏系のニュアンス。

ところがなぜか味わいがこれまで以上に濃く感じた。4つの共同湯の中では一番。

すなわち塩味とダシ味が微ではなく淡レベルはあった。

 

岩につく析出物も表情豊か。

 

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

50.6度と他の浴場よりかは少し低い。理由は分かりません。加水はしてないはず。

 

 

浴感はスベスベ~スベキシぐらいな感じ。

これはほぼ変わらず。

 

さて、先に少し触れたように、こちらには露天風呂がある。土肥の共同で露天があるのはこちらと弁天の湯の2つ。

 

 

内湯からそのまま行くことが可能。

 

 

露天風呂は2~3人ぐらいの規模。

そしてこちらこそ、まだ湯が満ちてなかった。

 

 

もう少しでこのオーバーフローの溝にまで達っしそうだったけれども、滞在中にはそこまで行かず。

あるいは帰り間際に見たらオーバーフローしていたかもしれない。

ここでオーバーフローして、初めて完全かけ流しとなるはず。

 

露天の湯の温度を測ってみると。。。

 

 

42.3度と内湯より3度以上低く、入りやすい温度。

 

露天の湯口、メインパイプの上の方にも2つ穴が開いているが何も出てなかった。

 

 

そしてここから出ている湯が内湯からの湯ではないかと推測。

というのも、この湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

45.0度と内湯の浴槽温度より若干低いぐらいなので、それが運ばれてきたらまさにこの温度になるという推測。

こうやって勝手に湯使いをあれこれ考えるのは楽しい時間なのでありましたイヒ

繰り返すけれども違っていたらスミマセン。

 

露天の入浴写真は撮り忘れ。

より新鮮な状態の内湯でもう一枚。

 

 

これにて2023年4月の静岡の湯シリーズは終了。お付き合いありがとうございました。

今までならこの後に土肥温泉の宿に立ち寄りなどをしていたかもしれないものの、熱い湯が続いたこともあって体力的にギブアップ。

昔みたいに無理はしません!

西伊豆にはまだ行けてないエリア、昔過ぎて忘れたエリアなども残っているので、また出直します。

 

次の温泉シリーズは2023年5月の福島と山形のお話の予定。

その前に食べ飲みネタや、湯友との東京飲み屋巡りネタを先にやるかも。

いずれにせよ投稿が滞っておりますが、よろしくお願いします。

 

 

 

土肥温泉 馬場温泉 楠の湯

 

静岡県伊豆市土肥795-2
0558-98-1212(伊豆市観光協会土肥支部)

入浴料 400円

13時~21時

定休日  火曜日

 

<源泉名:土肥温泉(混合泉)

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

57.8度

pH8.4

成分総計1.727g/kg

淡石膏系や淡芒硝系の香りあり

淡塩味、淡ダシ味あり

スベスベ~スベキシ感あり

完全かけ流し(と判断)

 

2023年4月入湯

※数値はH12年の分析表より