土肥温泉 屋形温泉共同浴場 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2023年4月末に一人で巡った静岡一泊温泉旅のシリーズ、再開。

西伊豆の湯や食を楽しんでおります。

まずはここまでの行程リンク集からどうぞ。

 

大沢温泉 依田之庄

御食事処 よこ田(食事)

西伊豆町営 やまびこ荘

仁科漁協直営 沖あがり食堂(食事)

 

 

伊豆半島には共同浴場がある温泉地がいくつもあり、熱海や伊東などはせっせと廻ったものの、未だ行けてない温泉地の共同浴場も残しておりました。

その中で最大規模なのが土肥温泉

土肥温泉自体は四半世紀、いや30年ぐらい前に宿で一泊したぐらい。

4つある共同浴場は未だどれも訪れられておらず。

この時の旅の最大目的が土肥温泉の共同浴場コンプリート

結果的に2日に分けてすべて入浴ウシシ

その最初に向かったのが「屋形温泉共同浴場」。4つの内で一番行きたかったところイヒ

 

ここまで訪れていたエリアから国道136号を戻るように北上し、土肥温泉エリアに入ると海沿いを走る県道17号へ。

目指すは土肥海水浴場。

 

 

雨はちっとも弱まらず風も強くなり、公共駐車場から海に来るまでで傘をさしてきたのにずぶぬれ。

目指す共同浴場は表通りからは見えず、この堤防まで行って初めて目にすることができる。

隣は海水浴場の休憩所かな。

 

 

温泉マーク♨も建物に直接記された字体も素晴らしいラブ

土肥の共同浴場の中では一番古い建物。

 

 

白い建物↑は温泉宿。

海水浴の季節は宿も混み、この共同浴場も混むみたい。

 

 

土肥温泉 屋形温泉共同浴場

 

 

 

以前は13時からの営業だったが、訪れた時は14時からの営業に変わっていた。19時半まで。

ここ↓には明記がないが、変わってなければ第2・4火曜が定休日。でも要確認。

 

 

到着したのはほぼ14時頃だったのだが、まだ開いてなく少し焦る。

雨の中周りの写真などを撮っている内に14時10分頃に管理人さんが到着。ホッとした照れ

 

入口から男女別の古き良き共同浴場スタイル。

 

 

入浴料は400円

 

 

券売機は故障中。

さらに管理人さんはドアを開けて帰ってしまい、番台は無人。

 

 

そう、入口が男女別だけに番台形式。

代金はこの小箱↓に投入。

 

 

お釣りはないので100円玉が必要ですよ!

ぼくは共同浴場巡りをする際はポケットに数日前からため込んだ100円玉をじゃらじゃら入れて向かうのでもちろん問題なし。

 

この日の一番客となり、脱衣所へ。

 

 

葦簀がいかにも海そばの共同浴場らしくていいですなぁニコ

 

脱衣棚には地元の方のお風呂セットがあるのも共同浴場らしい風景。

 

 

それでは一番湯を目指し、浴室内へ。

 

 

建物の古さと比べたら浴室内はいくぶん新しいかも。

 

振り返ったところ↓。

 

 

天井の湯気抜きはまずまずの仕事をしてくれているか。

 

 

それでも全体的に湯気は抜けきらなかったので不鮮明な写真はスミマセン。

 

洗い場はシャワー付きのカランが並び、ここは近代的。

 

 

シャンプー類の設置は無いので持参が必要。

カランの寄り写真がないので、カランから出たのは真湯だったと思われます。違っていたらこれまたスミマセン。

 

浴室の隅には椅子と桶が3セット、きちんと並べられていた。

 

 

それでは源泉のお話へ。

浴槽は3~4人ぐらいの規模でしょう。

 

 

無色透明な湯は源泉名が「土肥温泉(混合泉)」。

これは4つの共同浴場ですべて同じ源泉名だったので、使用源泉は配湯で同じなのだと思われる。

混合された源泉の具体的な内容についての明記はなかった。

その混合泉の状況で、源泉温度54.3度pH8.3カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉

成分総計1.587g/kg

 

この湯を完全かけ流しにて使用している。

 

 

写真↑ではオーバーフローが分かりにくいけれども、しっかりありましたよ。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

45.1度と共同浴場らしい熱めの状況。

これぐらいなら問題なく入れるのでもちろん加水などはせず。

 

 

ここで成分の数値を抜粋。

陽イオンはカルシウムが300.7mg、ナトリウムが174.4mg。以下カリウム5.7mg、マグネシウム1.0mgなど。

陰イオンは硫酸が817.9mg、塩化物が214.1mg。以下炭酸水素23.7mg、炭酸1.2mg、臭化物0.1mgなど。

非乖離成分はメタケイ酸が46.9mg、メタホウ酸が1.3mg。

 

 

湯口は桝の中に一度投じてから浴槽に流し込む二段階方式。

それにしても縁取りのような白いもこもこ析出物が見事な存在感イヒ

 

 

泉質通り、淡く石膏や芒硝系の香り

淡い塩味僅かなダシ味がした。

 

奥の湯口の温度を測ってみると。

 

 

52.8度と分析書に比較的近い温度で投入されていることがわかった。

 

そして桝に溜めてから浴槽に流し込む際の温度を測ってみると。。。

 

 

51.6度と1.2度ほど低くなっていた。

これが桝に溜めることなくそのまま投入されていたら浴槽温度は46度を超えてくるため、さすがに相当な熱さになる。

この湯口の桝はしっかり仕事をしておりました!

 

 

自然なスベスベ感があった。

海の湯にありがちな濃い塩分は無いのが入りやすくて良い。

 

 

終始独り占めで楽しませていただきました照れ

次はもう一つの海に近い共同浴場へ。

 

 

 

土肥温泉 屋形温泉共同浴場

 

静岡県伊豆市土肥2791-21
0558-98-1212(伊豆市観光協会土肥支部)

入浴料 400円

14時~19時半(20時消灯)

第2・4火曜日定休(要確認)

 

<源泉名:土肥温泉(混合泉)

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

54.3度

pH8.3

成分総計1.587g/kg

淡石膏系や淡芒硝系の香りあり

淡塩味、微ダシ味あり

スベスベ感あり

完全かけ流し

 

2023年4月入湯

※数値はH22年の分析表より