大沢温泉 依田之庄 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2023年4月末、一人で静岡の温泉を一泊して楽しんだシリーズ、スタートします!

またも言い直しますが、2024年4月ではなく2023年4月です(^^;

今回のテーマは西伊豆あたりの未湯をゆるゆると廻りつつ、宿泊は前から気になっていた伊豆ではない静岡県内の宿で。

その内出てくるので今は内緒イヒ

 

さて、まず向かったのは賀茂郡松崎町の大沢温泉

大沢温泉といえば2015年の3月に「大沢荘 山の家」という露天風呂に立ち寄ったぐらい。

 

 

この時訪れたのは2020年12月にオープンした新しい施設「大沢温泉 依田之庄」。

上記↑の山の家とは源泉が違うという情報を事前にゲットニコ

 

 

こちらは元「大沢温泉ホテル」。

大沢温泉ホテルが2014年に廃業し、2017年に松崎町が取得。

内外装を改修して日帰り温泉施設「大沢温泉 依田之庄」となった。

 

 

生憎の強めの雨で、予定のオープンアタックより30分近く遅れて到着。最近はその辺がユルい!

 

 

大沢温泉 依田之庄

 

 

 

こちらの営業時間は10時~20時(最終受付19時半)。

木曜が定休日。その日が祝日だと前日水曜が休みになるとのこと。

 

 

入浴料700円

 

 

10時半頃ですでに先客はいる模様。

平日の荒天だけれども、人気の施設なのでしょう。

 

 

この「依田之庄」は静岡県有形文化財「旧依田邸」に隣接しており、入浴ついでにそちらも観覧できる。

依田邸のみでも無料で観れるそう。

その依田邸については後ほど。

 

 

「橘の湯」と「庄屋の湯」があり、毎週日曜に入れ替わる。

この時の男湯は「橘の湯」。

 

 

入口↑からして風情があり旅館のよう。

 

 

十分に広い脱衣所。

コインロッカーなのが日帰り施設っぽい。

 

洗面所も窓があったりし、和風を踏襲していてよいではないですか。

 

 

脱衣所の一画には畳敷きっぽいベンチ?的なところもあった。

 

 

そしてその横には先の洗面所とは別のカランたち。

 

 

この雰囲気はもう源泉が出るでしょうイヒ

 

 

はい、源泉でした。ビンゴ!

 

 

淡い塩ダシ味の美味しい源泉照れ

詳しくは後ほど。

 

とはいえ浴室内は撮影禁止ショック

 

 

和風な中にもモダンさがあるステキな内湯だったので自分で撮影したかったけれどもできませんでした。

例によって写真は各オフィシャルな紹介サイトより拝借。

松崎町振興公社、松崎町観光協会など。

そして写真は「橘の湯」と「庄屋の湯」が入り混じっております。

「庄屋の湯」には露天風呂はありませぬ。

 

※写真は松崎町振興公社のサイトより拝借

 

澄み切った無色透明な湯は源泉名が「大沢温泉 大沢5号」。

源泉温度41.2度pH8.1単純温泉

成分総計0.787g/kg

 

※写真は松崎町のサイトより拝借

 

上で引用した「山の家」の使用源泉は「大沢8号」の源泉だった。

同じ大沢温泉でも源泉違いに入れるのがやはりうれしいニコ

 

※写真は松崎町のサイトより拝借

 

この湯を基本は完全かけ流しにて使用している。

冬季は加温しているとのことだけれども4月末なのでおそらくしてないでしょう。そういうことにしておきたし。

ただ体感で内湯は43度近くあったとメモがあるので、もしかしたら加温していたかも。

オーバーフローは通常の浴槽縁からの他、浴槽底の湯をサイフォン式で外に出す方法の兼用。

これで湯の全体がまんべんなくリニューアルされていく、理想的なかけ流し方法。

 

そしてカラン&シャワーも源泉を使用

 

※写真はNPO法人伊豆学研究会のサイトより拝借

 

浴感はスベキシ

そして多くはないものの、細かな泡付きがあったイヒ

 

※写真は松崎町観光協会のサイトより拝借

 

源泉はほぼ無臭

どちらかといえば芒硝や石膏系のようなニュアンスの香りがあったかも。

脱衣所で確認したように、微~淡い塩ダシ味がした。

 

では露天風呂へ。

露天風呂はなかなかの降雨のため40度弱ぐらいになってしまっていたが、基本の完全かけ流しは同様。

 

※写真は松崎町のサイトより拝借

 

ここで源泉の成分数値を簡単に抜粋。

陽イオのはカルシウム127.9mg、ナトリウム101.8mg、カリウム2.6mg、ストロンチウム0.6mg、マグネシウム0.2mg、アンモニウム0.1mg。

陰イオンは硫酸480.3mg、炭酸水素20.2mg、塩化物15.9mg、炭酸3.3mg、ふっ化物0.4mg。

非乖離成分はメタケイ酸33.6mg、メタホウ酸0.6mg。

 

※写真は松崎町振興公社のサイトより拝借

 

最後になったけれども、大沢温泉自体の由来。

江戸時代の明和年間(1764~1772)より那珂川沿いに湯けむりが確認できていたらしい。

明治時代に入り温泉宿ができ、西伊豆最古の温泉地となったそう。

 

 

さて、入浴の後はそれほど先を急ぐ行程ではないので、せっかくなので旧依田邸を観察。

 

 

由来は上記↑をご覧ください。

 

 

浴室から出て向かうとなかなかアプローチが楽しいんですよ。

 

 

写真の構図がヘタなのはお赦しください(^^;

 

 

中庭の向こうになまこ壁。

 

資料館みたいなのもありました↓。

 

 

入浴料だけでこれらも観察できるので、訪れられた方は合わせてぜひ。

次はもうお昼ご飯のお話、その1。

 

 

 

大沢温泉 依田之庄

 

静岡県賀茂郡松崎町大沢153(旧依田邸内)
0558-36-3020

入浴料 700円

10時~20時(最終受付19時半)

 

<源泉名:大沢温泉 大沢5号>

単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)

41.2度

pH8.1

成分総計0.787g/kg

ほぼ無臭~淡く石膏や芒硝系の香り

微~淡塩ダシ味あり

スベキシ感あり

細かな泡付き少しあり

完全かけ流し(冬季は加温あり)

 

2023年4月入湯

※数値はR1年の分析表より