2023年4月末、一人で静岡を一泊しながら湯めぐりしたシリーズ。
2日目の行程です。
本編前にまいどのここまで行程リンク集からどうぞ。
御食事処 よこ田(食事)
仁科漁協直営 沖あがり食堂(食事)
清水魚市場 河岸の市 魚市場食堂(食事)
清水魚市場の「魚市場食堂」でもりもりのまぐろ丼にて満腹した後は、2時間かけて伊豆半島の真ん中あたりまで移動。
以前訪れようとしたら定休日で入れなかった共同浴場をずっと残したままだったんですわ。
それが「河鹿の湯」。
伊豆半島の中心部を南下したら天城峠の手前にある湯ヶ島温泉の共同浴場。
狩野川の清流のすぐそばにあるステキな立地。
営業開始時間にはまだ時間があったため、さらに辺りを散策。
以前この辺りに来たのは2015年の3月あたり。
こちらの共同浴場に入れなかったものの、こんな湯↓に入ったっけ。
この温泉は今は使われてないように見えたけれどもどうなんでしょう。以前あった看板もないし。
ぼくが入った時のお話はこちら↓。
その近くにある通称「人温泉」は上が塞がれたまま元気に湯が出ていた。
それはさておき河鹿の湯。
建物の右↑に見える屋根は温泉宿。
湯ヶ島温泉「湯本館」。
湯ヶ島温泉の宿なら前世紀の話になるけれども「白壁」という宿に泊まったな~。
そういうわけでこちら「河鹿の湯」は湯ヶ島温泉の共同浴場ことになるのだけれども。
掲げてある扁額?には「西平温泉 河鹿の湯」となっている。
西平というのはこの辺の地区の名前らしい。
なのでこのブログでは併記することにします。
湯ヶ島温泉(西平温泉) 河鹿の湯
12時55分頃に改めて玄関まで行ったら、どうやら入れそうな雰囲気。
こちらの実際の営業時間は13時~22時半。
外来の入浴客は22時迄と伊豆市の観光サイトに書いてあった。
毎週水曜日が定休日。
入浴料は350円。
券売機で協力券を買い、受付の函に投入。
数分のフライングを許され、約2分ほど独り占めタイムが確保できた
開始時間に合わせてくるお客はいるということなので、無人を狙う方はその辺りは考慮されたし。
川に向かった窓も開放的な明るい浴場。実に気持ち良い景色
俵状型?の浴槽は数人レベルの規模。
勢いよく投入されている様子がよくわかる。
洗い場は左右にカランのみ。
シャンプー・石鹸類の設置はないので持参が必要。
カランからは源泉が出た
その源泉のお話を。
無色透明な湯は源泉名が「西平泉 湯ヶ島29号」。分析書では微弱黄色透明となっていたが無色透明としか見えず。
源泉温度45.4度、pH8.0のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。
成分総計は1.097g/kg。
掘削・動力揚湯で湧出量は791リットル/分もある。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
オーバーフローはしっかりとした量。
浴槽の温度を測ってみると。。。
44.8度と共同湯らしい熱め。
これぐらいならもちろんそのままいただく。しっかりかけ湯をして入ればキリっと心地よいぐらいの温度。
似たようなアングルでもう1枚。
ここで源泉成分の数値について簡単に抜粋。
陽イオンはカルシウムが174.0mg、ナトリウムが135.5mg。以下カリウム5.4mg、マグネシウム0.7mg、ストロンチウム0.6mg。
陰イオンは硫酸が663.9mg、炭酸水素が43.4mg、塩化物が27.7mg、ふっ化物が0.4mg。
非乖離成分はメタケイ酸が40.0mg、メタホウ酸が0.8mg。
溶存ガス成分は遊離二酸化炭素が4.4mg。
湯口はカエルのモチーフ。すなわちカジカガエル。
僅かな芒硝臭、石膏臭あり。
僅か~淡い塩味とダシ味もあった。
湯口の温度を測ってみると。。。
45.6度と分析書よりも僅かに高い。これは誤差のレベルで加温とかはしてないでしょう(する必要がない)。
自然なスベスベ感があった。
まずは川べりで窓が大きく、とても居心地のよい雰囲気にニンマリできる共同浴場。
熱めの湯も伊豆らしく、ようやく来れた満足感がありました。
次はまた土肥温泉へ戻り、残していた共同浴場へ。
湯ヶ島温泉(西平温泉) 河鹿の湯
静岡県伊豆市湯ケ島1650-3
0558-85-1056(伊豆市観光協会天城支部)
入浴料 350円
13時~22時
定休日 水曜
<源泉名:西平泉 湯ヶ島29号>
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
45.4度
pH8.0
成分総計1.097g/kg
791リットル/分(掘削・動力揚湯)
無色透明
微石膏系や微芒硝系の香りあり
微~淡塩味、微~淡ダシ味あり
自然なベスベ感あり
完全かけ流し
2023年4月入湯
※数値はR2年の分析表より