宇治の2神社を参拝したあとは、宇治川をわたり平等院へ
超有名すぎて、いまさら・・・って感じですが
なぜか昔から、あまり平等院には行ってなくて、これが3回目の訪問です。
鳳凰堂の中に鎮座する阿弥陀如来像と像の周りを飛ぶ雲中供養菩薩の像は、もう感動以外にない完成度です。
特に阿弥陀如来坐像・・・仏師定朝の作となる国宝は現存する日本の丈六の坐像のなかでも最高傑作といってもいいんじゃないでしょうか。。。
個人的には法隆寺の百済観音像に次ぐぐらいの美しさだと思います。
しかし、、、この阿弥陀如来さま、、、完成度が高すぎて、、、現実味もなくなるほどで、、、
個人的に好きな仏像でも、、、、ないんですよねぇ。。。
こちらは南の入口、なかに1000年前の超絶芸術があるとは思えないほど、エントランスという言葉が最適な感じの近代っぷりです。
伏見桃山城からの遺構である南門。これも建立から400年超だと思いますが、すごく近代的にみえます。
南門を通り抜け、ゆるやかな坂を下っていくと、鳳凰堂の前に源三位頼政の墓所が、、、
自分のなかで頼政の知識は、最初に読んだ司馬遼太郎の「義経」に支配されています。
平家全盛の時代に従三位まで昇進したことを考えれば、血族会社のなかで嫌われることなく同族ではないものが昇進するんですから、今の世にいればどんな会社でも出世してしまうような人だったんでしょう。。。
話の流れから、宇治平等院でなくなったのは偶然に近いかなと思うのですが、やはり摂津源氏の棟梁だけに、名を残すにふさわしい場所が最期の地となっているということでしょうか。。。
さてさて鳳凰堂です。
鳳凰堂も横から見ると洋風にみえませんか?
やはり、角度的にはこの角度でしょうか。。。
いった方ならわかるでしょうが、、、実物はあんがい小さい。
ここに船を浮かべても。。。そんなに楽しくはなさそう・・・
建立は藤原道長の子、藤原頼通。
1052年の創建なので、ほぼほぼ1000年まえの創建です。
昔は天台宗と浄土宗に帰属していた時期もあったようですが、今はどの宗派にも属さない単立の寺院となっています。
単独でも収益が得られるってことでしょうね。。。
御朱印帳も新調しました。
鳳凰のデザインが綺麗です。
御朱印は、とりあえず二種類いただきました。
さすがの美しさです。
次に行くのは、、、何年後かな。。。
きっと変わってないんでしょうねぇ。