ベルリン在住ライフコーチ
グロース暢子です。

相手の気持ち、相手の意見を常に優先している。
それも、気付かないうちに。
これは、15年ほど前の、私です。
最初の結婚が苦しくなったきっかけも、この思考のクセが自分を抑えつけていたからです。
*
最近セッションを受けたくださった方で、
同じクセを持つ女性がいました。
彼女の場合、たとえば、お付き合いしている彼に
『友達ん家で一緒に夕ご飯食べるから
一緒に行こうヨ』
と誘われると、断れない。
友だちと彼のドイツ語の会話について行けないし、いかんせん長丁場なので、疲れて眠くなる。
自分の時間を無駄に使っている気にもなる。
要するに、全然楽しくない。
それが分かっているのに、やっぱり断れない。
よくよく話を聴いてみると、
彼女の大きな胸のつかえは、
嫌われたくない
高校時代、隣のクラスの男の子と付き合い始めたことがきっかけで、同じクラスの女子グループに無視され始めたそうです。
自分のやりたいことをやったがために、
いじめという結果を招いた。
このことが今なお、「嫌われる」ことへの恐怖心として、心の深いところで自分の行動をコントロールしていました。
日本の教育を受けて育つと、やたらと『相手の気持ちを考えなさい』『みんな仲良く』と言われます。
一方で、「あなたはどう思うの?」「あなたの意見を聞かせて」という励ましで、自分の意見や希望をしっかりと受け止めてもらえる場は、あったでしょうか?
今振り返っても、思い出せません。
つまりね、自分の意見、自分の希望を、
「私はこうだからこうしたい」と言葉にして相手に伝える練習が、ほとんどできていなかったんじゃないかと思うんです。
彼女は、そういった背景プラス、
自分がいじめられた経験もあって、自分の希望を相手に伝えることが大きなハードルでした。
コーチングを通して、そんな自分の思考のクセに気付いた彼女は、時間をかけて、自分の意見を伝える練習を重ねました。
例えば、本当に簡単なことから。
〇 珈琲淹れるけど、飲む?と聞かれて、その時はハーブティが飲みたかったら、「私はハーブティ飲みたいから、自分で淹れるね」
〇 彼がテレビが観たいとき、自分は静かに本が読みたいなら「私、ちょっと疲れてて静かに本読みたいから、台所にいるね。番組終わったら呼んでね。」
〇 彼は脂肪分1.5%の牛乳が好きだけど自分は3.8%のやつが好み。一緒にスーパーに行ったら、どちらもカゴに入れる。
そんな風にして、小さなことから「自分はこれ」を通す行動を続けていきました。
今や彼女は、行きたくなかったら正直に、『私は自分のアパートで待ってるね。行ってらっしゃい!(ニッコリ)』と彼に言えるようになりました。
彼が一瞬寂しそうな顔をすると、ちょっと心は痛みますが、自分の気持ちを優先することができています。
*
断ることは、決して
『自分勝手なこと』ではありません。
相手の意見に耳を傾ける素地は十分にあるのですから、自分の意見を聴いてあげることも、必ずできます。
ちょっと練習は必要ですけどね

もしあなたが、相手のことばっかり優先している気がする…と気付いたなら、それはチャンス!
じゃあ、自分はどうしたいのか。
まず、そこから言葉にしてみましょう。
応援しています


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