こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
今日は私がドイツの
タイマッサージ店で知り合った
タイ人女性、
クレ(仮名)の話です。
海外で自立して
生きていくということが
どういうことなのか、
一緒にみなさんと考えたくて
書き続けています。
タイトルの通り
「ドラマのよう」ですが、
実話です。
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10) とある女性のドラマのような愛
12) とある女性のドラマのような誤算
18) とある女性のドラマのような強がり
19) とある女性のドラマのようなSOS
20) とある女性のドラマのような展開
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社長だったペーターは、
経営不振になった会社を
閉めた後、
すぐさま
どこかの会社に就職。
何の仕事だかは
知りませんが、
5月から
仕事を二つ掛けもって
働いているそうです。
それでも以前のように、
毎月700ユーロを
クレに渡すことが
できなくなったとか。
だからクレは、
怒っていました。
自分は騙された。
ペーターは嘘をついた。
「私は言葉の問題で
まだ働けないんだから、
その間彼は
わたしをサポートするのは
当然でしょう。
それが出来ないなら、
初めから
私をオランダに
呼び寄せるべきじゃなかったの!」
そしてクレは、
ペーターに黙って
ドイツに戻る計画を
立てていました。
そう、
ドイツ人の旦那さんに
メモ書き一枚で
別れを告げた時のように。
一年前、
クレから旦那さんを捨て
ペーターの元に行く
計画という計画を聞かされた時、
私は彼女に、
旦那さんに面と向かって
別れを伝えるべき、
と言いました。
すると彼女は、
「話したところで、
引き止められるだけ」
そう言って彼女は
旦那さんと
そして自分とも
向き合おうとはしませんでした。
そして今回も
同じことを
しようとしていました。
ペーターと向き合わず、
問題とも向き合わない。
ただ逃げるだけ。
「いつまでも
問題から逃げる訳には
いかないでしょう」
そう書くと、
彼女の返事は、
「彼は短気だし、
怒るから怖いのよ」
でもそれはクレが
オランダを決める前から
分かっていたこと。
1年前、
タイからいとこが
遊びに来た時に、
二人は観光旅行の
振りをして
ペーターの所に行きました。
そして彼が
どんな生活をしているのか、
どんな人なのか
下見をしていました。
その時の従妹のコメントは、
「ペーターは短気。
彼の元へ行くのは
やめておいたほうがいい」。
それでもクレは、
聞く耳を持ちませんでした。
旦那さんを捨てるのは、
旦那さんのせい、
ペーターの元を去るのは、
ペーターのせい。
お金が必要なのは、家族せい。
でもすべて決めたのは、
クレ自身。
ドイツ人の旦那さんと
結婚したのも、
ペーターの元に行ったのも、
家族に仕送りをすると
決めたのも、
全て彼女自身。
彼女はそれを
全て人のせいにしている。
なんという
幼稚さ、そして
身勝手さ。
人は誰でも自分の人生に
責任を負っています。
自分を幸せにするのも、
すでにある幸せに気が付くのも、
そして
それに気が付かないのも
全て自分の責任です。
さて、その後の
クレについては、
長くなるのでまた後日。
写真は全てイメージで
実在の人物には関係ありません。