香港返還の象徴
上環から湾仔へ地下鉄に乗って移動します。次なる目的地は、中国人に人気の観光地です。本当はトラムに乗りたかったけど、地下鉄の方が断然早いので、結局断念しました。湾仔の駅から、ビクトリア湾方面へ向けて、通路を進んでいきます。すでにたくさんの人が・・・しかもみんな中国人っぽいです。途中でこんな電光掲示板を見ました。「日本の投降から70年」という展覧会なのかな。今年は戦後70年。かつて日本の占領下にあった、香港でも関心は高いようですね。通路を歩いて15分ほど、香港コンベンション&エキシビジョンセンターに到着。ここは、様々なコンサートや展示会などを行っているイベント会場です。1997年、ここで香港返還式典も行われました。この会場の外にある、金色の像。香港の旗にも描かれている象徴の花、「バウニヒア」をかたどったもので、返還の際に、中国から贈られたそうです。つまり、香港返還の象徴というわけです。たくさんの中国人観光客で、ごったがえしていました。この場所はビクトリア湾にも面しており、海の向こうには九龍半島が見えます。近年は九龍も、高層ビルが増えてきているみたいです。眺望を眺めている途中に、急にヘリが降りてきました。なんだ、なんだと騒然。VIPらしき人を降ろして、また飛んでいきました。さすが香港。セレブの街です。こちら側の香港島と、九龍半島を結んでいるのが、スターフェリーです。イギリス統治時代からあり、100年の歴史がある航路。今は地下鉄ができてしまいましたが、それでも観光客などには人気で、まだまだ健在です。せっかくなので、このスターフェリーで九龍半島に戻る事にしました。フェリーに揺られて、先ほどのエキシビジョンセンターを横目に、10分たらずで九龍半島に着きました。短いクルージングでしたが、風が気持ち良く十分に楽しめます。途中で、もの凄い大きな豪華客船を見かけました。ええ!こんな狭い湾に入る事ができるんだ。それだけ水深が深いという事なんですね。まさに天然の良港。イギリスが欲しがった理由がよくわかりました(笑)