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https://www.bbc.com/news/world-middle-east-68078580
カーン・ユニス：国連、戦闘激化でガザ避難所で９人死亡と発表
2024 年 1 月 24 日 23 時間 GMT
デヴィッド・グリッテン、リビカ・ベルハム
BBCニュース
国連パレスチナ難民機関によると、ガザ南部のカーン・ユニスで民間人を収容する国連施設が襲撃され、少なくとも９人が死亡、７５人が負傷した。
UNRWAは、同市西郊外での戦闘中に2発の戦車砲弾がカーン・ユニス訓練センターに命中したと発表した。
同委員長は「戦争の基本ルールのあからさまな無視」を非難した。
イスラエル軍は、この事件が自国軍による空爆や砲撃の結果である可能性は否定したと述べた。
さらに、付近でのイスラエル軍の作戦を精査し、「ハマスの火災」である可能性を検討していると付け加えた。
軍が同市を完全に包囲したと発表した翌日、イスラエル軍はハン・ユニス西部に進軍するハマスの戦闘員と交戦している。
市内の2つの主要病院周辺での衝突や砲撃もあり、数千人の患者やスタッフ、その他の人々が外へ出ることができなくなっている。
この紛争は、10月7日にイスラエル南部でハマスの武装集団による前例のない国境を越えた攻撃によって引き起こされ、約1,300人が死亡、約250人が人質となった。
ハマスが支配する同地域の保健省によると、それ以来ガザでは２万５７００人以上が殺害された。
過去12週間の戦闘により、人口のほぼ4分の3に当たる推定170万人が避難を余儀なくされ、その多くが国連施設内やその近くに避難している。
カーン・ユニス訓練センターはUNRWAの避難所の中でも最大規模で、敷地内には3万人から4万人が暮らしていると言われている。
UNRWAは、この施設には明確な標識があり、その座標はイスラエル当局と共有されており、施設と内部の民間人は国際法に基づいて保護されなければならないとしている。
しかし、同庁によると、月曜日に周辺地域での激しい戦闘により訓練センターが襲撃され、少なくとも6人の避難民が死亡、さらに多くの避難民が負傷した。
UNRWAのガザ局長トーマス・ホワイトは近くの町ラファからBBCに対し、水曜午後、ガザ北部から避難してきた800人が住む建物が戦車2発の砲撃を受けたと語った。
「現在、避難所管理チームとともに現地にチームを派遣している。現段階で死者9名、負傷者75名以上とみられる」と同氏は述べた。
「もちろん、現在の課題は、ガザの主要病院が実質的に非常に限られた能力で運営されている状況で、これらの人々に医療を受けさせようとすることだ。」
ホワイトは、UNRWA職員はイスラエル職員と常に連絡を取り合っており、そのような施設は安全であるという保証を与えられていると述べた。
「したがって、こうした調整にもかかわらず、現実にはイスラエル軍は民間人を保護する義務、民間人がいる地域で活動する際には十分な予防措置を講じる義務を果たしていない。」
UNRWAの報告を受けてイスラエル国防軍（IDF）は、「我々の作戦システムを調査した結果、IDFは現時点で、この事件がIDFによる空爆や砲撃の結果である可能性は否定している」と述べた。
さらに「周辺部隊の作戦の徹底的な見直しが進行中だ」と付け加えた。 「イスラエル国防軍は、この攻撃がハマスの火災によるものである可能性も調査している。」
米国国務省のヴェダント・パテルは、ガザ地区の民間人の保護を求めるワシントンの呼びかけを繰り返した。
「私たちは今日の国連のカーン・ユニス訓練センターへの攻撃を遺憾に思う」と述べ、「非常に憂慮すべきこと」だと述べた。
これに先立ち、イスラエル国防軍は、同軍がハマスの「前哨基地、インフラ、指揮統制センター」を標的とした「西カーン・ユニスでの師団機動を開始した」と発表した。
さらに、「カーン・ユニス西部におけるハマスの軍事枠組みを解体することが、この作戦の背後にある論理の核心である」と付け加えた。
IDFはまた、ハマスが「民間人を搾取し、避難所や病院を搾取している」と述べたが、同組織はこれを否定している。
一方、ガザ保健省はIDFが「カーン・ユニスの病院を隔離し、市西部で虐殺を行った」と非難した。
パレスチナ赤新月社（ＰＲＣＳ）は、同協会が運営するアル・アマル病院とその現地本部がイスラエル軍の「包囲」下にあり、患者や負傷者、推定１万３０００人の避難民が閉じ込められていると発表した。
同団体は、水曜朝に本部の入り口で標的にされ、避難民３人が死亡したと主張した。
国境なき医師団（MSF）は火曜夜、近くのナセル医療団地（ガザ最大の病院で現在も部分的に機能している）内のスタッフが近くで爆撃と激しい銃撃があったと報告したと警告した。
「建物への往復道路がアクセスできないか危険すぎるため、彼らは現在、病院にいる850人の患者を含む数千人の人々とともに避難することができていない。」
イスラエル国防軍は、ナセル氏とアル・アマルが位置する地域を含むカーン・ユニスの西部に避難命令を出した。 国連は、この地域には約8万8千人の住民と42万5千人の避難民がいると推定している。
ホワイトはBBCに対し、現在さらに数万人が南下し、エジプト国境にあるラファに向かって移動しており、すでに140万人もの人々が避難していると語った。
火曜日にカーン・ユニスで起きた別の事件では、英国のITVニュースのカメラマンが、UNRWA避難所から約1.7キロ南の幹線道路でパレスチナ民間人が射殺される様子を撮影した。
5人の男が白旗を掲げて戦闘地域に向かって歩いているのが見られ、その後銃声が鳴り響き、そのうちの1人が地面に倒れた。 誰が発砲したのかは明らかではない。
英国首相リシ・スナックは水曜日、議会でこうした写真がガザでの停戦を推進するきっかけになるかと質問された。
同氏は「この紛争が必要以上に長引くことは誰も望んでいない。われわれは即時かつ持続的な人道活動の停止を望んでいる」と答えた。
停戦に向けて複数の国が参加する取り組みが進行中で、計画の一つには1カ月間の停戦とイスラエル人人質とパレスチナ捕虜の段階的解放が含まれると言われている。
しかし、イスラエルとハマスはいずれも提案を拒否したようで、進展への期待は薄れている。
一方、エジプト大統領アブドゥル・ファッタハ・アル・シシは、エジプトが管理するラファ国境検問所で援助物資の配達を意図的に保留していることは「紛争と人質解放をめぐるガザ地区とその住民に対する圧力の一形態」であるとイスラエルを非難した。
しかし、エジプトおよび国連との物資提供を調整しているイスラエル国防省機関はこの主張を拒否し、「ガザに入ることができる援助の量に制限はない」と主張した。
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仮訳終わり
過去の記事
1〜10 ガザの一週間 安全な場所などどこにもない（2023年10月18日）
11〜20 米国防総省はガザ上空にドローンを飛ばしたことを認めた（2023年11月5日）
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32 米国海軍はイスラエル関連のタンカーを拘束した襲撃犯を逮捕（2023年11月28日）
33 疾病治療しないと爆撃による死者がガザで多くなるとWHO（2023年11月29日）
34 ガザ爆撃でイスラエルは支持を失うと米国大統領（2023年12月13日）
35 ガザ戦争で人質と一緒にいた男は間違えて殺された（2023年12月18日）
36 イスラエルはハマスなど数百名を逮捕したと言う（2023年12月24日）
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38 ベイルートでのハマス副指導者の葬儀に数千人が参列（2024年1月5日）
39 イスラエルによると思われるレバノンへの攻撃でヒズボラの司令官死亡（2024年1月10日）
40 ガザ戦争40 ネタニヤフからの批判により「ぞっとする」カタール（2024年1月26日）