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最近とても驚いたことがありました。
割り込みをしてきたクルマが、ハザードを照らしてお礼をしてきたのです。
日本にいると当たり前のことかもしれませんが、中国では初めて見かけました。
交差点の手前は、危険なので基本的に割り込みができないルールになっているのですが、そのクルマが割り込んできたのは、そのルールが適用されるギリギリのラインのところ。
割り込まれること自体は珍しくないので、別になんとも思わなかったのですが、その後、そのクルマがハザードを照らしたではありませんか!
思わず目を見開いてしまいました。
通常、ハザードボタンはウインカーとはまったく違う位置にあるため、押し間違うということはありません。
一般的なBMWだったので、特殊な構造をしているというわけでもないはず。
となると、その運転手はおそらく意図的にハザードを使ったのです。たぶん挨拶のサインとして。
日本ではハザードを、お礼や挨拶代わりとしてよく使います。
この使い方は法律的には問題があるようですが、慣例としては使うのが一般的です。
正直に告白すると、
「ハザードを付けなければ、失礼なやつだと思われるだろうなぁ」
という気持ちになってしまうことが、私はどうも苦手でした。
気持ちよく「ありがとう」の思いで使えれば良いのでしょうが、社会的な空気感(?)に「付けなければ」「付けるべき」と思わせられているように感じていたのです。
道を譲り譲られるのは当たり前なのに、それをわざわざ、というところに抵抗があったのかもしれません。
すっごく距離があるのに、前に入ってきたクルマにハザードを照らされると、なんだか複雑な気持ちになります。
感じ方の問題だから、完全に個人的な考えともいえますが、同じように感じている人、いませんでしょうか?
日本人って(と急に一括りにしちゃいますが)、どうもこういう面倒くさいところがある。
もともと好意としてやっていた言動なのに、知らず知らずのうちに、社会とか空気から強制されているような感じを受けてしまうのです。
別に相手に失礼と思われてもいいと割り切ればいいのでしょう。
ハザードなんて使わずに割り込んでも、直接何か言われるわけではないのですから。
そもそもそんな使い方をしてなかった時代もあったわけですし。
ただ、そこまで振り切れるほどの勇気や神経があるわけでもない。
だから、ブツブツ心で思いながらも、黙ってハザードを照らす。
「この距離感だったらハザード使っとかないと失礼かなぁ、でもなぁ、ブツブツ」
あー、めんど。何かがすり減ります。
こういうハザードの使い方は、中国で浸透していくことはないと思います。
浸透するとしても、かなり時間がかかるでしょう。
そして、こうしたマナーは「文明的」として良いことと思われることが多いはずです(良いと思われても、浸透に時間がかかるというのが中国的かも)。
ただ、ひねくれた日本人の私としては、空気を読まない非文明的な運転マナーのほうに、むしろ魅力を感じてしまうのでした。
今回の記事、どうでしたでしょうか?
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