こんにちは、kammyです！
中国・中国人の面白いところを紹介するブログです。
ここ数日、
規範主義の日本人と
実質主義の中国人
という比較を書いてきました。
「〜すべき」というルールを大事にする日本人。
対して、そうした規範は少なく、実質的な結果を重視する中国人、という話です。
この国民性の違いは、なぜ中国人はうるさいのか？ということを考える上でもヒントになります。
声のボリュームが大きい、という点は事実です。
これは賑やかを良しとする文化とも関係があって、音に対する感覚が、日中ではまず違う。
さらに、自己主張の必要性が高い社会性も、声のボリュームと関係しているかもしれません。
ただ、ここで言いたいのはそれとは別の理由。
日本人が「中国人がうるさい」と感じる理由は、「静かにすべきところで中国人が大声で話す」ということが関係していると思っています。
たとえば、地下鉄や電車、エレベーターなど、日本人は暗黙のうちに「静かにすべきところ」と考えています。
日本人としては静かにするのが当たり前。大人が守るべきマナーであり、規範です。
ところが、中国人にはこの規範がありません。
ましてや「静かにしてください」という掲示があるわけでもない。
ここで、たとえば小さな赤ちゃんがすやすや眠っていて、「静かにしてください」というプレートでも持っていれば（ありえない設定ですが）、中国人も小声で話します。
もしくは、他人に聞かれたくない内容であれば、小声で話します。
つまり、実際的な理由が存在すれば、中国人も静かに話す。
でも、そんな理由や制限もないのに、「静かにすべき」という規範を守る理由が、中国人にはピンと来ません。
実は日本人にも、なぜ静かにすべきなのかはよく分かっていません。
子どもの頃からそう教えられてきたから、というのが多くの日本人が思う正直なところではないでしょうか。
「実質主義」の中国人としては、「それがマナーだから」というのは、体感的な理解が難しい。
日本には、こういう規範がたくさんあります。
日本人でさえ気付いていないものが、たくさんある。いや、日本人だからこそ、気付かないのかもしれません。
中国人の言動に違和感を覚えるとき、あれ？と思うときは、だいたいこの日本の規範がその裏側にあります。
なかでも日本人が持つ一番大きな規範は、「社会で決められたルールは守るべき」という規範な気がしています。
「ルールは守るべき、というルール」です。
ルールがあったら守るのが当たり前でしょ？とたいていの日本人は考えますが、中国人はそうでもありません。
いまは具体例が思い付かないのですが、中国に住んだことがある方なら、なんとなく思い当たる節があるのではないでしょうか？
すごい量（笑）きっと重量オーバーで、法規違反ですけど、こういうトラックはよく見かけます。なるべく近くによらないようにしてます
今回の記事、どうでしたでしょうか？
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