こんにちは、kammyです！
中国・中国人の面白いところを紹介するブログです。
昨日のブログで、
ルールがあれば守るのが日本人
ルールがあっても状況によるのが中国人
というようなことをちらっと書きました。
そのことでふと思いついた分かりやすい例が、交通ルールです。
クルマが通ってなくても青信号になるまで待つ日本人、というのはわりと有名かもしれませんね。
その日本人的感覚からすると、中国では交通ルールが守られないことが多いので、驚くことがあります。
私は毎日、一般道をかなり運転するのですが、そこで気付くのはウインカーの出し方です。
感覚的な説明ですが、すべてのクルマが規則通り出しているのがもし１００だとしたら、現状は３０とか４０くらいじゃないでしょうか。
出すべきところで出さないことがよくあって、出したまま付けっぱなし、というのもよく見かけます。
右に曲がるウインカーを付けたまま、左に曲がっていくクルマとかもあったりします（笑）
ウインカーを消すのを忘れていて、なおかつ曲がるときに新たにウインカーを切らなかったわけです。
一般的な日本人からすると、ちょっと理解しがたい感覚かもしれません。
ウインカー自体がオオカミ少年のようで、ほとんど当てになりません。
「曲がるときにはウインカーを出す」という規則があることは、もちろん中国人も知っています。
ただ、それを１００％守っていないだけです。
規則があっても、それに対してそこまで深刻にならないのだろうと思います。
肩の力が抜けているといえばそうですし、ゆるいといえばゆるい。
日本でも田舎にいくとウインカーのルールがゆるかったりしますが、中国ほどではありません。
（余談：北海道はウインカーを出さないことが多いと北海道出身の人が言っていましたが、北海道で数日運転したときには、それをそれほど感じませんでした。中国では、運転したらその日のうちに気付きます）
以前、義母（中国人）のクルマに乗っているときに、前を走るクルマがウインカーを出さなかったことがありました。
そこで、
「なんでこのバカはウインカーを出さないのよ！」
と義母がちょっと怒ったのです。
日本語直訳するとかなり口汚い義母ですね（笑）
一瞬、中国人もウインカーを出さないことに怒るんだと思ったのですが、あとになって、もしかすると、その理由は日本人とはすこし違うのではと思い直しました。
これは私の想像なのですが、義母は、
「ウインカーを出すべきところで出さなかったこと」
に怒ったのではなく、
「ウインカーを出さなかったことで、自分の運転に迷惑がかかった、危険が及んだ」
という点に怒ったのではないか？
「規範主義」者としての日本人は、規則を守らないこと自体を起点・理由にして怒る傾向があります。
マスク警察のようなものをイメージすれば分かりやすいかもしれません。
ただ、義母（中国人）は「実質主義」者であることを考えると、ウインカーの規則を守らなかったことに対して怒ることはないでしょう。
おそらく、実質的に危険が及んだことに怒ったのだろうと思います。
日本人と中国人の違いから演繹的に考えると、義母の怒った理由はそんなふうにいえるのかもしれません。
こういうデコカー、よく見かけますが、どこかちょっと本物と表情が違います（笑）
今回の記事、どうでしたでしょうか？
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