なぜ中国人はフルネームで呼び合うのか? | あなたの知らない中国〜仰天中国

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中国と20年近く関わり続ける中国好きな筆者が、独自の視点で中国・中国人を紹介するブログ。日本と中国の身近な違いを考えることが好き。二児の父、妻は中国人。浙江省・義烏市在住。

こんにちは、kammyです!

 

中国・中国人の面白いところを紹介するブログです。

 

 

中国人の名字(姓)は、ご存知の通りほとんど一文字です。

 

李,张,胡,吴,徐,许.....

 

二文字のもありますが、数えられるほど。

 

ちなみに二文字は、たとえば

 

诸葛,东方,上官,欧阳

 

など。これは小学1年生の教科書に出ていたものです。

 

ちなみに、「李」は世界で一番多い名字としてギネス認定されているそうです(参考

 

 

1年生の教科書

 

 

では、名前のほうはどうか?

 

名前は1文字だったり、2文字だったりします。

 

印象としては、若い人には2文字の名前が多い気がします。

 

たとえば、小学1年生の息子のクラスには3文字の生徒しかいません。

 

王雨泽

朱芷涵

陈浩轩

 

どれも姓1文字+名前2文字です。

 

中国にも”今風”の名前の付け方があるようで、上にあげたのは流行りの漢字を使った名前。

 

ちょっと日本人の感覚だと分かりませんね(笑)

 

音としては、3音節になります。

 

 

で、本記事タイトルの「なぜ中国人はフルネームで呼び合うのか?」

 

息子を迎えにいったときによく見かけるのは、クラスの友だちに呼びかける光景です。

 

その時、使っているのはフルネーム。

 

日本語の感覚で翻訳すれば、

 

「岸田文雄、バイバイ!」

 

「大谷翔平、またあしたね!」

 

という感じです。

 

翻訳してしまうとちょっと違和感がありますね(笑)

 

 

フルネームで呼ぶのは同級生に限らず、夫婦同士や親子でもフルネームで呼ぶことがあります(こちら参照

 

友だちならまだしも、夫婦や親子同士というのは、私も当初はけっこう違和感がありました。

 

名字(姓)だけだと、1文字1音節なのでちょっと呼びづらい。

 

日本人にも1音節の呼び名やあだ名は少ないはずです。

 

また、中国には名字の種類が少ない、ということもおそらく関係していて、たとえば息子の1年生のクラスには4人の「陈」がいます。

 

これだと名字(姓)を呼んでも誰だか分からない。

 

そんな理由で、おそらく名前も含めた3文字で呼びあうことが多いのでしょう。

 

 

子どもは、だいたい「小名」というニックネームのような愛称を持っていて、幼稚園児くらいまではそれで呼ばれることが多いです。

 

ただ小学生にあがると、小名はあまり使わず、フルネームで呼び合うのが多くの人の習慣のようです。

 

日本語だと、フルネームは呼びつけのようでなんとなく居心地が悪いですが、中国ではそんなことはない、という話でした。

 

ちなみに、中国でも目上の人に向かってはフルネームでは呼ばず、名字(姓)の後に「先生」や「女士」、もしくは「老师」などの役職名をつけて呼ぶのがふつうです。

 

 

今回の記事、どうでしたでしょうか?

 

どうぞお気軽にコメントください。お待ちしております爆  笑

 

 

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