【一枚の絵・46】

名古屋市美術館
『スペイン・リアリズムの美 静物画の世界』(1992年)より
作者不詳
《書物》
キャンバスに油彩
17世紀 35×55



この展覧会は、16世紀から19世紀までのスペインの静物画の歴史をたどるものです。

静物画とは、花、果物、魚、狩りの獲物、書物、楽器など、日常生活で見られる題材を描いた絵のこと。
当時の芸術観の中には絵画の主題の階層付けがあり、静物画は宗教画、歴史画、肖像画にくらべて多分に蔑視されていたジャンルでした。
15世紀、ネーデルランド地方でリアリズム(写実主義)への関心が高まって、宗教画の中にも家具や食器、果物や花が描きこまれるようになり、さらに16世紀になって、人間が人間以外のものに価値を置きはじめ、その中にも生命が宿っているという思想が生まれたのでした…。

とまあ、前置きが長ーくなってしまったけれども、今回の「一枚の絵」は、この《書物》です。
相当読み込まれた本の上に、ちょこんと乗った砂時計。
この砂時計は、「世俗のむなしさ」を表す寓意であるって話を聞いたことがあるのだけど…。
リアリズム絵画が並ぶなかで、ダントツに立体感あふれる作品でした!
まさに「飛び出す絵本」ね。
(1992年5月)


『スペイン・リアリズムの美 静物画の世界』
◆1992年4月21日(火)-5月31日(日)
 名古屋市美術館
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(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)


【2012年・追記】
そのほかの展示作品ですキラキラ

エル・グレコ
《聖家族と聖アンナ》
キャンバスに油彩 1580-83年 178×105
サンタ・クルス美術館

「宗教画の中の静物」ってことで、
幼児聖ヨハネが果物の入った器を持ってます。
「イエスの受難」を表すザクロと
「贖罪」「救済」を表すリンゴ(?)でしょうかりんご


フアン・サンチェス・コターン
《食用アザミのある静物》
キャンバスに油彩 63×85


ベニート・エスピノース
《オレンジの枝》
キャンバスに油彩 42×29


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岐阜県美術館
『土屋禮一展 大地から空へ』(1999年)



岐阜県養老町出身の現代日本画家、
土屋禮一さん(つちや・れいいち 1946-)。

初めて作品を見ましたキラキラ


土屋禮一
《対話》
1995年


土屋禮一
《道》
1979年


色のにじみ具合がなんともいい味出してますグッ

大画面のものがほとんどで、
一見おおざっぱに描いてるような感じなんですが、
作品から徐々に離れて見れば見るほど
雲も道もリアルに見えてくるのがすごい!目
岩絵具を使って毛筆で描いているから日本画だというだけのことで、西洋画との区別もなくなってしまってます。
こういう新しいタイプの絵画って好きだなぁピンクハート


土屋禮一
《流れ》
1992年


土屋禮一
《紅雲譜》
1996年


ダイナミックなのに和みますねぇ…
日本の風景(自然)って、そういうものだもんね。


岐阜市の瑞龍寺(ずいりょうじ)本堂の障壁画《蒼龍図》はド迫力キラキラ
でも、龍の眼が妙にコミカルで、
怖いというより親しみが持てちゃいました。


土屋禮一
瑞龍寺本堂障壁画《蒼龍図・梅》
1998年


土屋禮一
瑞龍寺本堂障壁画《蒼龍図・石》
1998年


『土屋禮一展 大地から空へ』
◆1999年4月6日(火)-5月9日(日)
 岐阜県美術館
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(岐阜市宇佐4-1-22)

【ぎふの日本画 いのちのリレー】


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【一枚の絵・45】

三重県立美術館
『ロシア宮廷美術展』(1992年)より
バッカスの乗った二輪馬車
18世紀初期
エルミタージュ美術館



えー、この展覧会はエカテリーナ2世(18世紀)の時代から、ニコライ1世(19世紀)に至る約100年のロシア宮廷の様子を、絵画・工芸品を中心に、エルミタージュ美術館の所蔵品を通じて見ていこうというものです。

肖像画や、宝石をふんだんにはめ込んだ小物類、家具、金銀の食器にガラス製品、タペストリーなどなど、ぜいたくの極みだっ!
こういう内容なので、入場者はほとんど女性。
みなさん、目の色変えて見てましたよ汗

わたしはと言うと、一応女ですケド宝石の類いはあんまし興味がない。
金よりは銀が好きで、そしてそういう光りものよりも、白大理石とか、骨細工の彫刻品がもっと好きです。
あの色と手ざわりが良いわドキドキ(展示品には、さわれませんが汗

この「バッカス…」は骨と木でつくられてます。でも、持ち主はとっくの昔に死んじゃって、モノだけがこうして残っているのって、超・空しいね。
よーするに、どんなにぜいたくな暮らしをしていても、あの世へはなーんにも持っていけないということです…汗
合掌。
(1992年4月)


『ロシア宮廷美術展』
◆1992年3月15日(土)-4月19日(日)
 三重県立美術館
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(津市大谷町11)

エルミタージュ美術館 →


【2012年・追記】
そのほかの展示作品は、こちらキラキラ

金製煙草入れ 金製時計各種
エルミタージュ美術館


孔雀石製小浴槽、文鎮
1820-30年代
エルミタージュ美術館


銀製枝付燭台
1752年
エルミタージュ美術館


陶製大皿
1840-50年
エルミタージュ美術館


銀製インクスタンド
1820年代
エルミタージュ美術館


木製飾り彫刻「夏のアレゴリー」
1760年代
エルミタージュ美術館


皇后エリザベータ・アレクセーエヴナの肖像
19世紀初期
エルミタージュ美術館


エルミタージュ美術館 内部


エルミタージュ美術館「孔雀の間」


エルミタージュ美術館


【サンクトペテルブルク : エルミタージュ美術館】


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名古屋市博物館
『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術―千年の都』(2011-12年)



ちわ~~、クマ太郎ですくま

名古屋市博物館の『世界遺産 ヴェネツィア展』、
行って来ましたよ~音譜
名古屋市ってこんな面白いのやってるのに、ちょっと告知がお粗末なのが残念だなぁ(笑)。

ヴェネツィアという都市国家の成り立ちだけでなく、あの当時の複雑な歴史背景も判りやすく学べる良質な展覧会なんですよね。

イタリアって今でこそひとつの国だけど、今のフィリピンや江戸時代の日本と同じで、250以上の小国家が集まっていて言語も南と北ではずいぶん違ってた頃に、ヴェネツィアはひとつの避難区域から「サンクチュアリー(聖域)」にまでになった不思議な都市。

小さな湿地のような島が強大な海運国家になっていったさまをリアルに体験出来るのは、なかなか興味深いです。


ヨーゼフ・ハインツ・イル・ジョーヴァネ
《ヴェネツィアの眺望》
キャンバスに油彩 1648-50年頃 171×269
コッレール美術館


さて、このヨーゼフ・ハインツ・イル・ジョーヴァネ作の《ヴェネツィアの眺望》、よく見るとかなりリアルに描かれています。
街並の一軒一軒まで正確に描き出したような緻密さで、細部まで眺めていると当時どうなっていたのかを想像することが可能です。

もう一枚、ヤコポ・デ・バルバリ作の《1500年のヴェネツィア》(1500年)で見ると、もっとよく判ります。


作者不詳
船の模型 : ガレー船
17世紀
コッレール美術館
風景写真 レンズ1


そして、ガレー船。
奴隷に漕がせるのですね。
地中海での貿易で外海より穏やかなために、こうした船でも全然問題なかったのですね。
それがアフリカ回りの外洋貿易になっていくと、ヴェネツィアは交易都市としての寿命を終えます。

こうしたイタリアの繁栄から、さらにお姫様が当時の蛮族国家・フランスに輿入れして中原の文化発展に貢献するわけで、世界史の中でも重要な位置を占める時間帯。

ぜひぜひ観に行って下さいねくま


『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術―千年の都』
◆2011年12月22日(木)-2012年3月4日(日)
 名古屋市博物館
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宮城県美術館愛媛県美術館京都文化博物館広島県立美術館に回ります)

ヴェネツィア市公式サイト →
ヴェネツィアのライブカメラ →
(カナル・グランデほか)


名古屋市博物館 →
(名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1)

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『世界遺産 ヴェネツィア展』①(2011-12年)

・テーマ「海外の歴史・文明」の記事一覧 →
名古屋市美術館
『パリ・オランジュリー美術館展』(1999年)



「オランジュリーを抜きに印象派は語れない
 オランジュリーを観ずにエコール・ド・パリを語れない」

(展覧会のチラシより)

えっ、そうなんですかっ!?目
ということで、見てまいりました。
(全13作家、展示総数81点)

セーヌ河畔、チュイルリー公園の一角にある
オランジュリー美術館
もともとはチュイルリー宮殿のオレンジ用の温室だった建物を、モネの《睡蓮》の連作を展示するため美術館にしたのだとか。


今回の展覧会は同美術館の改修工事に伴うもので、
「《睡蓮》の部屋」の作品は来ないけど(当たり前タラー)、
パリの芸術家たちを支援した画商ポール・ギョーム(1891-1934)によって収集された「ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョームコレクション」なるものが楽しめます音符

確かに、印象派とエコール・ド・パリの作品が てんこ盛り!
しかも、展示数81点のうち、66点が日本初公開キラキラ


クロード・モネ
《赤いボート、アルジャントゥイユ》
キャンバスに油彩 1875年 56×67
オランジュリー美術館


ポール・セザンヌ
《果物、ナプキン、ミルク入れ》
キャンバスに油彩 1880-81年 60×73
オランジュリー美術館


マリー・ローランサン
《マドモワゼル・シャネルの肖像》
キャンバスに油彩 1923年 92×73
オランジュリー美術館


以下は 日本初公開(1999年当時)の作品ですキラキラ


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ピアノを弾く少女たち》
キャンバスに油彩 1892年頃 116×81
オランジュリー美術館


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ガブリエルとジャン》
キャンバスに油彩 1895-96年 65×54
オランジュリー美術館


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《おもちゃで遊ぶクロード・ルノワール》
キャンバスに油彩 1905年頃
オランジュリー美術館

【注】ルノワールの三男、クロードを描いた作品。
当時は子ども(特に男児)の死亡率が高く、
魔除けの意味を込めて、体質的に丈夫な女児の格好を男児にさせる風習があったようです。
(昔の日本でもありましたね)


ポール・セザンヌ
《樹木と家》
キャンバスに油彩 1880-81年 60×73
オランジュリー美術館


モーリス・ユトリロ
《ノートルダム》
厚紙に油彩 1910年頃
オランジュリー美術館


アメデオ・モディリアーニ
《新しき水先案内人ポール・ギョームの肖像》
厚紙を貼った合板に油彩
1915年 105×75
オランジュリー美術館


パブロ・ピカソ
《タオルを使う裸婦》
キャンバスに油彩 1920-21年 160×95
オランジュリー美術館


パブロ・ピカソ
《水浴の女》
キャンバスに油彩 1921年 182×101.5
オランジュリー美術館


アンリ・マティス
《赤いキュロットのオダリスク》
キャンバスに油彩 1924-25年 50×61
オランジュリー美術館


アンドレ・ドラン
《大きな帽子を被るポール・ギョーム夫人の肖像》
キャンバスに油彩 1928-29年頃 92×73
オランジュリー美術館


うーん……
この世には、まだ見たことのない作品がごまんとあるんですねぇタラー

これでワタシも、少しは印象派&エコール・ド・パリを語れるようになった、かしらん…?


『パリ・オランジュリー美術館展』
◆1999年2月23日(火)-4月7日(水)
 名古屋市美術館
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(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

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【ジヴェルニーの睡蓮、オランジュリーの睡蓮】


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さいたまの縁側昼寝犬さんからポストカードが届きましたキラキラ
ありがとうございます!音符


東京 国立西洋美術館
『ゴヤ 光と影』(2011-12年)
フランシスコ・デ・ゴヤ
《魔女たちの飛翔》
キャンバスに油彩 1798年 43×30.5
プラド美術館


毎日、お寒うございます。
さいたま市の冬の辛さは、神奈川県でも南の地区でぬくぬくと育った身には特に厳しいです。

昨年末に行ってきた『ゴヤ展』の絵ハガキを送ります。
《着衣のマハ》なんてゴヤじゃない。
やはりゴヤは「ロス・カプリーチョス」のリトグラフと、「黒い絵」ではないかと思います。
この絵なんて、色もそこそこきれいなんですが、題材が恐ろしくてトラウマになりそうです。そのインパクトが気に入りました。
見て、一緒にトラウマになりましょう!
そんな画家は世界に多くありません。


風景写真 カメラ1

『ゴヤ 光と影』
◆2011年10月22日(土)-2012年1月29日(日)
 国立西洋美術館(東京)
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「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『ゴヤ 光と影』①(2011-12年)


【ゴヤ作品集 :「黒い絵」】


・テーマ「スペイン」の記事一覧 →
名古屋市博物館
『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術―千年の都』(2011-12年)



最近知ったんですが、
ヴェネツィアって「島」だったのねタラーパンチ!

「アドリア海の女王」と讃えられたヴェネツィア共和国の首都であり、東洋と西洋を結ぶ海上都市として栄えたヴェネツィア、1000年の歴史に迫る展覧会でございます。
(全3章、展示総数143点)


◆ 第1章 黄金期

ヴェネツィアの都市構造や国家機関を紹介し、海運国として経済的・宗教的・文化的に発展していったヴェネツィアの黄金期の歴史をたどる内容です。
(個人的には、この章が一番好き音符

まず、木製の《聖マルコのライオン》がお出迎え~キラキラ


アルヴィーゼ・ビアンコと協力者
《聖マルコのライオン》
1490年頃
コッレール美術館
風景写真 レンズ1

「聖書を持った有翼の獅子」はヴェネツィアの守護聖人サン・マルコのシンボルだそうで、同時にヴェネツィアそのものを象徴する存在なんだとか。
展覧会のチラシ↑になってるヴィットーレ・カルパッチョの《サン・マルコのライオン》も併せて展示されてるけれど、
ワタシは「木彫り」の獅子像のほうに惹かれましたピンクハート

獅子像の隣りには《1500年のヴェネツィア》《ヴェネツィアの眺望》という、島内の家々が一戸一戸(!)細か~~く描かれている景観図が目

で、、、
ここでのイチ押しは、
アルブレヒト・デューラーの星図を元にした
真鍮製の「機械仕掛け天球・地球儀」!キラキラ
星座が透かし彫りされた天球儀の中に
地球儀が入ってるんです~。
その地球儀にはゼンマイ式の時計が内蔵されていて、
時間・月日・太陽の位置がわかるようになってるんです~。
しかもコンパス(磁針)付き。
うっひゃ~~、めっちゃ欲しいっラブ

ほかにも「天体観測リング」「天体観測儀」「円筒状日時計」「地球儀」(↓こちら)「望遠鏡」「世界航海図」「地中海の海図」といった海運国家ならではの品々は、見ていて飽きませんなぁグッ


ヴィンチェンツォ・コロネッリ
地球儀
1688年
コッレール美術館
風景写真 レンズ2

ちゃんと日本も描かれてますよー。
北海道は大陸と繋がってしまってるけど……

あとは、「ガレー船の模型」とか、サン・マルコの財務官が着てた緋色の長衣とか、その緋色の長衣姿のイケメン財務官ヴィンチェンツォ・クエリーニの肖像画とか、「真実の口」(密告用投書箱タラー)とか、「ゴンドラ用フェッロ」(船尾用鉄製部品)とか、「ブロンズ製ノッカー(ネプトゥヌス)」が良かったですねぇピンクハート


And、ヴェネツィアの有名な橋と言えば!


ジュゼッペ・ボルサート
《リアルト橋》
キャンバスに油彩 1819年
コッレール美術館

橋の上にアーケードがあるデザインですグッド!


現在のリアルト橋(参考画像)

リアルト橋のライブカメラ →


◆ 第2章 華麗なる貴族

黄金期を迎えたヴェネツィアの人々の生活と、その華麗なる日々を紹介しています。

ここでのイチ押しは、なんといっても
「カ・レッツォーニコ」様式のシャンデリア 」!キラキラ
19世紀から20世紀にかけての作ということで、
比較的新しいものなんです。
が、500個もの吹きガラスを一分の狂いもなく組み合わせた、その技術力と作品の威容に、ただただ啞然とするばかり……


作者不明
「カ・レッツォーニコ」様式のシャンデリア
19-20世紀
個人蔵
風景写真 レンズ3


ほかには、「婦人用ドレス」&「男性用礼服」とか、「扇」とか、ヴェネチアングラスとか、マジョルカ焼の壺とか皿とか、ゲーム用の「ルーレット」とか、黒檀製の「キャビネット」が素晴らしかったですねぇグッ


◆ 第3章 美の殿堂

ヴェネツィア派の創始者でもあるジョヴァンニ・ベッリーニ、「景観画家」として大成功をおさめたカナレットなど、ヴェネツィアが誇る珠玉の絵画が並びます。

今回の目玉は この作品。


ジョヴァンニ・ベッリーニ
《聖母子》
板(19世紀にキャンバスに移し替え)にテンペラ
1470年頃
コッレール美術館

事前にあちこちで目にしてましたが、
「印刷物」と「実物」はやはり雰囲気が違いますな。
背景の空の「青」がとっても印象的キラキラ
(名古屋のあと、京都、広島で展示されます)

ほかには、、、


ヴィットーレ・カルパッチョ
《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》
板にテンペラ、油彩 1485-90年頃
コッレール美術館


セバスティアーノ・リッチ
《ヴィーナスとサテュロスとキューピッド》
キャンバスに油彩 1713-16年頃
カ・レッツォーニコ


ロザルバ・カッリエーラ
《春》
紙にパステル 1720年頃
カ・レッツォーニコ


以下の3点は、カナレット関連。


カナレット工房
《プンタ・デッラ・ドガーナ付近のカナル・グランデ》
キャンバスに油彩 1740年頃
カ・レッツォーニコ


カナレット(本名 : ジョヴァンニ・アントニオ・カナル)
《柱廊のあるカプリッチョ(奇想画)》
キャンバスに油彩 1765年頃
カ・レッツォーニコ


カナレット工房
《サルーテ教会付近のカナル・グランデ》
キャンバスに油彩 1740年頃
カ・レッツォーニコ


ロレンツォ・ロットの《天使より戴冠される聖母子》(仙台、松山で展示)と、ヴィットーレ・カルパッチョの《二人の貴婦人》(東京で展示)も名古屋で見たかったなぁタラー


館内のロビーの床には現代のヴェネツィアの航空写真(約3×4.5m)が貼ってあるので、そちらもお見逃しなく~キラキラ
(ワタシはすっかり見落としたけど…タラー

こういう感じね↓



この展覧会には、
「世界遺産「ヴェネツィア」、まるごと日本上陸。」
というキャッチコピーが付いてますが、
まさに「まるごとキターー!!」ですよ目
お近くのかたは、ぜ~ひぜひご覧ください!キラキラ


『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術―千年の都』
◆2011年12月22日(木)-2012年3月4日(日)
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宮城県美術館愛媛県美術館京都文化博物館広島県立美術館に回ります)

ヴェネツィア市公式サイト →
ヴェネツィアのライブカメラ →
(リアルト橋ほか)


名古屋市博物館 →
(名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1)

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『世界遺産 ヴェネツィア展』②(2011-12年)

・テーマ「海外の歴史・文明」の記事一覧 →
東京 国立西洋美術館
『ゴヤ 光と影』(2011-12年)

風景写真 カメラ1


今年は宮崎に帰らず、年越して
なんと新年早々東京に行ってきました~ドキドキ


その東京旅行で行った
プラド美術館所蔵『ゴヤ 光と影』


スペイン国立美術館であるプラド美術館の作品に
国立西洋美術館などが所蔵する版画作品を加えた123点、
本格的には40年ぶりに日本で公開とのこと。


国立西洋美術館の前
風景写真 カメラ2


そっか、もし今から40年後って考えると、
一生に一度のチャンスとも言えるわけですね・・・!!


さて、作品を見ていきましょう~♪


宮廷画家として活躍したゴヤ。
「国王夫婦以下、僕を知らない人はいない」と友人への書簡に書いたほど。


フランシスコ・デ・ゴヤ
《スペイン王子 フランシスコ・デ・パウラ・アントニオの肖像》
キャンバスに油彩 1800年 74×60
プラド美術館
風景写真 レンズ1

オレンジが映える~


フランシスコ・デ・ゴヤ
《日傘》
キャンバスに油彩 1777年 104×152
プラド美術館
風景写真 レンズ2

タピスリー用原画としてかかれたもので、
平和なあたたかい感じのする作品。
女性の服の色合いが白雪姫を連想してしまった・・・


フランシスコ・デ・ゴヤ
《着衣のマハ》
キャンバスに油彩 1800-07年 95×190
プラド美術館
風景写真 レンズ3

ゴヤの代表作。
《裸のマハ》と対をなすこの作品、
2枚は国王夫妻の寵愛を受けた。


女神の姿を借りて女性を描く時代から、
現代女性が絵に登場する時代への転換がうかがえる。


フランシスコ・デ・ゴヤ
《猫の喧嘩》
キャンバスに油彩 1786-87年 56.5×196.5
プラド美術館
風景写真 レンズ4


《猫の喧嘩》(部分)
風景写真 レンズ5

なんとなく、めずらしく、ほのぼのとした作品と思ったので。
猫好きな従姉を思い出しました♪


絵画のほかに多かったのは版画。
版画集〈ロス・カプリチョス〉の作品がずらー。
象徴、伝統にとらわれない自由な発想、という意味を持つらしい。
聖職者の堕落を批判している。


また、ナポレオンの侵略、戦争と混乱の中でつくられた作品は、社会への批判、世の中の不条理さなどをあらわしたものが多く、
モノクロということもあり、心がずーんと重くなってしまいましたガーン


それも現実。なんでしょうけどね。


フランシスコ・デ・ゴヤ
《空を飛ぶ犬〈素描帖G〉5番》
紙に鉛筆 1825-28年頃 19×15
プラド美術館
風景写真 レンズ6

《空を飛ぶ犬》は、
まるでデスノートを背負った犬、でしたパー


今回、ゴヤの人間らしさ、人間くささが伝わるような、
そんな作品展だったと感じました~黒猫


『ゴヤ 光と影』
◆2011年10月22日(土)-2012年1月29日(日)
 国立西洋美術館(東京)
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(東京のみでの開催です)

スズのブログ →


国立西洋美術館 →
(東京都台東区上野公園7-7)

プラド美術館 →

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『ゴヤ 光と影』②(2011-12年)


【フランシスコ・デ・ゴヤ作品集】


・テーマ「スペイン」の記事一覧 →
【一枚の絵・44】

愛知 刈谷市美術館
『マリー・ローランサン展』(1992年)より
マリー・ローランサン
《アルルキーヌ(女道化師)》
キャンバスに油彩 1940年 61×50
マリー・ローランサン美術館

風景写真 カメラ1


ローランサンの展覧会を観るのは2度目ドキドキ
1989年に蓼科のマリー・ローランサン美術館(2011年9月末に閉館、2017年7月に東京で再開)で観た作品と再会したわけです。
懐かしい…というか、実はほとんど記憶になかったりして汗

えーと、ローランサンの絵柄と言えば、大きく3つに分けられます。
まだ若かりし頃の、キュビスムの影響を受けた硬い直線的な描線のものと、円熟期にみられる、ふっくらとした量感たっぷりのもの、そして前者から後者への過渡期のもの、なんだけど、わたしは何といっても円熟期の絵柄が大好きですラブラブ

彼女の描く黒目がちな女性は、あるときは天使のようにあどけなく、またあるときは妖しく、さまざまな表情をのぞかせています。
この《アルルキーヌ(女道化師)》について言えば、藤色にけむる、ちょっと愁いを秘めた瞳がとーても魅力的ドキドキ 
やっぱり、この「目」がいいのよ、ローランサンの絵は!
でも同じ画家さんの絵柄で、こんなに好き嫌いがあるというのも困ってしまいますワ汗
(1992年1月)


『マリー・ローランサン展』
◆1992年1月5日(日)-2月2日(日)
 刈谷市美術館(愛知)
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刈谷市美術館 →
(愛知県刈谷市住吉町4-5)


【2012年・追記】
そのほかの展示作品はこちらキラキラ

マリー・ローランサン
《ヴァランティーヌあるいはひそやかに》
キャンバスに油彩 1924年 64.7×53.8
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ1


マリー・ローランサン
《接吻》
キャンバスに油彩 1927年頃 79×63
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ2


マリー・ローランサン
《ラッパをもって》
キャンバスに油彩 1929年 65×54
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ3


マリー・ローランサン
《バラの女》
キャンバスに油彩 1930年 38×46
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ4


マリー・ローランサン
《鳩と花》
キャンバスに油彩 1935年頃 105×125
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ5


マリー・ローランサン
《ジェリア》
キャンバスに油彩 1937年 55×46
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ6


マリー・ローランサン
《三人の乙女》
キャンバスに油彩 1938年 33×55
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ7


マリー・ローランサン
《シャルリー・デルマス夫人》
キャンバスに油彩 1938年 100×73
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ8


マリー・ローランサン
《シュザンヌ・モロー(青い服)》
キャンバスに油彩 1940年 65×54
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ9


マリー・ローランサン
《二人の若い女友だち》
キャンバスに油彩 1942年 65×54
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ10


マリー・ローランサン
《音楽》
キャンバスに油彩 1944年頃 65×54
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ1


マリー・ローランサン
《ラッパをもつ子ども》
キャンバスに油彩 1950年頃 46×55
マリー・ローランサン美術館
風景写真 レンズ2


【2019年・追記】
マリー・ローランサン美術館(東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ガーデンコート6F)は、2019年1月14日にて閉館しました汗

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今日はクリスマス~音符ということで、
これまでに掲載した
「聖母」「聖母子」「聖家族」の作品をまとめてみましたキラキラ


チョコ『イタリア絵画名品展』(1990年)
コレッジョ
《聖母子と幼児聖ヨハネ》
26.7×21


ドナート・クレーティ
《読書する聖母と幼児キリスト》
38×30


チョコ『チャルトリスキ・コレクション展』(2001-02年)
ヴィンチェンツォ・カテーナ
《聖母子》
16世紀前半 55.2×44.4
チャルトリスキ美術館


チョコ『フィレンツェ・ルネサンス 芸術と修復展』(1991年)
ジョルジョ・ヴァザーリ
《無原罪の御宿り》
345×237


チョコ『スペイン・リアリズムの美』(1992年)
エル・グレコ
《聖家族と聖アンナ》
1580-83年 178×105
サンタ・クルス美術館


チョコ岡山 大原美術館(2007年)
エル・グレコ
《受胎告知》
1590頃-1603年 109.1×80.2
大原美術館


チョコ『ルーベンスとその時代展』(2000年)
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《天使たちの崇敬を受ける聖母子の画像》
1608年 86×57
ウィーン造形美術アカデミー絵画館


チョコ『フランス絵画の三世紀展』(1989年)
シモン・ヴーエ
《聖母子と天使》
17世紀 82×65


チョコ『英国国立ヴィクトリア&アルバート美術館展』(1991年)
チョコ『英国ロマン主義絵画展』(2002年)
ウィリアム・ブレイク
《エジプトの聖母子》
1810年 76.5×63.5
ヴィクトリア&アルバート美術館
2


チョコ『アルフォンス・ミュシャ展』(1990年ほか)
アルフォンス・ミュシャ
《百合の聖母》
1905年 247×182


チョコ『聖なるステンド・グラス』(1998年)
ルイス・カムフォート・ティファニー
教会用窓 : 聖母マリア(部分)
1900-10年


チョコ『シャガール展』(1990年)
マルク・シャガール
《村のマドンナ》
1938-42年 102×98


それでは みなさま、メリー・クリスマス!サンタ


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