名古屋 松坂屋美術館
『ルーベンスとその時代展』(2000年)
ぺーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
『フランダースの犬』でネロ少年とパトラッシュが最期に見た絵は、アントワープの聖母大聖堂の《キリスト昇架》と《キリスト降架》でしたね(実物を見たことはないですが
)。
ほかにどんな作品があるのか全然知らないので、
勉強を兼ねて出かけてみました![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
(展示総数73点。うちルーベンス作18点)
出展作のほとんどが日本初公開、
そして全作品クリーニング済みということで
色彩が生々しかったです。
まるで、たったいま完成したばかりの絵のよう!
まず、イチ押しは……
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《三美神》
板に油彩 1620-24年頃 119×99
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
「三美神」はギリシャ神話の神々![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
大神ゼウスとエウリュノメ(水の精の一人)との間に生まれた三姉妹だと言われてます。
彼女たちは愛と美の女神アフロディーテの従者で、
絵画では、
「三人が腕を組んで輪になる」
「真ん中の一人は後ろ向き」
という、お約束の構図で描かれます。
また、三人が並ぶ順番も決まっているようで、
左から、エウプロシュネ(喜び)、タレイア(花の盛り)、アグライア(輝き)なんだそうな。
が、が、今回の《三美神》は三人で花籠を掲げるという新(?)バージョン![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
身体の向きも、前向き・横向き・後ろ向きと、さまざま。
なかなか斬新ですねー!![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
(ルーベンスは花々の部分だけ、花や植物担当の助手に描かせたそうです)
ほかにも、聖書や神話の物語を題材にしたものが多数ありましたよ![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《天使たちの崇敬を受ける聖母子の画像》
キャンバスに油彩 1608年 86×57
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《エステルとアハシュエロス》
板に油彩 1620年 49×56
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《パリスの審判》
銅板に油彩 1606年頃 32.5×43.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンスおよび工房
《バッカスの響宴》
キャンバスに油彩 1611-15年頃 159×215.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
そして、この作品↓もすごかった!
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《ボレアスとオレイテュイア》
板に油彩 1615年頃 146×140
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
アテナイの王女オレイテュイアの美しさに心を奪われた北風の神ボレアスが、抗うオレイテュイアをまさに攫おうとしている場面。
「略奪」という緊迫した雰囲気の中、
周りでは天使たちが無邪気に雪合戦をしております。
肉感&躍動感に満ち満ちた傑作ですねー。
筋肉フェチのひとに捧げまーす![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ルーベンス以外では、
こちらの「だまし絵」がGood!でした![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
サミュエル・ファン・ホーホストラーテン
《静物》
キャンバスに油彩 1655年 92.5×72.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
『ルーベンスとその時代展』
◆2000年7月15日(土)-8月20日(日)
松坂屋美術館(名古屋)
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★ 松坂屋美術館 →
(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)
★ ウィーン造形美術アカデミー絵画館 →
【ぺーテル・パウル・ルーベンス作品集】
・テーマ「バロック・ロココ」の記事一覧 →
『ルーベンスとその時代展』(2000年)
ぺーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
『フランダースの犬』でネロ少年とパトラッシュが最期に見た絵は、アントワープの聖母大聖堂の《キリスト昇架》と《キリスト降架》でしたね(実物を見たことはないですが
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
ほかにどんな作品があるのか全然知らないので、
勉強を兼ねて出かけてみました
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
(展示総数73点。うちルーベンス作18点)
出展作のほとんどが日本初公開、
そして全作品クリーニング済みということで
色彩が生々しかったです。
まるで、たったいま完成したばかりの絵のよう!
まず、イチ押しは……
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《三美神》
板に油彩 1620-24年頃 119×99
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
「三美神」はギリシャ神話の神々
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
大神ゼウスとエウリュノメ(水の精の一人)との間に生まれた三姉妹だと言われてます。
彼女たちは愛と美の女神アフロディーテの従者で、
絵画では、
「三人が腕を組んで輪になる」
「真ん中の一人は後ろ向き」
という、お約束の構図で描かれます。
また、三人が並ぶ順番も決まっているようで、
左から、エウプロシュネ(喜び)、タレイア(花の盛り)、アグライア(輝き)なんだそうな。
が、が、今回の《三美神》は三人で花籠を掲げるという新(?)バージョン
![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
身体の向きも、前向き・横向き・後ろ向きと、さまざま。
なかなか斬新ですねー!
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
(ルーベンスは花々の部分だけ、花や植物担当の助手に描かせたそうです)
ほかにも、聖書や神話の物語を題材にしたものが多数ありましたよ
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《天使たちの崇敬を受ける聖母子の画像》
キャンバスに油彩 1608年 86×57
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《エステルとアハシュエロス》
板に油彩 1620年 49×56
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《パリスの審判》
銅板に油彩 1606年頃 32.5×43.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
ぺーテル・パウル・ルーベンスおよび工房
《バッカスの響宴》
キャンバスに油彩 1611-15年頃 159×215.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
そして、この作品↓もすごかった!
ぺーテル・パウル・ルーベンス
《ボレアスとオレイテュイア》
板に油彩 1615年頃 146×140
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
アテナイの王女オレイテュイアの美しさに心を奪われた北風の神ボレアスが、抗うオレイテュイアをまさに攫おうとしている場面。
「略奪」という緊迫した雰囲気の中、
周りでは天使たちが無邪気に雪合戦をしております。
肉感&躍動感に満ち満ちた傑作ですねー。
筋肉フェチのひとに捧げまーす
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ルーベンス以外では、
こちらの「だまし絵」がGood!でした
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
サミュエル・ファン・ホーホストラーテン
《静物》
キャンバスに油彩 1655年 92.5×72.5
ウィーン造形美術アカデミー絵画館
『ルーベンスとその時代展』
◆2000年7月15日(土)-8月20日(日)
松坂屋美術館(名古屋)
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(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)
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