前回: https://ameblo.jp/junwxyz/entry-12611812832.html
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泥酔大移動で疲れ果てていたマレアレア一泊目。
気づいたら朝でした。
窓の外。
マレアレアロッジは落ち着くことができるナイスな宿です。
今日はこの向こうにある滝を目指しつつ、周囲を散策します。
その前にコーヒーを。
来客が。
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マレアレアロッジでは馬に乗ってトレッキングをするツアーに申し込むことができますが、自分はあえて自分の足で周囲を散策することにしました。
マレアレア到着後に見た景色のあまりの美しさに、この情景を自分のペースでゆっくり眺めたいと思ったのでした。
受付の掲示板より。ツアーも充実してます。
(Xperia XZ1 compactで撮影)
トレッキング開始。
快晴。
妙にカメラ目線の牛が…
その牛を飼う少年。
その少年の家。
カメラに飛び込んできた少年たち。
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マレアレアで気になったのは、子供たちから「マネー!」「スイーツ!」とねだられることがとても多かったこと。
セモンコンではお金やお菓子をねだられることが一切なかったのですが、その違いに少し面喰いました。
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トレッキングコース終点の滝。
でも、自然は壮大でした。
雲が美しい。
牛飼いたち。
今度は羊飼い。
羊たちも自由に。
こんな道をひたすら歩きました。
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半日歩き回って疲れ果ててマレアレアロッジに戻り、ゲストの共用スペースに入ると、熱されたオリーブオイルとにんにくの美味しそうな匂いが。
白人の女性が、その子どもたちと思われる三人の少年少女の面倒を見ながらパプリカと玉ねぎを炒めています。
女性「こんにちは。ハウアーユー? How are you?」
自分「元気です。滝まで歩いて戻ってきたところです。景色が本当に良いですね。 Very good. I was walking toward a fall and just came back. The scenery around here is totally splendid.」
女性「いいね。私もその滝にドライブしようかなと思っていたの。良かった? Sounds good. I am also thinkig of driving to the fall. How was the that?」
自分「車があるなら是非行っても良いのでは、歩いていくほどでもない滝でしたけど。でも景色は本当に素晴らしかったです。 Um, nice to see - not a 'must-go' through. But the scenery was amazingly breathtaking on the way to and back from the waterfall.」
などと話していたらご主人が入ってきました。
ご主人「やあ。僕はルネ - Rene」
自分「ルネさん、ですか?」
ご主人「そう。僕らはオランダ人だけど、これはスカンジナビアの名前。ちなみに僕の名前はエルじゃなくてアールから始まるんだけど、問題ないよ。My name starts from 'r', but it's fine」
自分「すみません、日本人にはRとLの違いが難しいんです。Sorry for mispronouncing your name, but for a typical Japanese like me it's hard to distinguish the difference between Roma's r and Libya's l」
ルネさん「いえいえ、気にしないで。それより日本人なんだね。Haha don't worry. You are from Japan.」
ルネさん「夜パブで飲もうよ。日本の話を聞きたいな。」
自分「はい、是非!」
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炎天下歩き回った疲労で部屋でベッドに倒れ込んで数時間。
ルネさんと約束した時間に合わせてセットした目覚ましで起きて、パブに向かいます。
ルネさん「何飲む?」
自分「ハイネケンを - ってご馳走になってよいんですか?
ルネさん「いいよ!」
ルネさんと奥さんのジェシカさんはオランダ出身。石油の会社に勤めるルネさんの駐在で家族ごと南アに移住してきたそうです。
ルネさんとジェシカさんは、その石油メーカーの同僚として知り合ったとか。笑顔の絶えない美男美女。素敵なご夫婦です。
普段はケープタウンに住んでいて、休暇でヨハネスブルグでレンタカーしてレソトまで来たとのこと。
レソトを効率よく周るにはレンタカーがあった方が良いのですが、とても土地勘のない状態でヨハネスブルグからレンタカーをする気にはなれません。ただもっと事前に調べてレンタカーした方が良かったな…と思いつつ、ローカルのハイエースバスで回る旅もまたオツなもんさ、と自分を納得させることにしました。
ルネさんはとても真面目そうな方。のちに日本語訳版が日本でもベストセラーになった、ファクトフルネスという本をおススメされました。
「この旅中に読んでるのさ」
ルネさん「オノシンジ知ってる?」
小野伸二を知っているとは。オランダで昔プレイしていました。
ルネさんは日本の話題をたくさんふってくれましたが、日本人と話す機会が今までなかったとのことで、色々なことを聞かれました。
虫の音に包まれる、気持ちの良い夜が過ぎていきます。
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ルネさん「そろそろ部屋に戻ろうか。明日出るんだよね。一緒に朝ごはん食べよう。」
自分「はい、ご一緒させてください」
ここマレアレアでもよい出会いを得ました。この旅は本当に人に恵まれています。
続きます。